【ちくの西国三十三観音巡り#22】勝尾寺へ行ってきた【大阪の寺院】

ども!ちく(@chikuchanko)です。

 

西国三十三観音巡りの記事22回目は、大阪にある第23番札所勝尾寺かつおうじを紹介します!

紅葉の名所として有名なお寺で、勝運祈願の御利益があり境内はたくさんのだるまがいるインパクトあるお寺です。

そして三宝荒神を最初に祀った場所でもあり、毎月18日は観音さまのご縁日ということの発祥の地でもあるんですよ~!!

写真のところどころに小さなだるまさんがたくさんいるものをたくさん掲載しているので、ぜひ合わせてチェックしてみて下さい!

ちく

MEMO

他にも法然上人二十五霊場 第5番札所、摂津国八十八箇所 第54番札所、摂津国三十三箇所 第22番札所、神仏霊場巡拝の道 第65番(大阪第24番)札所になっているお寺です。

▼前回の西国三十三観音の記事はこちら

寺の概要

  • 御本尊:十一面千手観世音菩薩
  • 宗派:真言宗
  • 山号:応頂山
  • 寺号:勝尾寺
  • 御詠歌:重くとも 罪には法の 勝尾寺 ほとけを頼む 身こそやすけれ
  • 創建:727年
  • 開基:開成皇子

御由緒

奈良時代初期727年、善仲・善算の双子の兄弟が草庵を構え、その後、光仁天皇の皇子 開成が二師と出逢い、弥勒寺を創建。

平安時代、第六代座主、行巡上人が、清和天皇の玉体安穏を祈願して、その効験を示した事により、王に勝った寺「勝王寺」の寺号を帝より賜ったが、行巡は「王」を「尾」にひかえ「勝尾寺」と号した。

以来、人生全てに「勝つ」寺として、日々勝運を願う参拝者が絶えず、その勝運信仰の歴史をたどっている。

 

※御朱印 はさみ紙より一部抜粋

実際の様子

拝観受付と山門とだるま

お寺の入口はこちら。寺号標の隣に売店が併設されたお休み処があり、その一角が拝観受付になっています。拝観受付で拝観料を支払うことで境内へ入ることが出来ます。

まず最初に見えてくるのは立派な山門です。

現在ある山門は1603年に豊臣秀頼公により再建されたもので、紅葉シーズンにはライトアップされています。

 

山門の周辺のいろいろな場所に小さなだるまさんがたくさんいました!こちらは本堂近くにある授与所で販売しているだるまみくじのようです。おみくじを引いた人がどうやら、思い思いの場所にだるまさんを奉納していくのかな?

ライトアップの台や山門の先にある池のほとり、はたまた看板の上など本当にいろいろな場所にだるまさんがいました。

お清め橋と池と弁天堂

山門をくぐるとその先はお清め橋が続いています。境内にある池にかかる橋です。

池からの水しぶきが激しくなるタイミングがあるようで、その水しぶきによる霧を浴びることで、厄落としに御利益があると言われています。御本尊である観音さまにお会いする前に、ここで身を清めてから先へ進むのです。

寒い冬の日、池から噴水が出ていましたが、霧にはなっていませんでした。

橋の上から見た景色からも山の雰囲気が伝わるのではないでしょうか?伺ったのが冬なので、枝が目立つ木ばかりでしたが、ここが紅葉シーズンになるととても綺麗になるのです。青紅葉の季節も素敵だろうなぁ

 

橋を渡るとその先に知恵の環と呼ばれる場所があります。

ここは本堂や境内の諸堂へお参りした後、最後に訪れると良いと言われている場所です。入口から中心点へ向かって右へ7周、その後、中心点から逆周りで7周して入口へ戻ると力や知恵を頂ける御利益があります。

 

その近くにあるのが弁天堂です。

池の上に建つ弁天堂は知恵の神様として祀られており、学問や芸能、音楽の才能を開花させる神様とも言われています。

たくさんの灯籠とだるまが並ぶ参道

知恵の輪の隣に本堂へ続く参道があります。灯籠が並ぶこの参道を歩いて本堂を目指しましょう。

1つ1つの灯籠を見てみると、ここにもだるまさんがいました。

そして参道の途中、右手には宝物館もあります。

普段、こちらの宝物館は公開されていないようで立入出来ないようになっていました。

多宝塔と一願不動堂

参道は途中からゆるやかな階段になります。

階段を上ると広場に着きました。広場の奥に幕がかかった工事中の建物があります。こちらは多宝塔です。

大日如来さまが祀られているお堂で、この後の順路を進んで行くと本堂の後に行くことが出来る場所です。修復作業中だったのかな?

