ども!ちく(@chikuchanko)です。
西国三十三観音巡りの記事16回目は、京都にある第28番札所成相寺を紹介します!
日本三景 天橋立の近くにあるお寺で、境内のパノラマ展望台からは天橋立を眺めることも出来ます。
この記事では、紅葉が色づき始める少し前、10月に訪れた時の境内の様子をお届けします!
目次
寺の概要
- 御本尊:聖観世音菩薩
- 宗派:橋立真言宗
- 山号:成相山
- 寺号:成相寺
- 別名:美人観音
- 御詠歌:波の音 松のひびきも 成相の 風ふきわたす 天の橋立
- 創建:704年
- 開基:真応上人
御由緒
成相寺が開かれた年代は不明な所が多いですが、いにしえより願いが叶う寺として全国に広まり、704年に文武天皇の勅願寺となりました。
※成相寺 リーフレットより一部抜粋
1人の僧が雪深い山の草庵に篭って修行中、深雪の為、里人の往来もなく食糧も絶え何一つ食べる物もなくなり、餓死寸前となりました。死を予感した僧は「今日一日生きる食物をお恵み下さい」と観音様に祈ったところ、夢ともうつつとも判らぬ中で堂の外に傷ついた鹿が倒れているのに気付き、僧として肉食の禁戒を破る事に思い悩みましたが命に変えられず、決心して鹿の腿をそいで鍋に入れて煮て食べてしまったのです。やがて雪も消え、里人達が登って来て堂内を見ると、本尊の腿が切り取られ、鍋の中に木屑が散っていました。それを知らされた僧は観音様が身代りとなって助けてくれた事を悟り、木屑を拾って腿につけると元の通りになりました。此れよりこの寺を願う事成り合う寺、成合(相)寺と名付けました。
※成相寺 リーフレットより一部抜粋
実際の様子
お地蔵さんと手水舎
駐車場に車を停め、境内へ。本堂を目指していると、境内の一角にたくさんのお地蔵さんが並んでいました。
そこから進んで行くと、本堂の前に2匹の龍が重なっている手水舎があります。
この手水舎、元は鉄湯船で、国指定重要文化財に指定されている歴史的価値が高いものです。
本堂とその周辺の見どころ
こちらが成相寺の本堂です。本堂内で観音さまへ参拝が可能です。
もとは現在建っているこの地よりも山の上に建っていましたが、1774年に建築されました。
京都府文化財に指定されています。
本堂の右手前にある十王堂。
左側に孔雀明王さま、右側に閻魔大王さまが祀られているお堂です。孔雀明王さまは孔雀の背中にのった仏様です。とても珍しい像なので、ぜひ成相寺を訪れたらお参りしてみて下さい。
十王堂の隣にある権現堂。
十王堂と権現堂の間に下へ続く階段があります。
この先は本坊です。お寺の関係者でない場合は、特に見学施設ではないので、立ち入るのはやめましょう。
巡礼堂と撞かずの鐘
本堂の前に長い階段があります。路線バスで訪れる場合、バス停からこの階段を上って本堂へ向かうのが定番のルートです。
階段の途中、左手に巡礼堂があります。
巡礼堂の手前にいらっしゃるのは一願一言地蔵さま。唯一願を一言でお願いするとどんな事でも叶えてくれると言うお地蔵さまです。650年前に創られた歴史があるお地蔵さまなんですよ~!!
階段の途中には撞かずの鐘と呼ばれている鐘楼があります。
この鐘が撞かずの鐘と呼ばれるようになったのは以下のようなお話があるからなのです。
寺に新たな梵鐘を造ることになり、近隣住民に寄進を求めたところ、裕福そうな女房が「子供はたくさんおるが、寺へ寄進する金はない」と断った。
やがて鋳造の日、大勢の見物人の中に例の女房も乳飲み子を抱いて見物していた。そして、あろうことか誤って銅湯の入ったルツボの中へ乳飲み子を落としてしまったのだ。鐘は見事に鋳上がったが、撞いてみると、乳飲み子の悲しい鳴き声が聞こえてくるので、人々は乳飲み子の成仏を願い、この鐘を筑ことを止めた。
以後。撞かずの鐘と呼ばれるようになった。
※成相寺 リーフレットより抜粋
五重塔と弁財天
こちらは階段を下りた先にある五重塔。
様々な角度から見学が可能です。鎌倉時代の形式をそのまま復元している塔となっています。
このあたりは紅葉や桜の名所としても有名ですよ~!!
五重塔近くに奇怪な話の底なし池と呼ばれる池があります。
池の一角に弁財天を祀る社があります。
美人茶屋とパノラマ展望所
成相寺へ車で行く場合、本堂周辺から更に車で上へ行くことが出来ます。辿り着いたその先にあるのはパノラマ展望所。
この展望所には美人茶屋と言うお茶屋さんがあり、天橋立が見える景色を楽しみながら、ドリンクやスイーツを楽しめるお店となっているのです。
店内からもテラス席からも雄大な景色を見ながらカフェタイムを過ごすことが出来ますよ~!
パノラマ展望所から見た天橋立。
ここには厄落しに御利益があるかわらけ投げをする場所もあります。
この輪にかわらけと呼ばれる小さな小皿のようなものを投げ入れ、厄落しをする場所です。かわらけは3枚200円で販売されています。
御朱印
御朱印は本堂内の納経所で頂くことが出来ます。
\拝受可能な御朱印一覧はこちら/
- 西国三十三観音(圓通閣)
- 西国三十三観音(御詠歌)
- 楽寿観音
- 季節の限定御朱印
西国三十三観音の御朱印
今回頂いた御朱印はこちら。
値段は300円。
圓通閣と墨書きされた御朱印です。
御朱印と合わせて「佛」の文字が書かれている散華を頂きました!
秋の限定御朱印
10月になると登場する秋の季節限定御朱印はこちら。
値段は500円。
御本尊である観音さまの別名「美人観音」と中央に墨書きされている御朱印です。秋を感じる紅葉した葉っぱの印が御朱印全体に散りばめられているのが魅力的ですねぇ
限定御朱印情報
季節ごとに限定御朱印が登場します。
最新情報は公式インスタグラムをチェック!
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私の場合は、他の方が使っている納経帳を見て、札所に必ずあるかわからなかったので、ネットで購入してから発願しました。それがこちらの納経帳です。
札所の詳細だけでなく、そのお寺の水彩画が描かれているものです。見返した時に、すぐ境内の様子を思い出すことも出来るのでオススメですよ〜!
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アクセス
住所 | 京都府宮津市成相寺339 |
電話番号 | 0772-27-0018 |
開門時間 | 8:00〜16:30 |
御朱印受付時間 | 開門時間と同じ |
駐車場 | 有料 ※入山料 500円に駐車料金が含まれます |
最寄り駅からのアクセス | 最寄駅から離れているので車やバスで行くのがおすすめです
※近くから登山バスが出ています |
公式サイト | こちら |
西国三十三観音まとめ
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合わせて訪れたい周辺の神社仏閣情報
宮津市にある「丹後國一之宮 元伊勢籠神社」「智恩寺」
同じ宮津市に丹後國一の宮 元伊勢籠神社や天橋立のそばにある日本三大文殊の1つ智恩寺があります。
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