実家の愛犬「チョコちゃん」のこと

おはようございます。こんにちわ。こんばんわ。マベ太郎です。

今回は実家の愛犬の「チョコちゃん」の事について記事を書きたいと思います。実は、3/5(木)の夜遅くにチョコちゃんがお空へと旅立っていってしまいました。14歳と10ヶ月、短いのか長いのかわかりませんが、本当にかけがえのない時間でした。大事な家族の一員で、本当に優しくて、何度も癒された、そんな「大事な家族のチョコちゃん」のことを少しでも多くの方に知ってもらいたくて、今回は記事にします。本当に自分の記憶の中の「チョコちゃん」をこの記事で書いていきたいです。

チョコちゃんとの出会い

一番最初に出会った、シーズーのチョコちゃん。

チョコちゃんとの最初の出会いは、前に住んでいた家の近くでした。弟は病気で身体が弱くて、入退院を繰り返していた時期がありました。そんな時によく家の前のアパートから顔を出していたのが、最初に出会った「チョコちゃん」でした。
チョコちゃんは、たまにアパートの窓から顔を出して、こっちを見ていました。チョコちゃんはすごく大人しくて可愛くて、毛がフワフワしてて、最初はちょっと僕や弟の事を怖がっていましたが、少しずつ慣れてくると頭や喉をなでなでさせてくれるようになり、弟が本当にチョコちゃんの事を好きになっていました。飼い主さんには迷惑をかけてしまったかもしれないですが、チョコちゃんの口にぴったりのゴムボールが家にあり、それでチョコちゃんと遊ばせてもらっていました。チョコちゃんがゴムボールを咥えて家の中に戻ったり、かと思うとボールを咥えて窓から顔出して、弟に返してくれたり。そんな事をやって遊んでいました。そんな可愛いチョコちゃんのことを、弟はすごく気に入っていました。

ですが、ちょっとすると家を引っ越す事になり、初代のチョコちゃんとは離れてしまいました。よく遊んでいたチョコちゃんと離れ、弟に寂しい思いをさせないように。と、弟の11歳の誕生日の日に、お父さんとお母さんがプレゼントとして、生後1ヶ月くらいのシーズーをプレゼントしてくれました。そして、このシーズーの名前を「チョコちゃん」と名付けて、我が家の一員になりました。これがチョコちゃんとの出会いです。

家に来てすぐのチョコちゃん。シーズーのおんなのこです。
これからよろしくね!本当につぶらな瞳で可愛いい!(親バカ笑)

家族の一員になったチョコちゃん

我が家の家族となったチョコちゃんは、最初はすっごく小さかったです。手のひらで抱えられるくらい、小さくて丸っこくて、すごく可愛かったです。とても小さかったので、踏んづけてしまわないか?とか、少し怖かった部分もありました。さらに最初はしつけもできていないので、どこにでもおしっこやウンチをしてしまい、家族みんなで、てんやわんやしていました。

 

本当に小さかったチョコちゃん。ぬいぐるみのようでした。

少し経つと、おしっこやウンチをする合図がわかってきました。それは床をクンクン嗅ぎ始める事です。この行動を確認したら、すぐにゲージの中に入れてあげて、「ここがトイレの場所だよ〜」って教えてあげました。やっぱり賢いのか、何度か繰り返すうちに自分でその場所に行って、おしっこやうんちをするようになってくるのです。こんなに小さな子でも自分の匂いがわかって、覚えていくんだな~と感心しました。ちゃんとおトイレで出来た時には、ちゃんとご褒美にご飯をあげていましたね!笑



弟に抱かれるチョコちゃん。最初の頃に比べると、見違えるほどに大きくなりました。

そうこうしている間にチョコちゃんの身体は大きくなっていきました。びっくりしたのが、チョコちゃんを家の一階で待たせ、二階で自分が洗濯物を干している時です。洗濯物を終わって、部屋に入るとそこにはチョコちゃんが!すごい小さな身体なのに、自分の力だけで15段くらいある階段をピョンピョン飛んで、二階に上がってきたのです。それからもそういう事が何度もあって、ジャンプ力もあって本当に元気な子だな~!と驚きました!

