ども!ちく(@chikuchanko)です。
今回紹介するのは茨城県稲敷市にある大杉神社です!
あんばと言う地名(現在は阿波)と言う地名だったことから、別名あんばさまと呼ばれています。
社殿など境内の建物の豪華絢爛な造りは、日光東照宮と似ていることから茨城の東照宮とも呼ばれています(※実際には東照宮とは関係のない神社です)
茨城は車でのアクセスが基本と言うこともあり、最寄り駅からは遠い場所にありますが、毎日千葉にある下総神崎駅から無料のシャトルバスも出ていて、たくさんの参拝客が大杉神社へ参拝に来るようです。
稲敷と言えばJRAの美浦のトレーニングセンター。そこから大杉神社までは車で約15分くらいなのですが、境内社にも勝馬神社と言う神社もあると言うことで、JRAの関係者はもちろん、競馬ファンが訪れる聖地にもなっているのだとか。
ちく
目次
神社の概要
- 御祭神:倭大物主櫛甕玉大神、大己貴大神、少彦名大神
- 御利益:開運厄除、諸願成就
- 例大祭日:10月26日、27日
- 創建:767年
御由緒
大杉神社はかつて「アンバ神」あるいは「アンバに坐す神社」と称されておりました。後に神霊が巨杉に宿ることから「大杉神社」と称されるようになりましたが、多くの人々は愛着を込めて「アンバ様」と称するようになりました。「アンバ神」は房総半島北部域から茨城県東南部一帯を支配していた「ウナカミの王」の祀る「日の神様」であり、霞ヶ浦・利根川下流域・印旛沼・手賀沼・小貝川下流域・鬼怒川下流域・牛久沼を包含して余りある、いわゆる常総内海の守り神であり、旧小見川町一帯を本拠地としたウナカミの王の最も重要視した神社でありました。
後に「悪魔祓のアンバ様」と称されるように、生活万般の厄難を消除する御利益から、厄除、八方除、星除、空亡除(天中殺、大殺界除)の神様として多くの方々の祈祷が毎日のように行われております。
※大杉神社由緒書きより一部抜粋
実際の様子
鳥居から神門までの道withまんじゅう
大杉神社の正面の入り口にあたる一の鳥居はこちら。
ここから境内へ進んでいきます。
車やバスの場合、裏手にある駐車場から入るのが近道になっています。
その場合、ここから入る場合は少し遠回りになります。
鳥居のすぐ後ろに大きな石像が2つあります。
鳥居の左後ろにある天狗の像はねがい天狗、右後ろの烏天狗の像はかない天狗です。
一の鳥居をくぐってすぐ右手に結夢庵と言う和菓子屋さんがあります。
ここで販売している夢まんじゅうがめちゃくちゃ美味しかった…!!
毎日店内で作っているおまんじゅうで、タイミングが良ければ出来たばかりのおまんじゅうを買うことが出来ます。
1個のバラ売りから箱詰めされたものもあるので、大杉神社へ行ったらぜひ食べてみて欲しいです。
おまんじゅう以外にも最中など他の甘味もたくさんあるので、お土産にもおすすめですよ~!
