【ちくの西国三十三観音巡り#32】宝厳寺へ行ってきた&竹生島の魅力と桜の景色もたっぷりお届け!【滋賀の寺院】

ども!ちく(@chikuchanko)です。

 

西国三十三観音巡りの記事32回目は、滋賀にある第30番札所宝厳寺ほうごんじを紹介します!

琵琶湖に浮かぶ竹生島にあるお寺です。長浜や彦根から出ているフェリーに乗らなければ行くことが出来ない島で日本三弁才天の1つとしても知られています。※宝厳寺の御本尊は弁才天で、境内にある観音堂が西国の札所になっています。

この記事ではお寺の魅力はもちろん、春に訪れた桜の景色竹生島全体の魅力をたっぷりお届けします!

MEMO

西国三十三観音の札所の他に江州三十三観音 第17番札所、びわ湖百八霊場 第44番札所、神仏霊場巡拝の道 第138番(滋賀 第6番)札所になっているお寺です。

▼前回の西国三十三観音の記事はこちら

寺の概要

  • 御本尊:千手千眼観世音菩薩 ※西国三十三観音の御本尊です
  • 宗派:真言宗豊山派
  • 山号:厳金山
  • 寺号:宝厳寺
  • 御詠歌:月も日も 波間に浮かぶ 竹生島 船に宝を 積むここちして
  • 創建:724年
  • 開基:行基上人

御由緒

宝厳寺は奈良時代、僧・行基が開創したとされている。行基は出身地の河内国(現・大阪府東部)を中心に多くの寺を建て、架橋、治水灌漑などの社会事業にも尽くし、民衆の絶大な支持を得ていたとされる僧であり、近畿一円に行基開創を伝える寺院は多い。宝厳寺の寺伝によれば神亀元年、聖武天皇の勅願によって行基が浅井姫命を祭神とする都久夫須麻神社がある竹生島を訪れ、大弁才天を祀ったのが起源とされている。しかし、承平元年成立の『竹生島縁起』には、行基の来島は天平10年で、小堂を建てて四天王を祀ったのが始まりという。同縁起によれば、天平勝宝5年、近江国浅井郡大領の浅井直馬養あざいのあたいうまかいという人物が、千手観音を造立して安置したとある。

当初は寺名を本業寺ほんごうじといい、東大寺の支配下にあったが、平安時代前期、10世紀頃から近江国の他の多くの寺院同様、比叡山延暦寺の傘下に入り、天台寺院となった。以降、島は天台宗の僧の修行の場となった。

境内の隣にあった都久夫須麻神社は延喜式神名帳にある通り、浅井姫命を祭神とする近江国浅井郡の神社であったが、浅井姫命は浅井氏の氏神ともいわれ、湖水を支配する水の神ともいわれることから、平安時代末期頃にはこの神は、仏教の水の神である弁才天(元来はインド起源の河神)と同一視されるようになっていくと、ついには弁才天と同一とされる市杵島比売命も祀るようになり、神仏習合が進んで都久夫須麻神社は当寺と一体化していった。本尊大弁才天を祀る当寺の本堂は現在の都久夫須麻神社の本殿であったことからもわかるように、寺と神社の区別はなくなっていき、寺名と社名も合わさって竹生島大神宮寺竹生島権現などと名乗り、観音と弁才天信仰の島として栄えた。後には宝厳寺とも呼ばれるようになった。

 

※Wikipediaより一部抜粋

実際の様子

彦根港からフェリーに乗って竹生島へ!

竹生島へ向かうフェリーは滋賀県内の長浜港、今津港、彦根港の3ケ所から出ています。

私は彦根港から出るオーミマリンに乗って竹生島へ行きました!ちなみに長浜と今津のフェリーはどちらも琵琶湖汽船が運行しています。

彦根港はこんな感じ!竹生島行きのフェリーの他に、同じ琵琶湖に浮かぶ多景島へ行くフェリーも出ています。

この中にある乗り場でチケットを買って船が出発するのを待ちま~す!!

オーミマリンの乗船料は往復 3000円でした!

ちく

竹生島へ上陸!

