足りないと言われているマスクの事を調べてみました!

こんにちわ。おはようございます。こんばんわ。マベ太郎です。

 

この前書いた記事、“トイレットペーパーとかティッシュとか本当に足りないの?って思って調べてみました!”が若干の反響があったので、調子に乗って、今度は“マスク”に関する記事を書こうかな。と思います。マスクって、政府が生産会社に依頼をして、増産増産をしてくれていますが、なかなか手に入りにくいですよね?そんな状況ではありますが、そもそも元々のマスクの生産量とかも調べてみたいと思います!あとは、こんな状況で自分ができる事って何かな?なんてちょっと考えてみました。もしよかったら読んでみてください。

▼前回書いた記事

マスクの供給量について

マスクの供給量に関して

さて、早速ですが、まず気になったのは、マスクの供給量って日本はどのくらいあるのか?を調べてみました!ネットで調べてみると、簡単に結果が出てきました。引用する記事は”一般社団法人 日本衛生材料工業連合会“のHP、”統計情報“の中にある、”マスクの統計データ“です。マスクを生産する会社やウェットティッシュ、絆創膏などを生産する会社が会員となっており、この会長はベビー用品、マスク、ペットケア、介護用品を幅広く手掛けている”ユニ・チャーム株式会社“の社長である、高原 豪久さんが勤めている立派な団体です。この団体の出している情報なので、情報の信ぴょう性は充分にあると思います。

マスクの統計データ

一般社団法人 日本衛生材料工業連合会のHPより引用

まず、“マスクがどの程度、日本に供給されているのか?”を見ていきましょう!

マスクの統計データから引用

ちょっと、図が小さいですかね。。。ごめんなさい。もしよかったら、実際のページを観てもらえると幸いです!

さて、今回のデータには2009年から2018年までの統計データが出ていますが、2018年のデータではマスクはなんと“年間約55億3800万枚”の国内供給量があります!上記の数字は年間なので、単純な平均値で12ヶ月で割ってみれば、1ヶ月の供給量が計算できます。計算してみると、日本国内の1ヶ月の供給量は“約4億6150枚”もある事がわかりました!

・・・とおもいきや、このグラフの中には、“海外輸入マスク”“国内生産のマスク”の2種類が一緒になって、“年間約55億3800万枚”の国内供給量なのです!内訳を見てみると、海外からの輸入が”44億2700万枚”で全体の約80%!逆に国内生産品は”11億1100万枚”で全体の20%です!そして、マスクの海外輸入先はおそらく”中国”だと思われます。中国がコロナウイルスの話題の中心であるので、日本の供給の80%を占めている海外輸入はアテにする事ができないです。すると、国内生産品に頼るしかありません。先ほども書いた通り、日本国内の供給量は”11億1100万枚”です。これは年間の数字なので、月量に換算すると”約9258万枚”、日量に換算すると”約309万枚”です。

・・・日本の人口は1億2000万人で、その大半の人が毎日マスクを使うとすれば、“約2.5%”の人にしか行き渡りません。例えば、ドラッグストアに40人並んでいたら、その内1人しかマスクを購入する事ができないのです。そんな状況であれば、品薄になってしまって当然ですよね。

もっと生産すればいいじゃないか!!こんなに欲しい人がいるんだから!!っていう人もいると思います。

それはそうです。けれども、そう簡単ではないのです。容易に想像ができます。生産を増やそうとしても、設備が無い。設備がなければ生産をすることはできません。設備を導入するにしても、その設備が1日2日でできるとは思えません。さらに、その設備が入ったとして、生産をするための材料がちゃんと入ってくるかわかりません。急に「フィルター今までの3倍作ってくれ!」と言われても、その材料を生産しているメーカーも設備の問題、同じように材料の問題が出てくるのです。それらが問題無かったとしても、今度は生産に従事する人の問題が出てきます。今まで工場は8時間稼働だったのを、24時間稼働にするとしたら、単純計算で3倍の人が必要になりますね。人を急に3倍にするのは無理なので、従業員1人1人の働く時間が増えてしまいます。

通常の生産活動では、その都度、需要を読んで、その需要に合う分のマスクを市場に供給します。マスクが市場にありすぎると、在庫になってしまいますし、在庫が増えれば場合によっては価格が下がってしまったり、市場のマスクの量を調整するために、減産したり、最悪の場合はラインを止めたりしなければなりません。ラインを止める事になれば、生産に携わっている人の仕事がなくなってしまいます。そしたら、自分の会社のために働いている大事な社員さんにお金を支払えなくなってしまいます。そんな事を避けるために、マスクを生産する会社は、自分の会社に勤める方を守るため、そして自社の売上を伸ばす、もしくは保つために、需要を読んで短期/中期/長期の生産計画を立てるのです!

だから、そう簡単には生産量を増やす事は難しいのです・・・

そんな厳しい状況であるにも関わらず!!経済産業省のHPにある通り、24時間体制で生産を行い、毎週で”1億枚”の生産ができる状態に各マスク生産会社が頑張ってくれています!!元々1日”309万枚”、1週間で”2163万枚”の生産量であったものを、単純計算ですがこの数週間のあいだに、”約5倍”まで生産体制を整えてくれています!!日本の技術力とか調達力、生産技術力って、素晴らしいですね!!マスクの生産会社の人たち、本当に日本のみんなのために、頑張ってくれてありがとうございます。

わたしたちにできること。

マスクの生産に携わる会社の方々は、こんなにも困難な状況にも関わらず、すごい努力をしてくれています!日本国民のために、一人でも多くの命を救おうという想いで、マスクを生産していると思います。何にも関わらず、このところニュースやTwitterで流れてくる内容といったら、ドラッグストアの店員さんに難癖をつけたり、ひどい言葉を浴びせたり、マスクを求めていた人同士が喧嘩をしたり。

・・・悲しいですね。

マスクの生産をしている方たちは、「マスク作ってくれてありがとう」とか。「手に入ってよかった。」とか、そういう言葉を聞きたくて、生産をしてくれているはずです。そういう言葉を聞きたいから生産をしているなんてことはないと思いますけど、でもどうせなら“誰かのために”と思って、生産をしてくれているはずです。

だから、まずはマスクの生産を頑張ってくれている方々に感謝をしたいと思います!!

「いつになっても、マスクが入ってこないじゃないか!どうなっているんだ!?」なんて言葉ではなくて、「毎日毎日、マスクを生産してくれて、ありがとうございます!」ってな感じに感謝をしてもらいたいです。だって、ラグビー観戦後に、観客席を掃除する素敵な心を持った人たちがいる日本なのですから!こういう時こそお互いを支えあって、自分の事だけではなくて、周りの事も気を使いながら、この難局に立ち向かってほしいです!

それから、マスクを生産してくれている会社に恩返しをしてもらいたいです!

どうやって恩返しをするか?わたしは、このコロナウイルスの騒ぎが終わりに近づくにつれて、マスクの需要はドンドン減っていき、元の生産台数へ戻ると思います。そうすると、一時はよかった各マスク生産会社の売上も少しずつ下がっていくと思います。(ただ、マスクの売上が会社の売上の何%に相当するか?はわかりませんが・・・)その時に、そのマスクを生産してくれた会社の製品や商品を買ってあげてほしいんです。あの時、マスクで助けてくれたから、代わりに今度は私たちが助けるよ!ってな感じで。どこまで助けになるかはわかりませんが、それでもチリも積もればなんとやらで、少しは助けられるのではないでしょうか。

今回はいっぱい書いてしまいました。でも最後まで読んでくれてありがとうございました。それではまた~

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