ども!ちく(@chikuchanko)です。
西国三十三観音巡りの記事26回目は、和歌山にある第2番札所紀三井寺を紹介します!
長い階段の先にあるお寺で日本さくら名所100選に選ばれるほど桜の名所として有名です。
▼前回の西国三十三観音の記事はこちら
目次
寺の概要
- 御本尊:十一面観世音菩薩
- 宗派:救世観音宗(総本山)
- 山号:紀三井山
- 院号:護国院
- 寺号:金剛宝寺
- 通称:紀三井寺
- 御詠歌:ふるさとを はるばるここに 紀三井寺 花の都も 近くなるらん
- 創建:770年
- 開基:為光上人
御由緒
紀三井寺は、今から約1250年昔(770年)、唐僧 為光上人によって開基されました。為光上人は、仏教の志篤く、身の危険もいとわず、波荒き東シナ海を渡って唐より到来されました。そして諸国を巡り、上人がたまたまこの名草山の麓に一宿した折、山の中腹から金色の光が立ち上るのを不思議に思って上がって来られると、金色に輝く千手観音様と出会われました。この地が、ご仏縁深き霊場と悟られた上人は、自ら一刀三礼のもとに十一面観音観音様の尊像を彫られて、これを草庵に安置し、この紀三井寺を開創されました。
正式な寺名は「紀三井山金剛宝寺護国院」ですが、山内から湧き出す3つの霊泉(清浄水・楊柳水・吉祥水)から「紀三井寺」という名前で親しまれてきました。
※紀三井寺 リーフレットより一部抜粋
実際の様子
楼門とその周辺
お寺の入口である立派な楼門は国指定重要文化財になっています。
この門の右手前に拝観受付があるので、ここで拝観料を支払い先へ進む流れになります。
拝観受付へ続く階段の右手前に境内を流れる霊水の1つ 清浄水のお水汲みが出来る場所があります。
楼門の左手前には令和元年に閻魔大王さまの像が建立されました。
迫力満点のお姿を見てから楼門をくぐります。
境内へ続く長い階段とその途中にある塔頭寺院
楼門をくぐると階段がまっすぐ続いています。
この階段の途中にはたくさんの塔頭寺院があります。最初に紹介するこちらは階段の左手前にある普門院です。
階段を上り進んで行くと、途中右手に紀三井寺の三井水(霊水)の1つである清浄水が流れている場所があります。
この清浄水がある場所と向かい合うように、階段の途中左手に滝本院があります。
波切不動尊の名で親しまれているお不動様が祀られています。
清浄水の隣にはお地蔵さまがいらっしゃいます。その奥にも塔頭寺院が見えているのでした。
こちらは身代大師の名で親しまれている松樹院です。
松樹院と向かい合うように、階段の左手には宝蔵院があります。
息切れしながらやっと階段の上に到着…!!
奥には和歌の浦が見えていました。
仏殿と六角堂と鐘楼
階段を上った先、右手にある仏殿。
千住十一面観音さまがいらっしゃるお堂です。この中では写経をすることも出来ます。
本堂は階段の先を左手へ行った先にあります。手前に見えている酒樽がたくさん奉納されているお堂は六角堂です。
六角堂の先にある鐘楼は国指定重要文化財になっています。
鐘楼や六角堂の向かい側あたりには和歌の浦を眺めながら過ごすことが出来る天空カフェがあります。階段を上って一休みをしたい!と言う方はぜひ天空カフェで一休みして行きましょう!
本堂と手水舎と和歌の浦
参道の先に本堂が見えてきました。
木の先に見える建物が本堂です。県指定重要文化財になっています。
こちらへ参拝させて頂きました!
本堂の柱をよ~く見てみると、小さな獅子を発見!楽しそうに駆け回っているように見えますねぇ
こちらは本堂の左手前にある手水舎です。
手水舎の近くに水子観音さまや大師像があります。
そして更に左手へ行くと、境内から和歌の浦を一望することが出来るのです。あいにくの曇り空でしたが、それでも海が見える景色を写真に撮ったので、いつもより大きなサイズの写真でお楽しみください。
この和歌の浦を眺められるスポットのそばにはエレベーターがありました。
楼門の先の階段を上るのが大変かも…と言う人はぜひ、このエレベーターを利用して本堂まで行きましょう。
大師堂と多宝塔周辺
こちらは本堂へ続く参道の途中、右手にある大師堂です。
和歌山県有形指定文化財になっているお堂です。
その隣に橋があり、ごくらく橋と言う橋があり、その先に如意輪観音さまがいらっしゃいます。
ごくらく橋と大師堂の間に鳥居が連なる階段があります。
この階段を進んだ先にあるのは三社壇現。3つの社が並んでいます。
こちらも和歌山県有形指定文化財です。
その左手に多宝塔があります。
国指定重要文化財になっている建物で、五智如来さまが祀られています。
更にその奥には開山堂があります。
開山堂は和歌山県有形指定文化財です。
開山堂の左手前にある階段を下りると、本堂の目の前に出ます。
御朱印
御朱印は本堂内左手にある御朱印受付で頂くことが出来ます。
西国三十三観音の御朱印、御詠歌の他に、境内の観音さまや閻魔大王さまの御朱印もあります。西国の御朱印以外は書置のみの授与になります。
また、階段の途中にある瀧本院(波切不動)や松樹院でもそれぞれ御朱印が拝受可能です。いずれも紀三井寺で拝受可能な御朱印とは異なります。
西国三十三観音の御朱印
今回頂いた御朱印はこちら。
値段は300円。
「救世殿」と書かれている御朱印です。
御朱印と合わせて「音」の文字が書かれている散華を頂きました!
限定御朱印情報
こちらのお寺では限定御朱印は登場しません。
水彩画入りオリジナル御朱印帳がオススメ!
私の場合は、他の方が使っている納経帳を見て、札所に必ずあるかわからなかったので、ネットで購入してから発願しました。それがこちらの納経帳です。
札所の詳細だけでなく、そのお寺の水彩画が描かれているものです。見返した時に、すぐ境内の様子を思い出すことも出来るのでオススメですよ〜!
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アクセス
住所 | 和歌山県和歌山市紀三井寺1201 |
電話番号 | 073-444-1002 |
拝観時間 | 8:00〜17:00 |
拝観料 | 大人 200円/小中学生・70歳以上 100円 |
御朱印受付時間 | 拝観時間と同じ |
駐車場 | 有料 |
最寄り駅からのアクセス | JRきのくに線「紀三井寺駅」より 徒歩10分 |
公式サイト | こちら |
西国三十三観音まとめ
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