進んでいくと二の鳥居があります。
たくさんの石灯籠が並ぶ先にあるのが二の鳥居です。
二の鳥居をすぐの場所にある旧護摩堂。
新しい社殿が出来るまで、仮の社殿として神様を祀っていた場所です。
二の鳥居の先に神門があります。ここを進んでいくと社殿になっています。
神門には桃が吊るされています。
こちらは魔除けの効果があるとされている吊るし桃。
授与所で1つ1000円で販売されています。
手水舎と社殿と桃
山門を入ってすぐ右手に手水舎があります。
龍が2匹いる手水舎です。人感センサー付きなので、近付くと水が出ます。
手水舎から進んでいくと社殿があります。
神門もそうですが、社殿も色合いが派手で豪華絢爛な雰囲気です。
社額は青い背景に金色の文字!四角を龍が囲っています。
神門に吊るし桃がありましたが、こちらの神社には他にも桃の像がたくさんあります。
社殿の左手前にある悪縁切りの斎庭。
桃の像の周りには悪縁を絶ちに来た人が投げたかわらけがあります。
社殿の左脇には厄除桃の像が並んでいます。
この桃の像を撫でると厄が除けられると言われています。
楼門と社殿周辺
社殿の向かい側を少しされたところに、神門よりも大きな門があります。
こちらは楼門。ここから境内への出入りは出来ませんが、社殿に負けず劣らず立派なので、見てみましょう。
境内への立ち入りができない門と言うことで、扉は閉まっています。
扉絵の立派さも素敵ですが、その手前にある桃の像も可愛らしさがありますね。
楼門の左隣にある神輿庫。
その名の通りお神輿が中にある場所で、こちらも普段は扉が閉まっていました。
他の建築物に比べて落ち着いた色合いの神楽殿。
その手前には方位の神である白虎、朱雀、青龍、玄武の四神の名前が書かれた石が各方角に置かれていました。
境内社
神楽殿のすぐ隣に境内社が並んでいます。
手前から大国神社、五十瀬神社、三社(妙見宮・白山神社・日吉山王宮)、四柱神社、天満宮です。
ちく
それぞれの御祭神やご利益を書いていきます。
御祭神 | ご利益 | |
大国神社 | 大国主命(大黒天)
事代主命(恵比寿) |
金運上昇、事業安泰、商売繁盛など |
五十瀬神社 | 天照大御神 | 国家安泰、五穀豊穣など |
三社 | 天御中主大神(妙見宮)
白山比咩大神(白山神社) 大己貴神、大山咋神(日吉山王宮) |
生活守護、導きなど |
四柱神社 | 天御中主神、高皇産霊神
神皇産霊神、天照大御神 神直日神、大直日神 |
国家安静、平安無事 |
天満宮 | 菅原道真 | 合格祈願、学業成就、芸道発展 |
境内社の前に屋根のついた道があります。
この感じ、同じ茨城の水戸にある東照宮の拝殿へ続く道に既視感があるなぁと思いました。
反対側には天満宮の鳥居があります。
この鳥居の先に一番近い社が天満宮なのです。
とても大きなこの木は御神木の三郎杉。
柵に囲まれていて、手前にはお賽銭箱が用意されていました。
三郎杉から更に先へ進むと境内社葦船神社があります。
蛭子命(水子を守護する神様)と大国主命(冥界を守護する神様)が御祭神です。
葦船神社の向かい側、大杉神社のすぐ隣にある工事中だったこちらの建物は安隠寺と言うお寺です。
大杉神社とは別のお寺ですよ~!
場所は少し変わり、駐車場の近くに並ぶ境内社を紹介していきます。
まずは木々に囲まれた中にある稲荷神社から。
緩やかな階段の先には稲荷神社らしい連なる鳥居があり、稲荷神社の社へとまっすぐ続いています。
途中に狛狐の姿も見えますね!
鳥居をくぐり、社の手前右あたりに手水舎がありますよ!
