【世界遺産】聖徳太子ゆかりの法隆寺へ行ってきた【奈良の寺院】

ども!ちく(@chikuchanko)です。

 

今回紹介するのは奈良県の斑鳩にある世界遺産に登録されているお寺法隆寺ほうりゅうじです!斑鳩寺いかるがのてらとも呼ばれているんですよ~

聖徳太子がつくったと言われているお寺で、修学旅行の王道ルートにもなっている奈良県内でもとても有名なお寺です。

MEMO

正岡子規の詠んだ「柿食えば 鐘がなるなり 法隆寺」と言う句も有名です。

今回はこの句に登場する鐘の音も聞いてきました!

南都七大寺 第7番札所、聖徳太子霊跡 第14番札所、神仏霊場巡拝の道 第26番札所、大和北部八十八ヶ所霊場 第50、51番札所になっているお寺です。

早速紹介していきます!

寺の概要

  • 御本尊:薬師三尊
  • 宗派:聖徳宗
  • 寺号:法隆寺
  • 創建:607年
  • 開基:聖徳太子、推古天皇

御由緒

用明天皇が自らのご病気の平癒を祈って寺と仏像を造ることを誓願されましたが、その実現をみないままに崩御されたといいます。そこで推古天皇と聖徳太子が用明天皇のご遺願を継いで、607年に寺とその御本尊「薬師如来」を造られたのが法隆寺であると伝えられています。

 

※法隆寺 縁起より一部抜粋

実際の様子

南大門から法隆寺へ!

法隆寺へ続く参道。

ここは歩行者専用の道です。

 

この道の左右にお土産屋さんや飲食店、駐車場が並んでいます。

法隆寺は修学旅行生も多いので、大型バスが車を停めて、このあたりでご飯をすることも多いようです。

この写真の参道はそんな人の多い道をはずれ、静かな雰囲気のなか、放流へ向かうことが出来る道になっています。

 

まっすぐ進んでいくと南大門へたどり着きます。

法隆寺の正面玄関です。

龍の手水舎と中門

南大門を進んでいくと龍のいる手水舎があります。

手水舎の先に中門があります。

飛鳥建築の様式で造られたこの門は、門を中心に東西に回廊が伸びており、この先にある金堂や五重塔を囲んでいます。

中門にはとても大きな金剛力士像も安置されているんですよ~!

中門を通ることは出来ません。

中門を左手に進んでいくと法隆寺の拝観受付があるので、そちらで拝観チケットを購入した先へ進むことになります。

 

世界遺産の証も発見!

中門の近くにありますよ〜

五重塔と金堂

中門の先を進み、拝観受付を進むとまず西院伽藍を進むことになります。まず見えてくるのはこの大きな五重塔

日本最古の五重塔です。中に入り、1階部分のみ見学することも出来ます。

 

隣にある金堂こんどう

法隆寺の御本尊を安置するいわゆる本堂にあたる建物です。

この中には聖徳太子のために造られた金銅釈迦三尊、聖徳太子の父君である用明天皇のために造られた金銅薬師如来座像、母君である穴穂部間人皇后のために造られた金銅阿弥陀如来座像を中心に、四天王像や吉祥天や毘沙門天像が安置されています。

金堂の上の方の柱を見てみると、龍が巻きついている柱がありました。今までたくさんの寺院建築を見ましたが、こんな形で龍が巻きついている場所を見たのははじめてかも。

 

金堂と五重塔のツーショット!

法隆寺を代表する2つの建物、並べて撮影してみるのも楽しい!

大講堂と廻廊

五重塔と金堂の先にある大講堂

横に長い造りのこのお堂は、御本尊の薬師三尊や四天王像が安置されています。

 

この大講堂から中門まで、ぐるっと廻廊に囲まれているのです。

たまたま誰もいないタイミングで撮影できた廻廊。好き。

東室 聖霊院と大宝蔵院

東側(右手)へ進んでいくと聖霊院しょうりょういんがあります。中門から東西に伸びる廻廊の東側の外側にある建物です。

 

東側にある東室ひがしむろ。この東室の南端部分を改造し、聖徳太子尊像を安置する為に聖霊院が造られました。

と言うわけで、御本尊は聖徳太子尊像です。法隆寺の御朱印を頂くことが出来る場所でもあります。

 

聖霊院前にも手水舎がありました。

龍?壺?

 

進んでいくと馬屋があります。

更にこの先を進んでいくと大宝蔵院があります。法隆寺の宝物が展示されている建物で、撮影禁止なので、このあたりの写真はありません。このあたりには食堂などもあります。

西室 三経院と西円堂

東側を紹介したので、次に西側を紹介していきます。

本来の拝観コースの場合は、ここで紹介している西側ではなく、更に東側へ進み、東院伽藍を進むことになります。

東院伽藍についてはこの後紹介していきますよ~!