それから、免疫も出来て、外に散歩に行けるようになりました!チョコちゃんは散歩が大好きで、リードのカチャカチャ音がするだけで、寝ててもすぐに目を覚まして、「散歩いこー!散歩!」っていう感じで寄ってきます!一度外に出たら、グイグイリードを引っ張って、「あっち行く〜!こっち行く〜!」ってなったり、一度お気に入りの場所を見つけたら、一生懸命に足を踏ん張って、ここが好きなの〜もうちょっとクンクンさせて〜!とその場を動かなくなったり、さらには歩き疲れて「疲れた〜抱っこして〜」って動かなくなったり、本当に自由奔放っぷりがすごかったです!笑

外に出られるようになって、庭に出たチョコちゃん。
この頃はカットにも行ってなくて、毛が伸び放題。笑
でも親バカなので、これもこれで可愛いなぁ~と思っちゃいますね!

さらに、本当に外が好きなので、よく家から脱走していました。宅配便の人が来て玄関のドアを開けると、その瞬間、玄関のわずかな隙間から飛び出して行って、道路に出て行って、走って追いかけて捕まえていました。その他にも、庭の草むしりをしてるときに、リードをせずに自由にさせてたら、いつのまにか裏から回って、道路に出て行ってしまったり、本当によく脱走していました。ただ、チョコちゃんは人懐っこくて、誰にでも興味を持ってしまうので、脱走しても大抵、道端を歩いてる人の足元でコロンっと仰向けになって「なでて〜なでて〜」ってなっている事が多かったです。なので、周りの人には「本当に人懐っこいから、連れて行かれちゃいそうだね。」なんて言われていました。

近づいてきたチョコちゃん。前歯と舌がちょっと出ているのがまたチャームポイント。
このあと、床にコロンってなって、お腹を見せて、「なでて~」ってやります。誰にでも笑

それから、脱走といえば、チョコちゃんはシャンプーも脱走しようとしていました。きっとシャンプーがそんなに好きじゃなかったのかも知れません。でも、シーズーは肌から出る脂が多いらしく、シャンプーしてもちょっとすると、べたべたしてきちゃいます。女の子なので、シャンプーをして身だしなみには気を付けた方が良いんですけどね。シャンプーしたあとはすごくサラサラ、ふわふわの毛になっていい香りがします。けど、水が嫌いなのか、どうにかお風呂から逃げ出そうとしていました。さらに言えば、毛を乾かすのにドライヤーを使っていたのですが、ドライヤーも嫌いなのか、ドライヤーからも逃げようとします。一度、逃げると椅子のしたに隠れて出てこなくなります。そういうところはちょっとワガママかも知れなかったですね。笑

ドライヤー中のチョコちゃん。この写真も舌がちょっと出てて可愛い。笑
と思って、少し油断をすると、全力ダッシュで逃げていきます!

それに本当に食いしん坊な子でした!おこたつの中で、チョコちゃんが寝てても、なにかの食べ物の袋をあける“ちいさなカサカサ音“がするだけで、おこたつから出てきて一目散にこっちまできます!そして、「わたしにもちょうだ〜い!」って、足にしがみ付いてくるんです。たまらず甘やかして、パンの耳とかケーキのスポンジとかあげたりしてました!あと床に落としたりすると、それもすぐに反応して食べます。一度口に入れたら絶対に離さない食いしん坊さん。ご飯も一杯だけじゃ足らず、食べ終わるとすぐに「もっともっと〜!」って鳴き声をあげて、おかわりを催促してきます!


抹茶アイスを食べようとしたら、どこかに消えていました。
自分「あれ〜チョコちゃん、抹茶アイス知らない?どこか行っちゃったのかな?」

 

チョコちゃん「いや〜わたしは知らないですよ〜ご主人さま〜(ぺろっ)」
自分「…いやいや、めっちゃ食べてるじゃん…」こんな事もありましたね。笑

それから、散歩から帰ってきて、足を洗った後にはすぐに寝ちゃいます。やっぱり、散歩でいっぱい遊んじゃうと一気に疲れが出てきちゃうのかも知れないですね。最初の頃は買ってあげた、ふわふわのベットの中で寝ていたりしたのですが、その内、自分の居心地が良いところであれば、どこでも寝れるようになりましたね。本当に寝るのが大好きな子で、居間で胡坐をかいてテレビを観ていると、自分の近くまで来て、ひょいっと足の上に上ってきます。それで、自分の居心地がイイポジションを見つけると、そこで丸くなって、寝てしまうのです。笑

こんな感じでクルっと丸まってすやすや~夢の中。
寝てる間は身動きが取れず、足が痺れる事が何度も。笑

 