 

広場の左手が本堂へ続く順路になっています。その順路側にあるのが一願不動堂です。

たくさんのだるまさんが並ぶその先に一願不動尊と呼ばれるお不動さまが祀られています。

このお不動さまは1つの願い事のみを叶えて下さる仏様です。1つのお願いを心の中で3回唱えると叶えてくれると言われています。

勝ちだるま奉納棚と本堂へ続く道の途中にある諸堂

左手に階段が続いています。この道を進んで行きましょう。

階段の右側にあるのが勝ちだるま奉納棚。勝尾寺でだるまを授かり、願いが叶った人が奉納していく場所です。つまり、ここに納められているだるまさんの数だけ、人々の願いが叶っているのです。勝尾寺の御利益、凄いですねぇ

様々な大きさのだるまたち。1つ1つのだるまさんが色々な人々の願い事を叶えてくれたのですねぇ

 

この階段の途中にも小さなだるまさんたちがいました。

階段の途中に手水舎があります。

こちらもだるまさんがいっぱいです。

 

順路を進んで行くと厄ばらい三宝荒神堂があります。

ここは日本で最初に三宝荒神を祀った場所です。厄落としに御利益があります。

 

その隣にとても大きな木があります。

その隣にある鎮守堂です。この土地の鎮守神が祀られています。

木の枠1つ1つにだるまさんがたくさん奉納されている様子が圧巻でした!

 

鎮守堂の隣に開山堂があります。このお寺の開山に関わっている善仲上人・善算上人と開成皇子が祀られています。

その右隣には水かけ観音堂があります。

 

水かけ観音堂の隣、本堂の左手に当たる場所には真言宗の宗祖である弘法大師を祀る大師堂があります。

こちらでは四国八十八ヶ所のお砂踏みも可能です。

本堂と鐘つき堂と納骨堂

こちらが勝尾寺の本堂です。こちらへ参拝させて頂きました!

本堂前の灯籠にもだるまさんがいます。

本堂へお参り後、順路にあるのが鐘つき堂です。

厄除の御利益があると言うお寺の鐘を参拝者は誰でも撞くことが出来ます。

この近くの塀の上にもだるまさんがたくさんいました!!

 

鐘つき堂の前を見ると立派な木の隣に納経所があります。奥に見えている朱色の建物が本堂です。

この先は多宝塔へ続く道と更に上へ進む道があります。上へ進んで行くと法然上人の霊場である納骨堂があります。

法然上人25霊場で参拝へ訪れた方はこちらも合わせて伺いましょう。

 

帰りは来た道とは別のお帰り道から帰ります。

ここでも最後にたくさんのだるまさんたちに癒されるのでした。

 

最後はお休み処の中を通って帰る流れになっています。茶屋や売店もあるので、一休みしたりお土産を買って帰るのもおすすめです。中にはここでしか買えないお菓子などもあるので、ぜひチェックしてみて下さい。

御朱印

御朱印は本堂の右手にある御朱印受付で頂くことが出来ます。

西国三十三観音の御朱印の他に法然上人25霊場の御朱印も拝受可能です。特に何も指定しない場合は西国の御朱印の拝受になります。

西国三十三観音の御朱印

今回頂いた御朱印はこちら。

値段は300円。

「大悲殿」と書かれている御朱印です。

御朱印と合わせて「議」の文字が書かれている散華を頂きました!

限定御朱印情報

こちらのお寺では限定御朱印は登場しません。

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私の場合は、他の方が使っている納経帳を見て、札所に必ずあるかわからなかったので、ネットで購入してから発願しました。それがこちらの納経帳です。

札所の詳細だけでなく、そのお寺の水彩画が描かれているものです。見返した時に、すぐ境内の様子を思い出すことも出来るのでオススメですよ〜!

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アクセス

住所 大阪府箕面市粟生間谷2914-1
電話番号 072-721-7010
拝観時間 平日 8:00〜17:00/土曜日 8:00〜17:30/日曜日 8:00〜18:00
拝観料 大人 400円/小中学生 300円/未就学児 100円
御朱印受付時間 拝観時間と同じ
駐車場 500円
最寄り駅からのアクセス 最寄駅から離れているので車やバスで行くのがおすすめです
公式サイト こちら

西国三十三観音まとめ

今まで訪れた場所はもちろん、西国三十三観音のお寺をすべて簡単にまとめた記事もあるので、興味がある人は是非こちらもチェックしてみて下さい!

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ちく

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その他の大阪の神社仏閣まとめ

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