ども!ちく(@chikuchanko)です。
今回紹介するのは茨城県を代表する観光スポットの1つ茨城県牛久市にある牛久大仏です!
正式には牛久阿弥陀大仏と言う名前で、浄土真宗東本願寺によって造られました。
青銅製立像で世界一の大きさを誇るこちらの大仏が完成したのは1992年と、まだ歴史の浅い大仏様です。
本堂はなく、強いて言うならば巨大な大仏様自体が本堂のようになっていて、その胎内にはエレベーターがあり、周辺の景色を見渡したり、写経をしたりすることが出来ます。
早速紹介していきます!
寺の概要
- 御本尊:阿弥陀如来(牛久阿弥陀大仏)
- 宗派:浄土真宗東本願寺派
- 通称:牛久大仏
- 創建:1898年
- 開基:興如
御由緒
事業構想は1983年に着手、1986年に工事が着工し、1992年12月に完成した。事業主体は浄土真宗東本願寺派本山東本願寺。
浄土真宗東本願寺派の霊園である牛久浄苑のエリア内に造られた。その姿は同派の本尊である阿弥陀如来像の形状を拡大したものである。
全高120m(像高100m、台座20m)を誇り、奈良の大仏(像高14.98m)が掌に乗り、アメリカ合衆国ニューヨーク州にある自由の女神像(全高93m、手を掲げた姿勢の像高46.05m)の実質的な像高(足元から頭頂までの高さ33.86m)の3倍近くの大きさである。
実際の様子
まずは拝観受付へ!
この牛久大仏、本当に大きいです。これは拝観受付へ向かう途中、駐車場から撮影した写真なのですが、手前に建物の屋根が写っています。1階建ての建物ですが、これよりもはるかに大きいです。
駐車場から受付へ向かう途中に寺号標があります。
○○寺と書かれているのが普通ですが、あくまでここは仏教系の施設ですが、お寺の名前があるわけではなく、牛久大仏と言うのが正式名称なので、こう書かれています。
拝観受付を済ませると、まず記念スタンプを押す場所がありました。
スタンプを押すリーフレットは、拝観受付の隣に置いてあるので、各自で持っていきましょう。日本語版だけでなく英語版もありました。
拝観受付を済ませ、早速牛久大仏を目指します
奥に見えているのが牛久大仏です。
手前にはそのお顔の模型があります。
奥に見えている牛久大仏本体のお顔は、この模型の1000個分のボリュームがあります。
でっかい!この模型でも頭の小さな子くらいの大きさ位はあるんじゃないかな?そんな大きさの大仏を作ったのが人間だと言うことがまず凄いと思いました。
隣には螺髪の模型があります。
螺髪とは大仏様の頭のパンチパーマみたいなやつのことを言います。
これ1つでも十分大きいんですよ~~!!
その先に手水舎がありました。
手水舎のスケールも大きい!さすが牛久大仏。
手水舎のすぐ近くにある發遣門。
この門の2階には、牛久大仏と向き合うように金色の釈迦三尊があります。
門をくぐると、鐘をつくことが出来る場所がありました。
隣にある像は宗祖の親鸞聖人かな?
門をくぐり振り返ると見える釈迦三尊。
ガラス張りの2階にその御姿を見ることが出来ます。
進んでいくと、定聚苑と言う四季折々の花を楽しむことが出来る庭園があります。
秋はコスモスが見ごろを迎えますが、私が参拝した時はまだ全く見頃ではありませんでした。あと2週間くらいしたら見頃になっていたのかな?
それぞれの季節の見ごろの花は牛久大仏の公式サイトに載っています。
まっすぐ進んでいくと、もう目の前に牛久大仏がありますよ!
少し進むと香炉があります。
この香炉も大きいですよね!
それもそのはず。日本一の大香炉なのです。
お線香は1束100円で販売されています。
大香炉の先にある横超の橋。
「南無阿弥陀仏」のお経に合わせて6歩で渡りましょう。
足あとに沿って歩くのが良さそうですね!
牛久大仏の胎内へ!胎内を見学するぞ!
