ちくの上野寛永寺御朱印巡り~不忍池辯天堂と護国院編~

ども!ちく(@chikuchanko)です。

 

寛永寺は、徳川家の安泰と江戸庶民の平安を祈る場所として造られたお寺です。

1つの場所にお堂があるわけではなく、上野恩賜公園に周辺にたくさんのお堂があり、それぞれで違う仏様が祀られていて、それぞれで違う御朱印を頂くことが出来ます。

 

3回目の今回は不忍池しのばずのいけ辯天堂べんてんどう護国院を紹介します!

▼第1回 本坊&両大師編、第2回 清水観音堂&パゴダ&上野大仏編はこちら。

不忍池辯天堂

清水観音堂が京都の清水寺を模している様に、この辯天堂は琵琶湖竹生島を模して造られています。

MEMO

辯才天のお堂なのですが「弁財天」ではなく「辯才天」と書いて「べんざいてん」と読みます。

この辯才天の漢字は、サラスヴァティー(ヒンドゥー教の女神)の漢訳です。

元々このサラスヴァティーと言う人物のことを、日本では弁財天、弁天様と呼ばれています。

戦後、「辯」の漢字が「弁」の漢字で代用することになり、そこから「弁才天」や「弁財天」と書かれるようになったようです。

「辯才天」の漢字を使っているのは、この辯天堂や琵琶湖竹生島以外に、ごく一部の場所のみです。

寺の概要

  • 御本尊:八臂辯才天
  • 宗派:天台宗
  • 山号:東叡山
  • 院号:円頓院
  • 寺号:寛永寺
  • 創建:寛永年間
  • 開基:徳川家光
  • 開山:天海

御由緒

不忍池辯天堂は、江戸初期の寛永年間に、天台宗東叡山寛永寺の開山、慈眼大師天海大僧正によって建立されました。
天海大僧正は、「見立て」という思想によって上野の山を設計していきました。これは、寛永寺というお寺を新しく創るにあたり、さまざまなお堂を京都周辺にある神社仏閣に見立てたことを意味します。例えば「寛永寺」というお寺の名称は、「寛永」年間に創建されたことからついたのですが、これは「延暦」年間に創建された天台宗総本山の「延暦寺」というお寺を見立てたものです。
こうして天然の池であった不忍池を琵琶湖に見立て、また元々あった聖天が祀られた小さな島を竹生島に見立て、さらに水谷伊勢守勝隆公と相談して島を大きく造成することで竹生島の「宝厳寺」に見立てたお堂を建立したのです。
琵琶湖と竹生島に見立てられたお堂であったため、当初はお堂に参詣するにも船を使用していたのですが、参詣者が増えるにともない江戸時代に橋がかけられました。

 

※公式サイトより引用

実際の様子

辯天堂へ続く道。

休日は屋台が出ている事が多いようです。

 

屋台を抜けた先にある手水舎

この提灯に囲まれた先にあるのが辯天堂

この中へ入って参拝させて頂きました。

授与所もこの中にあるので、お守りや御朱印はこちらで頂く事が出来ます。不忍池にちなんだ蓮の花の可愛いお守りがありました。

別角度から撮影した辯天堂。

こうして見ると、手前に1つ建物があり、その奥に六角形の屋根の建物があることがわかります。

 

辯天堂の右手側にある大黒堂

七福神の大黒天が祀られているお堂です。

 

辯天堂にはたくさんの供養塔や石碑があります。

魚塚

ふぐ塚

スッポン感謝之塔

包丁塚

鳥塚

めがね之碑

生き物だけでなく普段使う物の供養塔があるのは珍しいですね。

不忍池辯天堂で頂いた御朱印

辯天堂の本堂、左手の方にある受付で御朱印を頂くことが出来ます。

御本尊である辯才天と大黒堂の2種があるので、希望の御朱印を選んで拝受しましょう。値段は1つ500円です。

中心には大きく「辯才天」と書かれています。

限定御朱印情報

毎月、巳の日に辯才天の限定御朱印が変わります。

初巳、二ノ巳、三ノ巳でそれぞれ限定印が変わります。

甲子の日に大黒天の限定御朱印が登場します。

ご縁日にちなんで登場する限定御朱印です。

不忍池弁天堂へのアクセス

住所 東京都台東区上野公園2-1
電話番号 03-3821-4638
開門時間 9:00~17:00
御朱印受付時間 9:00~17:00
駐車場 無料駐車場はありません。
最寄り駅からのアクセス JR山手線/京浜東北線「上野駅」より 徒歩15分
公式サイト こちら

護国院

最後に紹介するのは護国院ごこくいんです!

こちらは寛永寺三十六坊の一つで、御本尊はお釈迦様のお寺ですが、谷中七福神の大黒天をお祀りしていることで有名なお寺です。

先ほど紹介した辯天堂は同じ谷中七福神の辯才天(弁財天)をお祀りしています。

寺の概要

  • 御本尊:釈迦如来
  • 宗派:天台宗
  • 山号:東叡山
  • 院号:護国院
  • 創建:1631年
  • 開基:生順
  • 開山:天海

御由緒

護国院大黒天は、むかしの東叡山寛永寺三十六坊の一つで、いまもなお東叡山釈迦堂とも言われます。

 

※護国院パンフレットより引用

実際の様子

入口はこちらのみです。

奥に見えているのが本堂です。

 

先ほどの門を入ると、右手側に手水舎があります。

手を清めてから本堂へ向かいます。

本堂内へ入り参拝することも可能です。御本尊のお釈迦様や谷中七福神の大黒天、他にもたくさんの仏様が置かれていて、それぞれ近くまで行って参拝することが出来ます。

お守りや御朱印もこちらで頂けるので、本堂の中へ入って参拝するのがオススメです。

 

外にも大黒天が描かれた石碑がありました。

神社でよく見かける神楽殿に似た建物もありました。

護国院で頂ける御朱印

今回頂いた御朱印はこちら。

値段は300円。

 

本堂内の入った右手側に机が設置されていて、そこで御朱印をお願いすると頂く事が出来ます。机に誰も座っていない場合は、近くにあるインターホンで御朱印を頂きたいとお願いすると対応してくれます。

限定御朱印情報

こちらのお寺では限定御朱印は登場しません。

護国院へのアクセス

住所 東京都台東区上野公園10-18
電話番号 03-3821-3906
開門時間 9:00~17:00
御朱印受付時間 9:00~17:00
駐車場 無料駐車場はありません。
最寄り駅からのアクセス JR山手線/京浜東北線「上野駅」より 徒歩17分
公式サイト ありません

合わせて訪れたい周辺の神社仏閣情報

上野恩賜公園にある「五條天神社」「花園稲荷神社」「上野東照宮」「上野寛永寺」

同じ上野恩賜公園内に五條天神社花園稲荷神社上野東照宮上野寛永寺の本坊、両大師、清水観音堂、上野大仏とパゴダがあります。

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