約40分、船に揺られて竹生島へ到着!椅子がふかふかで座り心地がめちゃくちゃ良かったので寝てました。その為か、あっという間についた感覚でした。

船乗り場から竹生島へ上陸!季節は春。ちょうど桜が綺麗な季節でした。

まずはここで記念撮影をする人が多いみたいです!

階段を上ってまずは本堂を目指そう!

船乗り場から左へ進んで行くとお土産屋さんの先に拝観料を払う場所があります。その先に階段が続いているので、階段を進みましょう。

165段あるこの階段は、数多くの巡礼者や参拝者が祈りを捧げながら上ったことから祈りの石段と呼ばれています。

階段の先に鳥居があり、その先に寺号標ともう1つ鳥居があります。

寺号標がある鳥居の前から見た景色

 

この右手に手水舎があります。

左手には瑞祥水が湧く井戸も!!

手水舎も井戸も龍の像があるのが特徴です。

 

階段はもう少しだけ続いているので進んで行きますよ~!!

階段を上りきった先にも手水舎がありました!

本堂とその周辺

こちらが宝厳寺の本堂です。このお寺の御本尊は弁才天さま。日本三弁才天の1つで、その中でも最も古い弁才天さまとして知られています。

まずはこちらへ参拝させて頂きました!

 

本堂と向かい合うようにお不動さまの像があります。

本堂の左奥には三龍堂があります。

三重塔と宝物殿

本堂の向かい側あたりに更に上へ続く階段があります。その階段の先にあるのが三重塔です。

現在建っている三重塔は平成12年に再建されたものになります。

三重塔と向かい合うように宝物殿があります。

三重塔と宝物殿の間に雨宝堂があります

観音堂を目指そう!

次は西国三十三観音の札所である観音堂を目指します!上ってきた階段の近くに観音堂へ続く案内看板があるので、この先を進みましょう。

途中、左手に西国三十三観音の全ての観音さまの奉安殿があります。

この奉安殿の先にある階段を降りていくと札所になっている観音堂があります。

階段の先に琵琶湖と桜が広がる景色がとても綺麗でした。

階段を降りると観音堂の前にいったん開けた場所に出ます。ここにも観音さまがいらっしゃいました。

この場所から見る桜と琵琶湖の景色が絶景!凄く素敵だったなぁ

階段を降りきったところから撮影した1枚

西国三十三観音の札所「観音堂」

こちらが観音堂です。お堂の手前に立派な唐門があり、その奥に観音堂があります。唐門は国宝、観音堂は国指定重要文化財になっています。

こちらへ参拝させて頂きました!

唐門の彫られていた3羽のうさぎ

 

観音堂の前の石畳の道を進んで行きましょう。この先は最初に上ってきた階段の中段あたりに出ます。階段を降りると船乗り場まで戻ることが出来るのです。

都久夫須麻神社(竹生島神社)を目指そう!

最初に上っていた祈りの石段の途中に右へ逸れる道があります。この先には都久夫須麻神社(竹生島神社)があります。せっかくなのでこちらも進んでみることに!

進んで行くと左手に観音堂が見えてきます。正面から見ると豪華絢爛な印象の観音堂ですが、横から見ると歴史を感じる雰囲気です。

観音堂と向かい合うように小さな社がありました。

こちらの社には黒龍大神と黒龍姫大神が祀られています。

 

更に道が続いているので進みます。

すると懸造の建物が見えてきました。ここは観音堂と都久夫須麻神社を結ぶ船廊下です。つまり、この屋外の道を進まずとも、観音堂の奥から都久夫須麻神社へ行くことが出来るようになっているのでした。

懸造特有の足場を脇目に、私は屋外の道をどんどん進みます。

こういう舞台みたいになっている足場、見ているだけでなんか好きだなぁ

 

進んで行くと都久夫須麻神社の手水舎がありました!

こちらにも龍がいますねぇ

 

手水舎の隣に弁財天像が祀られています。

更にその隣には白巳大神を祀る社がありました。

ここには白蛇さんが祀られていました。

都久夫須麻神社と竜神拝所

改めて、こちらが都久夫須麻神社(竹生島神社)です!