牛久大仏の足元までやってきました。
足元に立つと、威圧感がすごい…!!
この牛久大仏、有料で胎内へ入ることが出来ます。
胎内への入口は大仏様の背中側。ここから入ることが出来ます!1階から5階まであります。順路が決められていて、途中、エレベーターで移動するところもあるのです。
大仏様の中にエレベーターって、なんだかシュールですねぇ。
ちく
大仏様の胎内にはトイレが無いので、入る場合は必ずトイレを済ませてから入りましょう。この入口のすぐ後ろにトイレがありますよ!
まずは1階 光の世界。
阿弥陀如来(牛久大仏)の深く大きなお心を表している場所です。この1階部分は蓮の香りがします。
色合いが不思議な感じです。
この先に2階へ続く階段があります。
2階には大仏様の足の指の原寸大の模型がありました。
めっちゃ大きいわ…!
エレベーターで一気に5階へ行きます。5階はちょうど大仏様の胸のあたりです。
外から大仏さまを見ると、胸のあたりに縦長の3つの穴が開いている箇所があります。中から見るとそれがちょうどここにあたります。
外を見ることが出来るようになっているのです。
東西南北、全ての方角に展望エリアがあるので、360度見渡すことが出来ます。
最初に歩いてきた参道はもちろんですが、気候条件が揃うとスカイツリーが見える時もあるそうです。
4階、3階へと降りていきました。
この辺りは人が多かったので写真はありません。
4階にはお守りや数珠、記念のお土産品などが販売されています。4階から3階まではエレベーターで降りていきます。
そして3階は胎内仏が並ぶ黄金の世界が広がっていました。この3階が、お寺で言う本堂に当たる場所です。
この3階にいわゆる御本尊の変わりになっている仏様がいらっしゃるので、参拝させて頂きました。
牛久大仏の胎内で写経体験!
2階へ戻り写経をしました。
写経専用用紙はこの写真の場所の向かい側にある受付で購入することが出来ます。
- 回向文(読経の終わりに読まれる文)
- 和讃(日本語の経文)
- 三誓偈(浄土真宗のお経)
こちらの3種から選ぶことが出来ます。三誓偈のみ500円、他の2つは200円で用紙が販売されています。
写経用の道具の貸し出しは無料です。
写経用の席。
このように並んでいます。
席1つ1つにライトがついていて、写経用紙の文字が見やすいような工夫がされています。
私は回向文の写経用紙を購入し、写経をさせて頂きました。
写経は増上寺で行った一筆写経しか行ったことがない私。あの時は筆ペンでの写経だったので、筆を使った写経は、実質はじめてでした。
そんな私の写経の感想です。
ものすごく集中出来ます。一文字一文字、お手本をなぞるだけのはずなのですが、この作業、結構集中力がいります。
そして進めていくと、どんどん字を書くのが楽しくなってきました。日常生活でも、文字を書く時に丁寧に書こうと意識するようになるきっかけになりました。
20分程の時間でしたが、とても集中して行うことが出来た気がします。正座して行いましたが、終わった後に席を立とうとしたら、足が痺れていることに気付きました。
終わるまで気付かなかったのは、集中出来ていた証拠かな?と思いつつ、写経用紙をお納めして、その場を後にしました。
もっと長い写経を行ってみたいと言う気持ちが芽生えたので、また行ってみようと思います!
再訪した時に見たら壁に絵が飾られていました!
最後に本願荘厳の庭へ!
写経をした後は、大仏様から出て、周辺を散策しました。
祝日だったので、大仏様の後ろにある小動物公園は親子連れで賑わっていましたよ〜!
ちく
私は自然を満喫することにしました。
公園みたいな道。
この道から見上げる牛久大仏。
少し進んでいくと、本願荘厳の庭入口と書かれた看板がありました。
この道を進んでいくと、途中、色づき始めたモミジの木を発見!