こちらも大杉神社の手水舎同様、龍の口から水が出ています。
稲荷神社の社が見えました。
正式には最勝立身出世稲荷神社と言います。その名の通り立身出世にご利益がある稲荷社です。
こちらが競馬ファンの聖地勝馬神社。
御祭神は不明の神社ですが、馬体守護のご利益があります。
中には猿に引かれている馬の像があります。
社の周りには馬のひづめがついている絵馬がたくさん奉納されていました。
勝馬神社の近くにある相生神社。
伊邪那岐命、伊邪那美命の夫婦神が御祭神です。子授けにご利益があります。
社の中には男性器(男神像)と女性器(女神像)の形をした石が並んでいます。
願い紐を男神像へ結び、子供を授かるとお礼参りとして叶い紐を女神像へ結ぶそうです。
願い紐と叶い紐はそれぞれ授与所で1000円で販売されています。
稲荷社の近くにあるねがい矢を打つ的。
授与所で金のねがい矢(金運や商売繁盛などの願いをかなえたい人向け)と紅のねがい矢(厄除や家内安全、病気平癒や恋愛成就などの願いをかなえたい人向け)が販売されています。
その矢を射る場所です。弓もここに用意されているので、叶えたい願いがある人におすすめです。
おみくじ
大杉神社の授与所の隣に、おみくじをひける場所があります。
その中から干支のおみくじが気になり、見てみることにしました。
一部の干支のおみくじは名前だけで置いていないものもあったので、完売中のものもあるようです。
もちろん自分の干支、酉年の鳥ちゃんを引きますよ〜!
大吉!
これだ!と思うものを引いたら、大吉でした〜!わ〜い!
この干支みくじの巳年のおみくじは、東京の白蛇さんとして有名な上神明天祖神社の巳の日限定のおみくじと同じものでした。
こういうおみくじって、同じものを取り扱ってるいる場所が時々ありますよね!
鯉の形をしていたおみくじを引くこいみくじもあります。
社務所に声をかけて、釣り竿を借りておみくじを釣るのです。
グレーの鯉の形をした厚紙のおみくじがこいみくじ。なかなか見かけることのないこちらのおみくじもオススメです!
トイレが物凄い綺麗だったよっていう話
場所が場所なので写真はありませんが、トイレすっごい綺麗でした。
改装して、2018年から使えるようになったトイレらしいです。
私が女なので女子トイレしか入っていないんですけど、それぞれの個室に名前がついていました。○○の間って感じで。
扉に絵が描かれてて、それぞれの個室の天井にも1つ1つ違う絵が描かれているんです。
個室の扉を開けた瞬間、便器の蓋が自動に開いてくれるタイプの洋式トイレでした。
トイレの中がとにかく綺麗だし豪華!
大杉神社へ伺ったら、トイレもぜひ行ってみてください!
猫!
2020年12月に再訪した時に境内で猫ちゃんに出会いました。
工事中の境内にご飯が用意されていたので食べに来ている様子。近付いたら逃げてしまいました。
怖がらせてごめんよ、猫ちゃ~ん!!
御朱印
御朱印は神門近くにある授与所で頂くことが出来ます。
▼現在、拝受可能な御朱印がこちら
- 大杉神社
- 境内社 大国神社
- 境内社 勝馬神社
- 境内社 出世稲荷神社
- 境内社 勝馬神社
- 弁財天
- あんば七福神の御朱印(毎月1日・7日・15日・17日・27日限定の七種類の御朱印)
御朱印は全て初穂料500円です。
2018年10月に頂いた御朱印
はじめての参拝で頂いた御朱印はこちらです。
初穂料は300円。
シンプルな御朱印です。
「拝」の文字の最後が長いのは書き手の方のくせかな?素敵ですねぇ
2020年12月に頂いた御朱印(2種)
2020年12月に頂いた御朱印はこちらの2種です。
左は境内社 勝馬神社の御朱印、右は大杉神社の御朱印です。
限定御朱印情報
1月1日から数量限定で正月限定御朱印が登場します。
金の大国神社の御朱印、銀の大杉神社の御朱印(書置きのみ)が登場します。
毎月1日、7日、15日、17日、27日限定御朱印が登場します。
七福神の御縁日と言うことで、この日のみあんば七福神の御朱印が登場します。
アクセス
住所 | 茨城県稲敷市阿波958 |
電話番号 | 029-894-2613 |
開門時間 | 24時間 |
御朱印受付時間 | 9:00~17:00 |
駐車場 | 無料 |
最寄り駅からのアクセス | 最寄り駅から遠いので車やバスで行くのがおすすめです |
公式サイト | こちら |
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