【世界遺産】鑑真ゆかりの歴史あるお寺!唐招提寺へ行ってきた【奈良の寺院】

ども!ちく(@chikuchanko)です。

 

今回紹介するのは奈良県奈良市にある世界遺産に認定されているお寺唐招提寺とうしょうだいじです!

 

このお寺は、鑑真がんじんと言う人物がつくったお寺です。この鑑真と言う名前、中学あたりで歴史の授業で習ったことを覚えている人も多いのではないでしょうか?

元は唐(昔の中国の名)出身の僧侶で、日本へ渡来する際、盲目になってしまった人物です。それでも日本へ来て、今回紹介するん唐招提寺を築いたと言う偉業を残しています。

MEMO

境内は広く、それでいて派手ではない厳かで独特な雰囲気のお寺です。

神仏霊場巡拝の道 第24番札所、大和北部八十八ヶ所霊場 第26、27番札所になっています。

早速紹介していきます!

寺の概要

  • 御本尊:廬舎那仏るしゃなぶつ
  • 宗派:律宗
  • 寺号:唐招提寺
  • 創建:759年
  • 開山:鑑真大和上

御由緒

唐招提寺は759年、唐の高僧 鑑真大和上によって創建されました。鑑真大和上は聖武天皇の願いに応えて来朝を決意されました。

井上靖の名作「天平のいらか」にもあるように、五度の失敗にも屈することなく来日してわが国に戒律を伝え、大和上の称号を賜りました。その後、戒律を学ぶ道場として、当寺が創立されました。以来1250年、律宗総本山としてその法灯を今に伝えています。

 

※唐招提寺 拝観チケットより一部抜粋

実際の様子

南大門から境内へ!

唐招提寺への入口である南大門

この門に拝観受付の窓口があるので、ここで拝観料を支払い、中へ入ります。

 

門をくぐった先で撮った1枚。

南大門はとても大きくて横に長い門でした〜!!

金堂へ続く道とその途中にある弁天社

唐招提寺の境内を進んでいきます。

まず目の前に広がるのは玉砂利の敷き詰められた参道です。

奥に見えているのは金堂。唐招提寺の御本尊のいるお堂です。

 

参道の途中には、世界遺産 唐招提寺と書かれた石碑?看板?のようなものが!

これ、後からわかるのですが、奈良県にある世界遺産の神社仏閣にはだいたいこれと同じものがあるんですよ~

世界遺産の証なのかな?

 

参道の途中、右手に先へ進む道があります。

この先の道に続いているのは弁天社です。

お寺の境内に弁財天が祀られています。

金堂とその周辺

こちらが金堂こんどうです。このお堂は国宝に指定されています。

お堂内は撮影禁止です。

中にはとても大きな御本尊 廬舎那佛と、薬師如来立像、十一面観世音立像があります。

他にも廬舎那佛の脇仏として梵天と帝釈天が、更に四天王像も安置されているその様子は、曼荼羅を表しているのです。

絵で曼荼羅図を見ることは多いですが、それをお堂内で表現しているのは大きなお寺ならではのこと。

ぜひ金堂内をいつかは実際に目で見て頂きたいものです。

脇から撮影した金堂。

 

手前に噴水?もあります。

柄杓はありませんが、手水舎なのかな…??

 

更にここを右へ進むと、礼堂東室があります。こちらは重要文化財です。

長く伸びるこちら、2つの建物が繋がっているのです。

この建物は僧侶が住んでいた場所です。

元はこの建物以外にも同じような造りの建物が境内にありましたが、現存しているのはこちらのみなのだそうです。

 

更にその奥に経蔵(写真手前)と宝蔵(写真奥)があります。国宝です。

どちらも校倉造りの建物で、経蔵は唐招提寺の創建よりも前にあった米倉を改造したものであり、日本最古の校倉造りの建物として知られています。

講堂とその周辺

金堂の奥にもう1つとても大きなお堂があります。

講堂です。こちらも国宝ですよ~!