庭で伸びて寝てたり、お布団の中に入ってきて寝たり、
おばあちゃんの家のゴザの上で寝たり。
もぉぉぉおお~~かわいい!笑

それから、それから、やっぱり嬉しかったのが、玄関にお出迎えに来てくれる事です。誰が帰ってきたとしても、玄関まで出て行って、帰ってきた人を迎えてくれます。そして、玄関のカーペットの上でコロンっとなって、「撫でて~撫でて~」というポーズを取ります。私もチョコちゃんが5歳くらいの時から、一人暮らしを始めていたので、三ヶ月に一度ほどしか、実家に帰っていなかったのですが、それでも夜遅く10時頃ですかね?家の玄関をガチャガチャっと開けて、「ただいま~」といって少し経つと、居間からチョコちゃんが出てきて、足にしがみついてくるのです。そして、撫でてあげようとすると、コロンっとなって、お腹を出すのです!その姿はもぉぉぉ~可愛くて可愛くて、いっぱい撫でまくりましたね!思い返すと、大したことではないですけど、日常のふとした部分でチョコちゃんはいつもいた気がしますね。

カットをしてもらって、おしゃれになったチョコちゃん。
おんなのこだから、おしゃれもしないとね!

すこしずつ衰えていくチョコちゃん。

そんな元気で活発で甘えん坊なチョコちゃんも、年月を重ねていく中で少しずつ衰えてが目に見えてきました。まず、目が少しずつ見えにくくなってきてしまいました。黒目が白くくすんできてしまい、視力が衰えてきてしまったのです。実家では、毎日点眼薬をあげて、目が乾きにくくなるようにしていました。

カメラを見上げるチョコちゃん。
この頃、すでに少しだけ目が白くくすんできてしまいました。

そして、今度は耳も聞こえなくなってきてしまいました。垂れた耳であるため、どうしても蒸れてしまって最近が溜まりやすくなってしまいます。たまに耳の中を掃除してあげていたのですが、うまく出来ていなかったのか、耳が悪くなってきてしまいました。ここ1年くらいは、実家に帰ってもお出迎えをしてもらう事がなく、耳が聞こえなくなってしまったんだな。と思っていました。そんな状態でも、やっぱり食い意地は張っていて、朝の7時くらいには朝ごはんを食べるし、12時になればお昼ご飯、19時頃になればお夕飯をたらふく食べます!足らないという時は、小さくうなり、そのあとで「わんっ」って吠えて、おかわりを催促してきます。ラム&ライスだけだと、良くないのでキャベツの柔らかく煮たものを小さく切って、半分半分くらいで混ぜて、食べてもらっていました。そんな食事の姿を見ていると、チョコちゃんはまだまだ元気な子なんだな~という気がしていました。でも、本当に目が見えなくなってしまって、耳も聞こえなくなってしまってからは、歩くのもままならず、ちょっとした段差でコケてしまったり、水飲み場がどこにあるかわからず、ところどころにコツンコツンと頭を当てながら、探すような時が増え、そんな状態なので、お散歩にも行かなくなってしまいました。お散歩をするときに、おしっことうんちをしていたのですが、お散歩に行かなくなってからは、うまく動けないからか、フローリングや畳の上、もしくはマットの上などでしてしまう事も多くなり、オムツをつけるのが日常になってきてしまいました。

