オカメインコルチノーのぽこがはじめての抱卵で卵が癒着、手術しました

ども!ちく(@chikuchanko)です。

 

タイトルの通りです。この記事では、オカメインコルチノーのぽこの奮闘と無精卵の危険性についてのことを書いていきます。

ぽこの手術の様子も文字で書いていきますが、母から聞いた話で、私が実際その場にいた訳ではないので、予測で書いている部分もあります。

 

ぽこについては簡単に記事で紹介しています。

 

ぽこ、はじめての抱卵、癒着、そして手術

ぽこがはじめて抱卵したと母から連絡を受けました。

つがいの男の子がいないので、この卵は無精卵です。

 

鳥を飼っている人は知っている人が多いと思いますが、メスの鳥は栄養価の高い餌を食べていたり、発情するとオスと交尾をしなくても卵が出来る生き物です。

よく見る例はニワトリですね。

我々が普段食べている卵は、メスのニワトリの無精卵です。

インコも鳥なので例外ではありません。

交尾をしていない場合の卵は、精子と卵子が合体した受精卵ではないので、子供が産まれてくることはありません。

 

インコは一度抱卵すると、1個だけではなく何個か卵を産みます。

それも毎日産むわけではなく、何個かを何日か間を開いて産んでいくのです。

 

1つ目の卵は、半熟のようなドロっとした殻のないものだったそうです。

2つ目もお腹の膨れ具合からどう見てもあるのはわかるのですが、ぽこ本人もどうしていいのかわからず、とにかくお腹の痛みをじっと耐えていて、数日産んでくれない状態が続いているとのこと。

卵が邪魔をしてフンがうまく出せずお尻がどんどん汚れてしまったそうです。

 

卵詰まりを起こしていると思い、病院に連れて行ったそうです。

幸い、車で30分弱の場所に鳥専門で診てくれるお医者さんがあるのでそこへ連れていきました。

 

診察の結果、ぽこはお腹の中で卵が癒着してしまったと言うことが分かりました。

癒着とはそのままの意味でくっついてしまうこと。

ぽこのお腹の中から本来出てくるはずだった卵が出なかったことにより、ぽこの体の一部になってしまったのです。

 

お腹の中が苦しくて痛くて、上手くフンも出せず辛い思いをしているぽこ。

当然ですがそのままにしておけるわけがありません。

その場で先生が手術をすることになりました。

 

首に1本注射を打たれて(おそらく麻酔)、それからお腹の中の卵を割ったそうです。

そして割れた卵の殻を先生が1つずつ取り出します。

その途中、殻と一緒にぽこの臓器(おそらく腸)が出て来てしまい、更にお尻の穴が少し破れてしまったそうです。

そこで急遽、先生はぽこのお尻を縫うことになりました。

無事に殻を全て取ることは出来ましたが、縫ったので後日抜糸することになりました。

 

2週間後、ぽこの抜糸をする為再び伺うと、自然と抜糸出来ていたとのこと。

家で放鳥している間、手術が終わって数日したら元気に飛び回っていたそうなので、その間に抜けたらしいです。

抜糸しなくても済んで良かったね、ぽこちゃん。

 

なぜ抱卵してしまったのか、なぜ無精卵の抱卵は良くない事なのか

なぜ抱卵してしまったのかと言うことから考えていきます。

 

幸せは、インコにとって発情に繋がります。発情すると抱卵する生き物です。

特にオカメインコは一途でこの人が飼い主だと認めた人にべったり懐く種類のインコです。

ぽこの場合は、大好きなママに抱っこして貰って、たくさん撫でて可愛がって貰って幸せな気持ちがいっぱいになった為だと思われます。

 

しかも我が家で一番末っ子と言うこともあり、母も一番甘やかしていたとのこと。

ぽこのカゴの前へ行くと、「ママ、抱っこして♪」と言わんばかりにおねだりしてくるそうで、母もその度にたくさん撫でていたそうです。

それがぽこの発情、無精卵の抱卵に繋がってしまったのだと思います。

 

なぜそんなにも無精卵の抱卵が良くない事なのか。

 

卵を産むことは人間で言う出産と同じです。

しかもインコの場合は、一度抱卵すると数日間に分けて何個か卵を産みます。

体への負担が尋常ではありません。

その為、場合によっては寿命が縮んだり、卵詰まりで死んでしまったり、病気になってしまったりすることがあります。

 

体にそんな負担をかけることは人間だって大変です。

人間よりも小さなインコにとってその負担はもっともっと大変ですよね。

 

大好きな子だから長生きして欲しい、そう思うのであれば、抱卵しないように対策することも愛情を注ぐ1つの形なのです。

 

抱卵しない為の対策

無精卵を抱卵しない為の対策を心がけるようにするにはどうすれば良いのか?

 

とりあえず甘やかし過ぎないことです。

 

例えば、放鳥時間は1日1回決められた時間のみとか、抱っこして撫でるのは1日1回とかそういう感じで良いと思います。

おもちゃが好きな子の場合、発情の傾向が見えたらおもちゃを取り上げたり。

バードテントは特に巣にしやすいので、発情している場合はカゴの中に入れない方が良いかも。

 

我が家で実践しているのは、日中だけカゴを置く位置を変えること。

我が家の1階にインコのカゴが並んでいるスペースがあるのですが、日中だけ発情しそうなインコのカゴだけ2階へ移動して一人ぼっちになる時間を作るようにしています。

1羽飼いの場合は、普段カゴを置いている場所と違う部屋、違う位置に置くだけでも良いと思います。

いつもと違う風景になるだけで、インコちゃんはあれ?と思います。

※このカゴの位置を変えるという発情対策は、実際に今回ぽこの手術をして下さったお医者さんに聞きました。

位置を変えるだけでなく、晴れた日は1日1時間くらい日光浴をさせてあげると更に良いそうです。

 

可哀想ではありますが、適度なストレスを与えるのが、抱卵をしないことに繋がるのです。

大好きな飼い主さんのことなら、少し我慢させるようなことをしても嫌いになったりしません。

心を鬼にしてそういう行動を取りましょう。

 

ぽこが手術した病院【つくば市】

実家は茨城県西ですが、鳥専門に診てくれるアニマルクリニックとしてお世話になっている病院はつくば市にあります。

 

こまち動物病院です。

 

犬猫をメインに診てくれるお医者さんですが、小鳥は完全予約制で診てもらう事が出来る病院です。

つくばエクスプレスつくば駅が最寄駅です。車で行くとつくば駅から5分くらいの場所にあります。

駐車場スペースも数台分用意されているので、直接車で向かっても問題ありません。

 

茨城県西、県南周辺に住んでいる方で鳥さんを診てもらいたい場合はこちらの病院をオススメします。

 

最後に

ぽこは無事に手術も終わり今は元気に暮らしています。

元気に遊んで、元気に食べて、たくさん飛んでいると聞いています。

そんなぽこの様子を見に、最後のぽこの診察が終わってから1週間後、実家へ立ち寄りました。

 

カメラに向かって首をかしげるぽこ。

元気そうだね〜!

 

Twitterのフォロワーさん、和音さん(@David_bird39108)に作って頂いたあみぐるみちゃんとも撮影!

冠羽がたってしまっていますが、本人は逃げずに一緒に撮影してくれたので、良かったです。

 

ぽこちゃん、これからも元気に長生きしてね。

 

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