こちらのお堂の御本尊は弥勒如来坐像。

弥勒と聞くと、弥勒菩薩を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

こちらの弥勒如来さまは、釈迦牟尼仏の後継で、将来必ず如来として出現し、法を説くといわれていることから、菩薩ではなく如来像とされているのです。

この如来さま以外にも、持国天、増長天像が安置されています。

 

講堂の左手前にある鐘楼

右手前には鼓楼があります。鼓楼のみ国宝です。

対をなす2つの建物で、鼓楼は別名 舎利殿とも呼ばれています。

新宝蔵へ続く道と鑑真和上御廟

経蔵や宝蔵の奥に進む道があります。この道を進んでいきましょう。

この道の途中には水の色が澄んでいてとても綺麗な池があります。

道の突き当たりには新宝蔵があります。

現在の宝物館にあたる場所です。

この中へ入るには、別途拝観料が必要です。

 

新宝蔵へ続く道の途中、同じように木々に囲まれた道があります。

この道の先を進んで行きました。

 

道の突き当たりを右へ進んでいくと、鑑真和上御廟への入口があります。

門をくぐりましょう。

すると道の左右に苔むした緑の道が!!

ここ綺麗だなぁ〜

 

門をくぐった先の道はまっすぐ続いています。

途中左手に趣のある手水舎がありました。

しっかりと手を清めます。

 

道の突き当たりにあるこちらが鑑真和上御廟。鑑真和尚が眠る場所です。

この御廟の周りはぐるっと一周することが出来ます。

美しい自然に囲まれた場所で、鑑真和尚は眠っているのですね。

開山堂やその周辺

鑑真和上御廟から更に進んでいくと御影堂みえどうがあります。

私が訪れた際、御影堂は工事中で中を拝観することは出来ませんでした。

この御影堂では、毎年6月5日から7日までの3日間だけ、鑑真和上像が公開され、直接参拝することが出来ます。

この像は、歴史の教科書でも見かけたことがある人が多い像です。

 

と言っても、なかなかその日に合わせて参拝へ訪れるのは難しいと言う人も多いですよね。

そんな人のために、開山堂内に鑑真和上像の姿を写した御身代わり像があるのです。

講堂の近くから開山堂を見ることが出来るのですが、残念ながらここからでは柵があり、開山堂へ進むことが出来ません。

 

御影堂の近くから開山堂へ行くことが出来ます。

お堂内は撮影禁止です。

私も御姿を拝見しましたが、歴史の教科書で見たことある鑑真像だわ、これ・・・。と思いました。

ちく

私もしっかり、こちらの像へ参拝させて頂きました!

 

開山堂の先を進んで行くと醍醐井戸があります。

井戸から入ってきた南大門の方へ続く道があります。

この道の脇に水が流れている場所があります。写真の右に写っている場所です。

こちらははす池。その名の通り、蓮が咲く池のようです。現在は黄色いお花が咲いていました。

 

この道の途中には戒壇があります。

ここは僧になる為の授戒がおこなわれます。現在は宝塔が中央にあり、参拝者は立ち入ることが出来ないようになっています。

御朱印

御朱印は金堂近くの売店にある御朱印受付で頂くことが出来ます。

御朱印帳を先に預けて、その後境内を拝観し、帰りに受け取ることが推奨されています。

今回頂いた御朱印

今回頂いた御朱印がこちらの2種です。

左が鑑真大和上だいわじょう御影みえいの御朱印(書置のみ)、右が御本尊 廬舎那佛の御朱印です。

値段は各300円。

 

それぞれの御朱印を頂くと、それぞれについて詳しく解説されているはさみ紙がはさんであります。

廬舎那佛の御朱印について

廬舎那佛は、当寺金堂の本尊として、万物を遍く照らす宇宙的存在であり蓮華蔵世界の救主、また仏界最高位の如来です。

本宗根本経典の1つ梵網経ぼんもうきょうでは、廬舎那佛が数百億の釈迦分身を出現させ、広大な宇宙を作り私達を包み込むと説かれています。

それは大きな慈悲の輝きを具現しています。

鑑真大和上御影について
当山開祖の鑑真大和上は天平宝字7年5月6日(旧暦)、西面結跏趺坐けっかふさの姿で入滅された。直前に弟子たちが和上の御姿を写し取ったのが御影堂に奉安する国宝の坐像である。時代が経ても尚、和上への敬慕の念は強く、多くの画像が描かれて伝来している。

限定御朱印情報

こちらのお寺では原則、四季折々などに合わせて限定御朱印は登場しません。

ただし、ロータスロード企画では限定御朱印します。

詳しくはロータスロード2019特集ページ 参照

アクセス

住所 奈良県奈良市五条町13-46
電話番号 0742-33-7900
拝観時間 8:30~17:00(最終受付16:30)
拝観料 大人 600円/中高生 400円/小学生 200円
御朱印受付時間 拝観時間と同じ
駐車場 有料
最寄り駅からのアクセス 近鉄橿原線「尼ヶ辻駅」「西ノ京駅」より 徒歩15分
公式サイト こちら

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