階段の先にある本殿は国宝に指定されています。

こちらにも参拝させて頂きました!

 

本殿の左脇に船廊下があり、ここが観音堂と繋がっています。

本殿と向かい合うように竜神拝所があります。

この建物の中心部分は都久夫須麻神社のお守りなどの授与所になっており、ここでかわらけを購入することが出来ます。

かわらけを購入したら琵琶湖側へ進みましょう。写真に写る鳥居のあたりにかわらけを投げると厄除の御利益があると言われています。

見るだけでも迫力満点の景色です!ここから竜神さまへ遥拝することも出来ますよ~!左右それぞれの場所にお賽銭箱も用意されています!

フェリー乗り場のそばにある売店でグルメを楽しもう!

竹生島を歩き回った後は売店にも寄ってみましょう。中にはここでしか買えないお土産もあります。

2つの売店が並んでいるので、それぞれで気になるものを食べました!

 

まずはこちらの滋賀県名物の赤こんにゃくのおでん!

1本150円で、柚子みそを付けて食べます!こんにゃく自体におだしの味がしっかり染み込んでいてとっても美味しいです!

 

隣の船乗り場に近い方の売店では、ラテアートが可愛いチョコチーノを飲みました!

こちらは600円で、チョコの甘さが歩き疲れた体に染み渡る1杯でした~!

 

帰りの船でも見事に寝て、彦根に戻ったのでした。その後は近くにある彦根城周辺を散策したのですが、それはまた別の記事で紹介します!

御朱印

御朱印は本堂近くにある納経所で頂くことが出来ます。本堂内や観音堂内にも書置の御朱印が用意されていますが、直書して頂けるのは納経所のみです。

拝受可能な御朱印は御本尊(大弁財天)、西国三十三観音、西国の御詠歌の3つです。希望のものを選んで拝受しましょう。

西国三十三観音の御朱印

今回頂いた御朱印はこちら。

値段は300円。

 

「大悲殿」と書かれている御朱印です。

御朱印と合わせて「大」の文字が書かれている散華を頂きました!

近江(滋賀)の西国三十三観音の札所限定!「土鈴 浄土の鳥」

滋賀県(近江)にある6箇所の西国三十三観音の札所。それぞれの札所で浄土の鳥と言う、極楽浄土にいると言う6種類の鳥の土鈴を頂くことが出来ます。値段は1つ800円です。

30番札所である宝厳寺で舎利の土鈴を頂くことが出来ます!

舎利

お釈迦様の、お役目を必死に果たした鳥として、お釈迦様より浄土で生きることを許された鳥。姿は、九官鳥に似ており真似が上手とされている。

6羽の鳥の土鈴を並べてみた

限定御朱印情報

こちらのお寺では限定御朱印は登場しません。

水彩画入りオリジナル御朱印帳がオススメ!

私の場合は、他の方が使っている納経帳を見て、札所に必ずあるかわからなかったので、ネットで購入してから発願しました。それがこちらの納経帳です。

札所の詳細だけでなく、そのお寺の水彩画が描かれているものです。見返した時に、すぐ境内の様子を思い出すことも出来るのでオススメですよ〜!

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アクセス

住所 滋賀県長浜市早崎町1664-1
電話番号 0749-63-4410
拝観時間 9:30〜16:30
御朱印受付時間 拝観時間と同じ
拝観料 大人 600円/小人 400円
駐車場 なし
最寄り駅からのアクセス 島なのでフェリーに乗って行きましょう
公式サイト こちら

西国三十三観音まとめ

今まで訪れた場所はもちろん、西国三十三観音のお寺をすべて簡単にまとめた記事もあるので、興味がある人は是非こちらもチェックしてみて下さい!

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ちく

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合わせて訪れたい周辺の神社仏閣情報

長浜市にある「長浜城跡」「長浜八幡宮」「総持寺」「渡岸寺」

同じ長浜市に長浜城跡、長浜八幡宮、総持寺、渡岸寺があります。

その他の滋賀の神社仏閣まとめ

その他の滋賀の神社仏閣をまとめた記事はこちら!

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