ども!ちく(@chikuchanko)です。
1月25日、全国の天満宮で鷽替え神事(うそかえしんじ)と言う、天満宮ならではの神事が行われます。
この鷽替え神事って何?と言う人の疑問を解くためにこの記事を書いて見ました。
と言っても、私自身もよくわかっていないので、自分の勉強も兼ねての記事になっています。
目次
鷽って何?
根本的なところから学んでいきます。
鷽(うそ)は、野鳥です。
スズメ目アトリ科ウソ属に分類される鳥類の一種。
和名の由来は口笛を意味する古語「うそ」から来ており、ヒーホーと口笛のような鳴き声を発することから名付けられた。
こんな感じの鳥さんです。こちらの画像もWikipediaより引用。
頭の上は黒く、頬のあたりが赤っぽい色をしているのが特徴です。
体は全体的にグレーっぽい色合い。
少し色合いは違いますが、ツバメのような色合いに近いです。
鷽替え神事って?
本題に入ります。
鷽替えとは、主に菅原道真を祭神とするにおいて行われる特殊神事である。鷽が嘘に通じることから、前年にあった災厄・凶事などを嘘とし、本年は吉となることを祈念して行われる。
菅原道真を祀る神社、すなわち全国の天満宮、天神さまでのみ行われる神事が、鷽替え神事です。
鷽と言う鳥の名前が、嘘と言う言葉と似ている所から、この鷽と言う名前を使っているようですね。
元々は、木彫りの鷽を「替えましょ、替えましょ」の掛け声とともに交換しあう神事で、発祥元である太宰府天満宮では現在もこちらの神事が行われています。
他の天満宮では、木彫りの鷽を授与して頂く神事です。前年も同じ天満宮へ訪れている場合は、新しい鷽と交換します。
先ほども書きましたが、この神事が始まったのは、福岡にある太宰府天満宮です。
太宰府の地で、菅原道真が大量の鉢に襲われそうになった時、鷽の大群が飛んできて助かったそうです。
このことから木彫りの鷽が授与されるようになったそうです。
天満宮でのみ行われる神事と書きましたが、例外として九州の住吉神社(こちらの神社は御祭神は住吉三神と呼ばれる別の3人の神様)でも行われているそうです。
場所によって、神事が行われる日が異なります。
お正月からはじめる場所もあれば、菅原道真の誕生日でもあり月命日でもある1月25日からと言う場所もある用です。
太宰府天満宮では、1月7日に鬼すべ神事と言う吉兆神事と合わせて行われます。
参考までに、江東区公式Twitterより今年の亀戸天神の木彫りの鷽の画像を載せます。
亀戸天神社(亀戸3)では、1/24・25の「うそ替え神事」に向けて、縁起物の「鷽」づくりが大詰めを迎えています。鷽(うそ)と嘘(うそ)の読み方が同じことから、「凶事を嘘にして吉事にとり(鳥)かえる」と言われる新春の風物詩。当日は多くの参拝客で賑わいます! https://t.co/7Hmh7i3YoC #江東区 pic.twitter.com/YCK49a2MOr
— 江東区 (@city_koto) January 17, 2018
可愛い!天満宮ごとにそれぞれ全く違うデザインの鷽になっているので、比べてみるのも楽しそうですね!
都内近郊の鷽替え神事の情報
亀戸天神や湯島天神と言った、都内の有名な天神さまをはじめ、天神さまではこの鷽替え神事が行われるそうなので、情報をまとめてみました。
あくまで一部なので、まだまだ頂ける場所はありますよ!
亀戸天神
- 実施日:1月24日、25日 8時半~
- 木彫りの鷽の値段:600円~ ※大きさにより異なります
- 住所:東京都江東区亀戸3-6-1
- 最寄り駅からのアクセス:JR総武線「亀戸駅/錦糸町」北口より徒歩15分、東京メトロ半蔵門線「亀戸駅」北口より徒歩15分
- 公式サイトの鷽替え神事のページはこちら
湯島天神
- 実施日:1月25日 9時~
- 木彫りの鷽の値段:大700円 小500円
- 住所:東京都文京区湯島3-30-1
- 最寄り駅からのアクセス:東京メトロ千代田線「湯島駅」3番出口より徒歩3分、東京メトロ銀座線「上野広小路駅」より徒歩5分、JR山手線/京浜東北線「御徒町駅」より徒歩8分、都営大江戸線「上野御徒町駅」A4出口より徒歩5分
- 公式サイトの鷽替え神事のページはこちら
五條天神社
- 実施日:1月25日 9時~
- 木彫りの鷽の値段:1200円
- 住所:東京都台東区上野公園4-17
- 最寄り駅からのアクセス:JR山手線/京浜東北線「上野駅」より徒歩3分
- 公式サイトはありません
北野神社 新井天神
- 実施日:1月25日 9時~
- 木彫りの鷽の値段:大2000円、中1200円、小800円
- 住所:東京都中野区新井4-14-3
- 最寄り駅からのアクセス:JR中央線「中野駅」北口より徒歩10分、西武新宿線「新井薬師駅」南口より徒歩8分
- 公式サイトの鷽替え神事のページはこちら
平河天満宮
- 実施日:通年
- 木彫りの鷽の値段:500円
- 住所:東京都千代田区平河町1-7-5
- 最寄り駅からのアクセス:東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」1番出口より徒歩1分、東京メトロ有楽町線「麹町駅」1番出口より徒歩3分、JR中央/総武線「四ツ谷駅」麹町口より徒歩10分
- 公式サイトはこちら
実際に私が頂いた鷽(平河天満宮と成子天神社)
初天神の日は仕事で伺えない為、通年頒布をしている2つの天神さまで頂いてきました!
平河天満宮の鷽
こちらが平河天満宮の鷽。先ほどの情報にも載せてある初穂料500円の木彫りの鷽です。
くりくりの目が可愛い鷽です。先ほどの亀戸天神の鷽の写真と比べても全然違うことがわかりますよね。
平河天満宮の鷽は、頭の後ろに金色の紙が貼られています。
鷽を頂く際、一つ一つ手作りで顔が違うので、お好きな鷽をお選び下さいと言われたので、自分が直感で選んだ鷽を頂きました。
成子天神社の鷽
2018年1月1日より頒布が開始されたばかりのマトリョーシカの鷽です。
こちらは初穂料3500円。
マトリョーシカになっているので、一番大きな鷽の中に一回り小さな鷽が、その鷽の中にさらに一回り小さな鷽が…と言う感じで計6体の鷽になっています。
並べてみるとこんな感じ。それぞれの翼の部分の色が違うことが変わります。
こちらも木製ですが、木に彫られているわけではありません。
去年までは初天神の日に合わせて木彫りの鷽を授与していたそうですが、今年からこちらのマトリョーシカ鷽に変わったそうです。
頂いた鷽を並べてみました!
こうしてみると平河天満宮の鷽だけ浮いてる気がする…
でも、それぞれ可愛い鷽ですよね!
簡単に書きましたが少しでも鷽替え神事のことが伝われば良いな~と思います。
25日に行われることが多いようなので、平日ですが、行ける人は行ってみてはいかがでしょうか?
亀戸天神、五條天神、湯島天神あたりは毎年混雑するそうなので、朝早くから行った方が良いかもしれません。
行けない人は私のように通年鷽を頒布している天神さまへ伺うのも良いと思います。
例外で、谷保天満宮は11月3日が鷽替え神事の日だそうなので、かなり先ですがそこに合わせていくのも良いかもしれませんね!
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