 

こちらは西室 三経堂

こちらは通常入ることは出来ず、外観を見ることが出来るお堂になっています。聖徳太子が三経義疏にちなんで名付けたお堂です。

 

ここを更に西側へ進んでいくと西円堂さいえんどうがあります。

橘夫人の発願により、行基菩薩が建立したお堂です。

 

階段を上った先にあるお堂なので、上からの眺めはとっても良いのです。

階段を上ってすぐ右手に手水舎があります。

手水舎にもしっかりと西圓堂(西円堂)と書かれていますねぇ。

 

こちらが西円堂。上空から見ると八角形になっているお堂です。

御本尊は薬師如来です。

 

このお堂のすぐ近くに鐘があります。

この鐘が、正岡子規の俳句「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」に登場する鐘です。

今でも朝の8時から16時までの間、2時間おきにお寺の方が鐘をならしています。ちょうど私がこのお堂を訪れた時間が、13時50分頃だったのですが、この時間には既に鐘をならすために僧侶の方が鐘の前で準備していました。

 

そして待っていると、境内に響き渡る鐘の音が聞こえてきました。

とても暑い日で大変だなぁと思っていましたが、心に響く厳かな鐘の音で素敵でした〜

ちく

東院伽藍へ!

さて、拝観ルートに戻ります。大宝蔵院を進み、東側へ進んでいくと東大門があります。

三棟造りという珍しい造りをしている奈良時代を代表する門の1つです。この門を進み、長く続く道をまっすぐ歩きましょう。

すると鳳凰(朱雀)?の口から水が出ている手水舎がありました。

この先に東院伽藍最大の見どころである夢殿ゆめどのがあります。聖徳太子の遺徳を偲んで建てた伽藍の中心的な建物です。

この中には秘仏である聖徳太子等身の秘仏 救世観音像や、聖観世音菩薩などが安置されています。

ぐるっと夢殿をまわります。

夢殿からはこちらの礼堂を見ることも出来ます。

 

この夢殿の近くには、聖徳太子の母君が造られた尼寺である中宮寺があります。法隆寺の拝観券を見せると、拝観料の割引もあるので、ぜひ合わせて訪れてみて下さいね~!

実際に行ってみて、法隆寺めちゃくちゃ広いな!!と言う印象を受けました。

ちく

拝観料がかなり高いですが、その分見どころがたくさんあります!

たくさん修学旅行生がいるタイミングだったので、写真を撮って紹介できなかった部分も少しあるので、ぜひ奈良へ行く際は実際に法隆寺へ訪れてみて下さいね~

御朱印

法隆寺の御朱印は聖霊院で頂くことが出来ます。他にも夢殿西円堂でもそれぞれの御朱印を頂くことが出来ます。※私は夢殿では御朱印を頂いていません。

札所の巡礼でのみ頂くことが出来る御朱印もありますが、こちらは原則専用納経帳を持っている人のみが頂くことが出来ます。

値段は300円です。

聖霊院で頂いた御朱印

聖霊院で頂いた法隆寺の御朱印はこちら。

中央に書かれている言葉は「和を以て貴しとなす

聖徳太子の十七条の憲法の第1条に出てくる言葉です。お寺の方が目の前で書いて下さる御朱印です。

西円堂で頂いた御朱印

西円堂で頂いた御朱印はこちら。

西円堂の御本尊 峰薬師如来の御朱印です。

クラウドファンディングで支援した返礼品で頂いた御朱印

コロナの影響で訪れる人が減ってしまった法隆寺が2022年6月15日からクラウドファンディング「世界遺産法隆寺-1400年の歴史遺産を未来へ-プロジェクト」を実施していました。私も支援させて頂き、その返礼品として限定御朱印を頂きました。

こちらの御朱印は法隆寺の本堂である金堂の釈迦三尊像を梵字で表した御朱印です。

中央に書かれている言葉は「尺寸王身釋像」聖徳太子の等身大の釈迦像という意味の言葉です。中央、上に押されている3つの梵字が釈迦三尊像を表しています。

背景になっている模様は釈迦三尊像の光背をあらわしています。

クラウドファンディングの支援金は境内の維持管理費や未指定文化財の修理費用として使用するとのことです!これから先の未来も法隆寺の仏像、景観が維持されることを心よりお祈り申し上げます。

ちく

こちらの箱に入った状態で届きました!中央の剥がした跡がある部分に届け先の伝票が貼ってあったので剝がしました!

御朱印の他にもお手紙やクリアファイルが入っていました!クリアファイルの仏像は夢違観音さまです!

限定御朱印情報

普段非公開の仏像の特別公開期間に合わせて、限定御朱印が登場する場合があります。

アクセス

住所 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
電話番号 0745-75-2555
拝観時間 8:00~17:00 ※11/4~2/21は16:30まで
拝観料 大人(中学生以上) 1500円/小学生 750円
御朱印受付時間 拝観時間と同じ(西円堂は9:00~16:15まで)
駐車場 有料
最寄り駅からのアクセス JR大和路線「法隆寺駅」より 徒歩20分
公式サイト こちら

合わせて訪れたい周辺の神社仏閣情報

近くにある「中宮寺」「法起寺」「法輪寺」

近くに中宮寺法起寺法輪寺があります。

その他の奈良の神社仏閣まとめ

その他の奈良の神社仏閣をまとめた記事はこちら!

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