牛久大仏と一緒に撮影してみました。
ここから本願荘厳の庭へやってきました。牛久大仏へ続く参道の途中を右手に曲がるとあります。
東本願寺に伝わる鎌倉時代の作庭文献「山水秘伝抄」をもとに作られた伝統的浄土式庭園です。
池があるのですが、この池には鯉がたくさん泳いでいます。
1袋100円で餌が販売されているので、ここも小動物公園同様に、親子連れが餌やりを楽しんでいました。
11月に再訪!平日の牛久大仏で再び写経をしたりコスモスを見たりしたよ!
ちょうど一ヶ月、牛久大仏へ再訪しました!しかも平日!
平日の牛久大仏は、あまり混雑しておらず、旅行会社のツアー客が時々来ている様子でした。家族連れや平日休みのカップルの姿も見かけましたが、ほぼお年寄りの方でしたね~
發遣門の近くの木が紅葉していてとても綺麗でした。
他の木はまだ色付き始めで、この木だけが紅く色づいていました。ちょうど11月中旬や下旬が見ごろになるのかな?
1ヶ月前は咲いていなかったコスモスは、見頃が過ぎていました。
それでもまだまだ綺麗に咲いていたので、牛久大仏と一緒に撮影!
前に伺ったの時もそうなのですが、牛久大仏へ行く時は曇っているんですよね~
晴れた日はスカイツリーとか見えるらしいので、晴れた日に行ってみたい!
休みの日に子供たちが鯉のエサやりに夢中になっていた本願荘厳の庭も平日は貸し切り状態!
岸にあがってきそうま勢いでエサを求めていた鯉たちも、人がいないと自由に泳いでいるんですね~
牛久大仏の胎内への進みます。1階の阿弥陀如来さま。
前回はゆっくり見ることの出来なかったので、今回はしっかりと参拝し、撮影させて頂きました。
前回と同じように2階へ行き、エレベーターで5階、階段で4階まで降りてから3階へエレベーターで降りました。
こちらは3階の写真。
中央に参拝出来る場所があります。この3階にはたくさんの阿弥陀如来像が安置されている黄金の世界になっています。
2階へ降りて写経をしました。
今回は三誓偈を写経することにしました!
1枚の写経用紙で販売されているのではなく、三誓偈はこのような状態で写経用紙が包まれています。
この包み紙の内側には三誓偈のお経の漢字の読み方が全て書かれています。
写経をしつつ、読み方もわかるようになっているのです。
長いお経なので、写経用紙は2枚です。
約1時間くらいで終わりました。写経ってやっぱり楽しい!!
ずっと正座をしていましたが、少し前に京都の建仁寺で般若心経を写経した時のほうが足が痺れていましたね…あの時の長時間の正座が良い経験になったのかな?と、思っています。
写経中、団体のお客さんが通る度に話し声が聞こえるのですが、誰もいなくなると、途端にしん、と静まり返るのです。
静かな空間でする写経は、筆の音が聞こえます。この自分で文字を書いている筆の音がなんだか心地良くて、写経の良さをまた1つ学ぶことが出来た気がします。
12月、パンジーと鴨たち
約2年ぶりに訪れた冬の牛久大仏。春は芝桜、夏は紫陽花、秋はコスモスを季節によって様々なお花を楽しめる場所ですが、冬は花壇のパンジーが植えられていました。
冬でも花を楽しめるように、お寺の方が花壇を管理しているのかな?
本願荘厳の庭には鴨がたくさんいました。
泳ぐ鴨たち。鯉のエサを買ってあげると、鴨たちが食べていました。
ちく
夏、青空の下の牛久大仏
7月上旬、サルビアの花が足元で咲き誇る晴れた暑い日に行きました!
青空の下の大仏さま、絵になりますねぇ
写真を撮っていたら飛行機が飛んでくるタイミングも!!飛行機ちっちゃい!!