窓際で丸くなっているチョコちゃん。
外に行きたいけど、行けない。だからか、ちょっと寂しそうです。
そんな顔しないで?こっちも寂しくなってきちゃうよ。

そして、年末に帰って以降、なかなか実家には帰っていなかったのですが、先週の木曜日の朝にお母さんからメールがありました。「チョコちゃんがかなり具合が悪そうです。立てなくなってきてしまって、ご飯も食べられなくなってきてしまったよ。」と。このメールをみて、すごくチョコちゃんに会いたくなって、週末の奥さんとの予定はキャンセルして、土曜日に実家に帰る事にしました。少しでもチョコちゃんに元気になってもらいたい。チョコちゃんを撫でてあげたい。それでも自分の中では、そんなにすぐに様態は悪くならないだろうという勝手な思い込みもありました。それが間違いでした。メールをもらった、次の日の金曜日、普通に仕事に行って、午前中の仕事を終えて、お昼休憩になった時、連絡が来ていました。お父さんからでした。「昨日の夜遅く、チョコちゃんが息を引き取りました。」その文字を見て、言葉にならないくらい悲しくなりました。すぐにお父さんに電話をしました。お父さんからは「昨日の夜もちゃんとご飯と食べていて、大丈夫だったが、食べ終わった時に、急に足が引きつってしまったみたいで、今までに聞いた事の無いような大声で二回くらい吠えたんだよ。本当に今まで聞いた事無い大きな声だった。それで慌てて、近寄って身体をさすってあげたり、ポンポンしてあげたりしてて、ちょっと経ったら、少しずつ引きつっていた足が和らいできて、身体の強張りがなくなった。しばらくは撫で続けてあげて、おトイレに行くので、おこたつに身体を入れてあげて、顔だけ出してあげて、トイレから戻って、少しテレビを観て、寝ようかと思って、チョコちゃんを触れたら、なぜか顔がすごく冷たくて、おかしいな。と思った。身体はお炬燵の中だから温かいんだけど、で口に手を当てても息をしていなさそうで、心臓も音がしなくて。でもすごく穏やかな顔で全然亡くなったという気がしないんだよ。」と教えてくれました。お父さんと話している間、涙と溢れそうで、仕方なかったです。でも、お父さんが泣いている感じがしなかったので、自分が泣いてはいけないと思って、必死に堪えていました。電話を終えて、トイレに行ってから個室で声を殺して泣きました。午後の仕事は、とにかく早く終われ、としか思いませんでした。その日は会社から直接、実家に帰りました。実家に帰えると、お父さんが迎えてくれました。居間に入ると、チョコちゃんはタオルに包まれて、お気に入りの座布団の上で横になっていました。いつも通りのチョコちゃんでした。何も違和感がなくて、急に起きてきそうな感じがしました。けど、身体はとにかく冷たくて、口から少し出ている舌も水分がなく固まっていました。タオルをめくって、冷たい身体を撫でてあげました。冷やしてあげている、という事でアイスノンや保冷剤がタオル越しに充てられていました。本当に違和感しかありませんでした。本当に亡くなったのかな?急に目を覚まして、ご飯を催促してこないかな?と思いました。でも、そんな事はありませんでした。「チョコちゃん、ありがとうね。よく頑張ったね」という言葉しかかけられませんでした。それからチョコちゃんに寄り添ってくれたお父さんに「おつかれさま。最後、一緒にいてくれてありがとう」という言葉をかけました。そのあとはチョコちゃんの思い出を話しながら、食卓を囲って食事をしました。きっとチョコちゃんは暗い雰囲気は嫌だろうな、と思っていっぱい話をして、明るい雰囲気で食事ができました。チョコちゃんには、大好きだったバナナとそれからメロンパンをおいてあげました。お空で食べたかな?

おそらく、最後に撮られたチョコちゃんの写真。ベットの中ではなくて、ベットの上で横になっています。

次の日の朝、お母さんは「チョコちゃんが生き返る夢を見たよ!」って話をしていました。自分のところには夢で逢えなかったので、ちょっとお母さんがうらやましかったです。きっと、可愛がっていたからかも知れないですね。そういう意味ではお父さんも自分の娘のように可愛がっていたので、もしかすると夢に出てきているかも知れないですね。それから先は本当にお別れをしてきました。煙とともにお空へと、天国への道に迷わないように煙を絶やさず、ちゃんとチョコちゃんを虹の橋へと導いてくれるように、お別れをしてきました。家族で泣きました。本当に悲しかったですね。

この記事を書いている間も、涙が何度も溢れて、すごく悲しい気持ちになりますが、同時に色々な思い出を振りかえる事が出来て、今でも自分の中にちゃんとチョコちゃんが生きている感じがして、本当に嬉しいです。これから1年間はチョコちゃんを少しだけ奥さんと一緒にいろいろなところに連れまわしてあげたいなと思っています。チョコちゃんが観た事のない場所にいっぱい行っていろいろな景色を見せてあげたいと思います。

チョコちゃんのこの記事を読んで、少しでもチョコちゃんの事を知ってくれてありがとうございます。チョコちゃんも喜んでいると思います。家族の最後を記事にするのは、良くなかったかも知れないですけど、とにかく、誰かに”チョコちゃんという家族がいた”という事を知ってもらいたかったです。誰かの心や記憶に残り続ける限りは、チョコちゃんは生きているような気がするので。

最後まで読んでくれてありがとうございました!
チョコちゃんのお布団の中の寝顔をプレゼント

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