青春の甘酸っぱさと時代劇の奇跡「サマーフィルムにのって」

こんにちわ。おはようございます。こんばんわ。マベ太郎です。

今回も映画に関する記事を書いていきたいと思います。

今回の記事は、Twitterのタイムラインで絶賛のコメントを多数みて、興味が湧いてみてみたら、最高の青春映画だった「サマーフィルムにのって」の感想を書こうと思います!

この映画、夏に観たい青春の輝き甘酸っぱさ、そして、爽やかさ、友情、淡い恋、いろいろな要素が余すことなく盛り込まれていて、それがストーリーに綺麗にハマっていて、笑いあり、感動あり、涙ありのこの夏の最高の映画でした。昨年は、『アルプススタンドのはしのほう』という映画が夏映画でドハマりしていましたが、今年の一本はこの一本だな~と思いました!

サマーフィルムにのって、とは?

そもそも、サマーフィルムにのって、とはどんな作品なのか?っていうと!

映画部に所属している、高校生のハダシという主人公が時代劇オタクで、時代劇を撮りたいのにも関わらず、映画部では撮る事ができず、鬱々としているところに、自分が作った脚本の主人公にピッタリの男性:凛太郎が現れた事で、友達のビート板、ブルーハワイや他の生徒を集めて、高校生最後のひと夏に最高の時代劇製作を行おうとするという物語です。

今時、高校生と時代劇という組み合わせも斬新な気がするのですが、その先には恋愛やSFなどの要素も絡まってきて、本当にいろんな要素がグイっと一本の映画の中に集まっているのですが、最高の脚本によって、全てが最高の形で楽しませてもらえました!さらに最後には涙も流れる感動も得られました!本当にすごいコラボレーション!

といろいろと書いてみても、わからないと思いますので、今回の映画の予告編を観てみてください!

サマーフィルムにのって 予告編

 

<ストーリー>

時代劇オタクの女子高生監督が主役に抜擢したのはタイムトラベラー!?

勝新を敬愛する高校3年生のハダシ。
キラキラ恋愛映画ばかりの映画部では、撮りたい時代劇を作れずにくすぶっていた。
そんなある日、彼女の前に現れたのは武士役にぴったりな凛太郎。
すぐさま個性豊かな仲間を集め出したハダシは、
「打倒ラブコメ!」を掲げ文化祭でのゲリラ上映を目指すことに。
青春全てをかけた映画作りの中で、ハダシは凛太郎へほのかな恋心を抱き始めるが、
彼には未来からやってきたタイムトラベラーだという秘密があった――。

サマーフィルムにのって 映画HPより引用

 

映画の見どころ

ここからは自分的な映画の見どころを書いていこうと思います!

自然な演技、自然な掛け合いから作り出される雰囲気

今回の映画は、時代劇オタクの映画製作を通して、青春の一ページを紡ぎ出すという物語なのですが、女優、俳優の自然な演技がすごく、魅力的です!主人公とその仲間の3人の掛け合い、そして、空気感が予告編を観ただけでもわかるのですが、全てが全て、肯定的に捉えられているわけではなく、ダメなものはダメで、乗っかれないときは乗っかれない。それでも、根っこの部分ではお互いの事が好きという雰囲気が理想的な関係性ですごく自然に映画の中で映し出されます!

そして、その3人とたまたま出会った映画の主人公の理想像:凛太郎、さらに映画製作のために集まった個性豊かなスタッフの面々。最初はどこかぎこちなく始まる映画撮影、凛太朗の演技はどこかぎこちないし、音響担当のメンバーも画面に観切れてしまう、さらに邪魔も現れて、さんざんな状況。でも、共に時間を共有していく中で、お互いの事を知り、認め合い、少しずつ強くなる絆と思いやる気持ち。そして、予告編の45秒のタイミングの『殺陣』の撮影シーンなんかは、最高に一体感があって、みんなの目のキラキラがまぶしく、青春の1ページって感じがします!