御朱印帳と御朱印
御朱印や御朱印帳は拝観受付の右手にある御朱印受付で頂くことが出来ます。拝観チケットを受付で購入した後、御朱印受付でチケットを見せてから御朱印をお願いしましょう。
境内へ入る前に御朱印帳を預け、帰りに番号札を引換に御朱印帳を受け取る流れとなっています。
そもそも浄土真宗のお寺では御朱印を頂くことが出来ないのですが、牛久大仏は例外の様で、御朱印帳も御朱印もありました。
直書や季節限定御朱印は御朱印受付で拝受可能ですが、定期的に登場する数量限定の特別御朱印は大仏さまの胎内2階でのみ拝受可能となっています。全ての御朱印を拝受したい場合は2ヶ所へ立ち寄る必要があります。
オリジナル御朱印帳
牛久大仏のオリジナル御朱印帳のうち、蓮の花のデザインのものを頂きました!
値段は1400円。
この写真だと大仏様の色がとてもわかりにくいのですが、金色の刺繍なのです。こんな感じです!
御朱印帳カバー付きです。
カバーにはボタンがついていて、とめられるようになっています。ピンク色の背景に蓮の花が並んでいて、その中に大仏様がいらっしゃるデザインの御朱印帳です。
2018年10月に頂いた御朱印/光雲無碍
はじめて頂いた御朱印はこちら。
中央に大きく「光雲無碍」と書かれています。
御朱印と合わせて言葉の解説が書かれたしおりを頂きました。
そちらには「ひかり雲の如くしてさわりなきこと」、「仏の光明(仏の智慧)(攝取の光明)が、雲のように世界をおおい、あまねく照らす事」と書かれていました。
こちらの御朱印は、はじめての参拝で頂くことが出来る御朱印です。
2018年11月に頂いた御朱印/南無阿弥陀佛
2018年11月に頂いた御朱印はこちら。
前回参拝した時に頂いた牛久大仏の御朱印帳を牛久大仏専用御朱印帳にしたので、今回御朱印を頂く時に受付の方に「4種類の中から1つ選んで下さい」と言われました。
2度目からは頂ける御朱印を選ぶことが出来るので、今回は「南無阿弥陀佛」の御朱印を頂きました。
2020年12月に頂いた御朱印/慈光
2020年12月に頂いた御朱印のうち、直書して頂いた御朱印はこちら。
今回は「慈光」と書かれている御朱印を頂きました。
「万物を育成し、世に恵みを与える」と言う意味がある言葉です。
2020年12月に頂いた御朱印/限定書置御朱印
2020年12月に頂いた御朱印のうち、書置のみの限定御朱印はこちら。
黒い台紙に金文字で文字が書かれており、銀色でイラストが描かれている御朱印です。
「本願」と書かれています。阿弥陀さまの誓われた真実の願い(生きとし生けるものすべてを救いたい)を意味する言葉です。
2024年7月に頂いた御朱印/夏限定
2024年7月に頂いた夏限定御朱印はこちら。
値段は1000円。
夏空とひまわりが描かれた夏らしい限定デザインの御朱印です。こちらの御朱印は夏空と大仏さまのシルエットが描かれたオリジナルクリアファイルに入った状態で受け取る形となっています。
御朱印は夏の昼、クリアファイルは夏の夜空をイメージしたデザインとなっているのが素敵でした!
限定御朱印情報
定期的にイラスト入り特別限定御朱印が登場します。
大仏さまの胎内2階でのみ拝受可能な限定御朱印です。
1月1日から1月3日まで限定御朱印が登場します。
4月1日から5月31日まで春の切り絵限定御朱印が登場します。
6月1日から8月31日まで夏の限定御朱印が登場します。
季節の限定御朱印はいずれも数量限定なので期間内でも無くなり次第終了になります。
最新情報は公式サイトのお知らせもしくは公式インスタグラムをチェック!
アクセス
住所 | 茨城県牛久市久野町2083 |
電話番号 | 029-889-2931 |
拝観時間 | 3月~9月 平日9:30~17:00 土日祝日9:30~17:30
10月~2月 毎日9:30~16:30 拝観受付は閉園の30分前です |
御朱印受付時間 | 開門時間と同じ |
拝観料 | 大人 500円/子供 300円
大仏胎内へ入る場合 大人 800円/子供 400円 |
駐車場 | 無料 |
最寄り駅からのアクセス | 駅から遠いので車やバスで行くのがおすすめです |
公式サイト | こちら
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