障害者の自由って何かを語り掛けてくる映画「37seconds」の感想記事

こんにちわ。おはようございます。こんばんわ。マベ太郎です。

今回も映画に関する記事を書いていきたいと思います。

 

今回の記事は、障害者がある主人公を軸に、障害があるというのはどういう事なのか?何が実際に自分の自由を縛り付けているのか?を語り掛けてくる映画「37seconds」です。僕には障害がある弟がいるという事もあって、この映画はストーリーを読んだときから観たいと思いました。障害があるからこそわかる事や、その先の成長を見せてくれる映画でした。

37seconds、とは?

そもそも、37secondsってどんな作品なのか?っていうと!

身体に障害をもった主人公・貴田ユマが毎日に息苦しさを感じ始めた時に、自由になるために少しずつ自分の道を歩き始め、そして成長していく映画です!

と書いてみても、わからないと思いますので、今回の映画の予告編を観てみてください!

<ストーリー>

生まれた時に、たった37秒息をしていなかったことで、身体に障害を抱えてしまった主人公・貴田ユマ。親友の漫画家のゴーストライターとして、ひっそりと社会に存在している。そんな彼女と共に暮らす過保護な母は、ユマの世話をすることが唯一の生きがい。
毎日が息苦しく感じ始めたある日。独り立ちをしたいと思う一心で、自作の漫画を出版社に持ち込むが、女性編集長に「人生経験が少ない作家に、いい作品は描けない」と一蹴されてしまう。その瞬間、ユマの中で秘めていた何かが動き始める。これまでの自分の世界から脱するため、夢と直感だけを信じて、道を切り開いていくユマ。その先で彼女を待ち受けていたものとは…

37seconds 映画HPより引用

映画の見どころ

ここからは自分的な映画の見どころを書いていこうと思います!

障害者のみている世界

今回の映画は障害者が主人公の映画で、障害者の視点で物語が語られていきます。主人公の母親は面倒見がよくて、娘の事が心配なので、なんでも娘のためにやってくれます。仲が良いので、一緒にお風呂に入って、身体や髪を洗ってもらったり、お夕飯もおいしいごはんを作ってくれる、そんな理想的な家庭で生活をしています。さらに、自分の特技である“漫画”を友達と一緒に書く事によって、ある程度の稼ぎを得る事もできています。

こんな幸せそうな雰囲気で物語は進みますが、それでも主人公のユマの中では不満が少しずつ溜まっていきます。それは、自分1人の力で漫画を描てみたい。という欲求であったり、身の回りの事をすべてやってしまうお母さんへの不満だったり、いろいろです。そんな自分を少しでも変えようと、自分1人の力で漫画を描き、出版社へ持ち込みをします。編集長に漫画を見せると、「とてもいい内容だ」と最初は褒めてもらえたものの、「人生経験が少ない作家にいい作品は描けない」と厳しい一言を言われてしまいます。

自分に足りない人生経験。思えば、男性との交友もないし、セックスはおろか、キスさえもしたことがない。自分の友人といえる人間も一緒に漫画を描いている親友の一人だけ。家に帰れば、自分の代わりにお母さんが何でもしてしまいますし、おそらく危うい、怪しい部分があればお母さんが排除していってしまいます。そんな環境で育ったからこそ、綺麗で安全な道ばかりを通ってきたのです。そのお母さんの行動が悪いかといえばすべてが悪いわけではありません。自分の娘を思いやるからこその行動なのですが、その結果として彼女自身の経験をする機会や自由を奪ってしまっているのです。これはお母さんが悪いわけではないと思います。だって、自分の可愛い唯一の娘なんですから。しかも、社会的では弱い立場にあり、他の人と比べても何か悪い事に巻き込まれる可能性が高い。だからこそ、自分がその悪いことに巻き込まれるような可能性を少しでも小さくしなければならないと思いがちであるのとともに、可哀そうな娘という認識が完全にできあがってしまっており、これ以上自分の娘が可哀そうな立場にならないようにしてあげたい。という想いが結果として過保護にさせているのだと思います。

大人になる間に色々な失敗を積み上げていくと思います。その経験があとになって自分の成長につながる。その成長の種をまく時間が主人公のユマにはなかった。そんな彼女が経験が不足していると言われて、気づきます。自分にもいろいろな経験をするチャンスはあるんだという事に。そして、その小さな一つの発見が、少しずつユマの心や行動を変えていき、自分の殻を破っていきます。その様子は、悪いことに巻き込まれないか母親さながらの気持ちで観るので、僕はすごくソワソワとしましたが、それでも自分の人生を歩みだす彼女にどういった運命が待ち受けていくのかをしっかり見届けた先に待っているものはとても良いものでした!

平等に与えられた自由

今回の映画、主人公のユマは他社から色々な縛りを受けています。母親には過保護にされ、自分でできる事さえも奪われて、勝手にやられてしまう。小さな事でいうと髪の毛を伸ばしてみたい、という事もできない。そとに外出するときにワンピースを着るという事もダメ。自分がそういう事をしても大丈夫なんだよ!という事を示す機会を与えてもらえず、また自分が挑戦してみたいという事に対して家族は不寛容で、不自由さを感じてしまっています。

さらにもう一つ、共同で漫画を描いている親友も、その親友にとって都合の良い時はよくしてくれるけれども、少しでも都合が悪くなれば親友とは思えないほどに態度が一変してしまいます。そして、自分に漫画を描くという能力があり、独り立ちできる可能性もあるのですが、親友から制されてしまい、その一歩を踏み出す事ができません。

そんな彼女ですが、一つのきっかけで、一気に世界が変わっていきます。そこに辿りつくまでには目をそむけたくなるような場面もいくつかありました。自分も同じような境遇にあったこともありますし、悪い方の予想が当たってしまうような場面もあります。でも、そのいろいろな経験を通して、今まで会う事がなかったような人たちと出会い、自分の知らない世界をすこしずつ知っていきますし、自分自身の事を知るきっかけを作られていきます。そして、そのきっかけがあるからこそ、さらに主人公のユマの、ユマにしかできない経験が積み重なっていき、その結果が最後に現れる事になります。

この映画を観て感じたのは、平等なんだという事、そして、障害者だからという事で、その人の経験や自由を奪っているのは実は周りの人だったりするし、その奪われている自由をふとしたきっかけや意志の強さで取り戻す事もできるんだよという事を教えてくれます。当たり前の事で、何かを成し遂げたい、変わりたいと思うのであれば失敗するか、成功するかわからないけれども、まずは行動をしてみるという事が大事なんです。一生懸命に、自分が正しいと思う事をやってみる。時に間違っている事に気づいたり、気づかされたりするけれども、その気づきがまた次の一歩を踏み出すための糧になります。大人になるとなんでも面倒になってしまって、新しい事に挑戦しなくなってしまいがちですが、それではいけないんだな~とユマに気づかされました。大人として、ユマの行動力は素晴らしいものがあったなぁ~と思いますね!!少しは見習いたいものです。。。(泣)

 

さて、今回の感想記事、どうでしたでしょうか?若干、ネタバレも含まれてしまっていますかね?誰かがこの記事を読んでくれて、この映画に興味を持って、映画館に足を運んでもらったり、レンタルやネットで観てもらえたらなと思います。せっかくのいい作品なので、ぜひとも観てもらえたらうれしいです。最後に上映映画館情報をリンクしておきますね!それではまた~♪

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