ども!ちく(@chikuchanko)です。
今回紹介するのは茨城県常総市にある弘経寺です!
常総市は千姫まつりが行われるほど、千姫さまが有名な街なのですが、その中でもこちらのお寺は、その千姫さまのお墓があると言うことで、ツアーなどで訪れる人も多いお寺なのです。
千姫さまは、徳川家康公の孫の1人です。
東京タワーの近くにある増上寺の別院なんですよ〜!千姫さまも含め、徳川家と縁の深いお寺なんですねぇ。
▼増上寺の記事はこちら
早速紹介していきます!
目次
寺の概要
- 御本尊:阿弥陀如来
- 宗派:浄土宗
- 山号:寿亀山
- 院号:天樹院
- 寺号:弘経寺
- 創建:1414年
- 開山:嘆誉良肇上人
御由緒
弘経寺は正式名を「寿亀山天樹院弘経寺」と称し、1414年に嘆誉良肇上人により創建された。室町時代には関東浄土宗の中心寺院として栄え、多くの学僧を世に送り出した。戦国期の1577年の兵火により堂塔一切を失うが、当山9世の檀誉存把上人は下妻に逃れ、後に結城秀康公の帰依を受けて結城に弘経寺を建立した。江戸期に入ると徳川三代(家康・秀忠・家光)に厚遇された10世照誉了学上人は家康公の孫の千姫さま(天樹院)の深い帰依を受けて、飯沼に弘経寺を再建し、その菩提寺と定められた。その後は紫衣檀林として、関東十八檀林の中でも上位に置かれる寺院として江戸期を通じて存続した。千姫さまの没後には江戸城内の竹橋にあった御殿が移築され荘厳な伽藍を誇ったが、惜しくも1906年の火災により焼失した。「下総飯沼天樹閣弘経寺全図」は開山上人450年回忌を記念して描かれた銅版画で、焼失前の伽藍を今に伝える。
※弘経寺由緒書きより一部抜粋
実際の様子
本堂と大きな亀の手水舎
お寺の入口はこちら。
右手前にある大きな石に弘経寺と大きく書かれているので、近くへ行ったらこれを目印にお寺を目指しましょう。
先へ進んでいくと石畳の参道が続いています。
まっすぐ進んでいくと本堂があります。
千姫さまの発願によって再建された本堂です。老朽化により修復され、現在の見ることが出来るこちらのお堂は2008年に修復されたお堂です。
こちらは参道の途中、右手にある手水舎です。
このお寺を建立するにあたり、この亀さん(飯沼の主だったそう)を開山上人が説得し、土地を借りたのだそうですよ~
もちろん、この手水舎の亀はその主をモチーフにした像なだけで、本物ではありません。
創立から1000年後、西暦2414年に本物の主である亀さんが現れるそうですよ~
ちく
改めて本堂を見ていきましょう。
徳川家の家紋が並び、龍や鳳凰などの立派な彫刻が目立つ本堂です。
大きく「新」と書かれたパネルがありました。インパクトのある力強い字で、とても素敵ですねぇ。
千姫さまのお墓とその周辺
本堂の左手へ進んでいくと千姫さまのお墓があります。
正式には天樹院殿御廟と言う名前です。
近くに水子供養地蔵尊があります。
中央の水子地蔵を囲むように、小さなお地蔵さんがたくさん並んでいました。
近くに百万遍念仏供養塔があります。
場所は水子地蔵尊の右手前あたりです。
参道途中にある見どころ
参道の途中にある境内の見どころを紹介していきます。まずは手水舎のちょうど向かい側辺りにある経蔵。
経典を納めるための建物です。防火の為に土蔵造をしている昔ながらのお堂となっています。
この中には回転構造になっている経典を納める棚があります。こちらを1回廻すと、全ての経典を読破したのと同じ功徳が得られると言う言い伝えがあります。
その隣に開山堂があります。新しく造り直している工事中で、まだ基礎である土台の部分しかありませんでした。
完成が楽しみですねぇ。
更にその隣に薬師堂があります。
薬師如来が御本尊のお堂です。
こちらは手水舎の近くにある来迎杉。
昔、お坊さんになりたくて、人間に化けて修行をしたムジナがいたそうです。宗運と名乗ったそうで、そのムジナが彫ったとされているお面が隣にある小さな祠に納められています。
このムジナは、やがてムジナであることがバレてしまい、お寺を去ることになったのだそう。その際、この杉の木に登り、阿弥陀さまの御来光を見せたことから、来迎杉と呼ばれるようになりました。
この御来光は、雷に変わり、ムジナ(宗運)はこの雷に打たれてしまいました。人間を化かそうとしたことに阿弥陀さまがお怒りになったためだと言われています。
こちらが隣にある宗運堂です。
境内には緑が綺麗な場所もあります。
この写真は千姫さまのお墓の近くです。
隣にある神社
弘経寺のすぐ隣に神社があります。お寺の一角に鎮座している神社です。
道路沿いに神社への入口である鳥居があります。鳥居以外にも弘経寺の駐車場側から入ることが出来ます。
鳥居の先にある琴平社。
木々に囲まれています。
琴平社の左隣にある稲荷社。
鳥居の先に社があります。
こちらは琴平社の右隣にある八幡社。
八幡社の鳥居にご注目。
八幡宮の「八」の字が、八幡さまの神使である鳩の形になっているんですよ~
八幡社の右手に更に小さな社が並んでいます。
社の中には、神社ですが仏像のようなものが安置されていたり、「金村別雷神社」「大杉神社」など、茨城県内にある他の神社のお札のようなものがありました。
一番奥にある社にインパクトがありました。
男性のアレの大きな形の像があります。御神体もその形をしていました。きっと子宝に御利益がある神社なのでしょうねぇ。
御朱印
御朱印は本堂の右手あたりにある庫裡で頂くことが出来ます。
今回頂いた御朱印
今回頂いた御朱印はこちらの2種です。左が千姫の御朱印、右が御本尊 阿弥陀如来の御朱印です。
値段は各300円。
千姫の御朱印は、中央に徳川家の家紋があります。御本尊の御朱印には阿弥陀さまを表す梵字の印が押されていました。
限定御朱印情報
こちらのお寺は限定御朱印は登場しません。
アクセス
住所 | 茨城県常総市豊岡町甲1 |
電話番号 | 0297-24-0895 |
開門時間 | 24時間 |
御朱印受付時間 | 9:00〜17:00 |
駐車場 | 無料 |
最寄り駅からのアクセス | 最寄駅から遠いので車で行くのがオススメです |
公式サイト | こちら |
合わせて訪れたい周辺の神社仏閣情報
常総市にある「大生郷天満宮」「安楽寺」「一言主神社」「水海道天満宮」「水海道八幡神社」「大楽寺」「興正寺」「西福寺」
同じ常総市に日本三大天神の1つと言われている大生郷天満宮があり、その近くに安楽寺があります。坂東市に近い場所に常総市内でも特に大きな一言主神社があります。
他にも常総市には水海道やその周辺に水海道天満宮、水海道八幡神社、大楽寺があります。
石下方面には興正寺、西福寺(石下大師)があります。
※石下の2つのお寺の記事は2024年8月頃公開予定です
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