そのあとに、夜の体育館でメンバーみんなで、和気あいあいとコンビニかスーパーで買ってきたであろう、ペットボトルとお菓子をつまみながら、語りあう姿。そして、ハダシの溢れる映画愛に呼応していく、みんな。いやーこういう青春って、すごく理想的だし、本当に最高のシーンだったと思います。それは、今この時代がコロナ禍だからっていうのもあるのかもしれないですね。コロナ禍でいつも通りが変わってしまって、今までの普通が普通じゃなくて、特別なものに想えるからこそ、この映画の何気ないワンシーンが本当にかけがえのないシーンに思える。

のと同時に、このコロナ禍の『未来』の姿を見せてくれている、『希望』を見せてくれているそんな気もする。このソーシャルディスタンスという言葉が日常を取り巻いていて、そんな窮屈な世界の未来にも、こういう明るい未来があるんだよ。って映画を通して、優しく語り掛けてくれる。今、青春真っただ中だったはずなのに・・・なんて思っている人にも、コロナが開けたら、そこには『青春の始まり』があるかも知れないんだよ?と一つの可能性も見せてくれる。この文章を書いているだけでも目柱が熱くなってきてしまうので、ちょっとここらで終わり!笑

 

誰一人悪い人がいない世界とラストシーン

さて、この映画の中には色々な要素があるのですが、その中でもやっぱりあげておきたいのが、『悪い人がいない』この世界だと思います。主人公のハダシは恋愛映画が至上主義の今の映画部に居て、くすぶっていて、ストレートな恋愛映画がどうにも合わない。そんな恋愛映画を撮ろうとする、恋愛映画大好きな『花鈴』も、初めの頃はなんか嫌な奴なのかな~と思ったりするのですが、そんな事はなくて、『恩は恩でしっかり返す』そういう義理堅くて、芯が強くて良い人だったりします。そして、映画作成も佳境に入っている時に、ハダシと花鈴の二人だけになるシーンがあるんですけど、その時にはいつの間にか、映画監督同士として、意気投合して、お互いを認め合いながらも、ライバルとして意識する仲になっていきます。

あと、メインキャストのブルーハワイも、実は『ド直球な恋愛』が好きな人だったりして、そんな一面が見えるシーンがあるんですけど、『ド直球恋愛映画』を目の敵にしていた、ハダシの仲間の中で浮いてしまうのではないか?!とか思ったりするんですけど、そのブルーハワイの一面を良い面として、最高の形で、演出してくれるハダシ。この仲間思いで、自分と考えが違うからと言って、『仲間外れ』にはしない!っていうところもまたやさしさにあふれていると思います。

そして、この映画の最後は、『最高の大活劇告白シーン』なのですが、このシーンが最初っから最後までカッコイイ。ハダシは、時代劇オタクという事もあって、監督であるのですが、それ以上に『剣劇の達人』でもあって、時代劇の殺陣を何度も繰り返し、大好きだから観た事によって、自分のものとして、取り込まれたその剣の扱いのカッコよさと、そのまっすぐな想いの丈を、凛太朗へと届けようとする。その必死で一生懸命で真っすぐなその姿が最高で、且つそれを自分も一切の手を抜く事はせずに迎え撃つ、凛太朗の必死の大剣劇のシーンが本当にカッコイイのです。最後、どんな終わりを観せてくれるのか。本当に素敵な最後が待っています!もしよかったら、今からでも遅くないので、映画館に足を運んで見てください!それではまた~!

あ、あと、下に『サマーフィルムにのって』の制作秘話などが見れる、特別映像も載せておきます!映画を観る前、それから観た後などに観るとより感動が深まります!ぜひぜひ!

 

映画を観る前、観終わった後にはこちらの特別映像も見てみてください。

素敵なメインキャスト3人の姿が見られます。

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