ども!ちく(@chikuchanko)です。
今回紹介するのは神奈川県藤沢市にある時宗の総本山遊行寺(@yugyouji_temple)です!
正式には遊行寺と言う名前ではなく清浄光寺です。
栃木県足利市の御朱印が話題のお寺 萬福寺の総本山でもあるお寺なのです。
境内は広く、自然豊かで、春は桜、5月は藤、梅雨は紫陽花、秋は大イチョウなどの紅葉と、四季織々の美しい景色を見ることが出来るお寺なのです。
ちく
早速紹介していきます!
目次
寺の概要
- 御本尊:阿弥陀如来
- 宗派:時宗
- 山号:藤澤山
- 院号:無量光院
- 寺号:清浄光寺
- 通称:遊行寺
- 創建:1325年
- 開基:俣野五郎景平
- 開山:呑海上人
御由緒
この遊行寺は1325年、遊行四代呑海上人によって開かれ「藤沢道場」といわれ時宗の総本山になっています。
※境内にある看板より一部抜粋
実際の様子
惣門と新緑の季節の参道
お寺の正面にある惣門。黒門とも呼ばれています。
私が伺った時は改装中でした。また骨組のない状態で見に行きたいなぁ。
惣門の先を進みます。すると参道がまっすぐ先に伸びていました。
この参道はゆるやかな坂道になっておりいろは坂とも呼ばれています。
この参道は桜並木が綺麗なので、春に訪れるともっと素敵な景色を見ることが出来ます
参道の途中、特徴的な山門の眞徳寺があります。
赤門(山門)が特徴の遊行寺の塔頭寺院の1つです。
いろは坂を上りきった先で撮影した1枚。
新緑の道で涼しげな印象を受けました!
こちらはもう1つの入口。
大きな車道側から入る場合は、ここから遊行寺境内へ入ることになります。
大イチョウと手水舎
いろは坂の先、ちょうど本堂へ続く道の途中にとても大きなイチョウの木があります。
市指定天然記念物にもなっているこちらの木は、境内最大の巨木であり、藤沢市内で一番太い木として、遊行寺のシンボルになっています。
毎年11月下旬から12月上旬あたりに紅葉が見頃を迎えるそうです。
大イチョウの先に本堂が見えてきました。
本堂へ向かい前に、参道の途中、右手にある手水舎で手を清めます。
龍のいる手水舎です。
俣野大権現と一遍上人像
手水舎の奥に続く道があります。その先には俣野大権現が祀られています。
ここに祀られている人物は開山上人である呑海上人の実の兄である俣野五郎景平公です。
この人物がいなければ、遊行寺はありませんでした。その感謝もあり、没後に境内に俣野大権現として祀られているのです。
他にも、境内には時宗の宗祖である一遍上人の像があります。
熱心に拝む様子が像になっています。
本堂と地蔵堂
改めて、こちらが本堂です。
お堂内は撮影禁止なので写真はありません。
本堂の扉は少しだけ開いており、奥にいらっしゃる御本尊の阿弥陀さまの御姿が見えました。お堂内へ入ることは出来ないので、開いている扉の間から中にあるお賽銭箱へお賽銭を入れ、参拝をさせて頂きました。
ちく
御本尊の手に結ばれた御手綱が屋外まで伸びていました。
この紐を握り、参拝するとより深く御本尊とのご縁が結ばれると言われています。
こちらは本堂の右手前にある地蔵堂。
中にはとっても大きなお地蔵さまがいらっしゃいます。※お堂内は撮影禁止なので写真はありません。
黄金に輝く日限地蔵尊は、交通安全や安産成就、子供の成長安寧、病魔退散、健康長寿などに御利益があると言われています。
オリジナル絵馬もありました!
地蔵呑の手前には石造りの小さな鐘となでなで地蔵像があります。
誰でもつくことが出来る鐘と、触れてなでることが出来るお地蔵さまです。
写真の右奥には先ほど紹介した一遍上人像のお背中が見えています。
犬猫慰霊塔と宝物館と梵鐘
本堂の右手へ進んでいくと犬猫慰霊塔があります。
慰霊塔の前には犬と猫、それぞれの像があります。
どの像も優しい表情をしていました。
紹介する場所は大イチョウの近くに戻ります。こちらの大きな建物は遊行寺宝物館です。
こちらは遊行寺の貴重な資料を展示している場所で、中の見学は有料になっています。
- 拝観時間 10:00~16:30
- 拝観料:大人 400円、小中学生 200円 ※特別展開催時は値段が変わる場合があります
- 公式サイトはこちら ※遊行寺の公式サイトとは別のサイトです
こちらは遊行寺の鐘楼。
県指定重要文化財になっている貴重なものです。参拝者がつくことは禁止されています。
紫陽花が咲く場所
本堂の左脇に紫陽花がたくさん咲いていました。
青や紫、白など、様々な色の紫陽花が並んでいる様子がとっても綺麗でしたよ〜
小雨ですが、雨が降っていたので、尚更風情がありました!
紫陽花は主に本堂側に咲いていましたが、一部このように、大きな紫陽花がポツンと咲いている場所もありました。
道を見てみるとこんな感じでした!
青紅葉の中でご飯を食べる野生のリス
紫陽花の近くには紅葉の木があります。青紅葉を見ていると、ガサガサと何かが動く音が聞こえてきました。
よ〜く見てみるとリスが!
きのみを食べているようです。可愛いなぁ〜
鎌倉あたりではよくリスを見かけますが、藤沢にもいるんですね!
本堂の奥にある宇賀神社と弁財天
紫陽花の咲く道を更に奥へ進んでいくと境内に宇賀神社があります。
こちらには宇賀神と言う神様が祀られています。
この神様は徳川家の祖先である有親公の守り本尊だと言われています。後に出家し徳阿弥と言う僧侶になったこの人物がこの地に宇賀神を勧請したのです。
こちらが社です。特に開運や金運上昇に御利益があると言われています。
社の奥から、水が流れる音が聞こえてきました。
奥へ行ってみると弁財天像が!
手前にザルが用意されているこの様子、鎌倉の銭洗弁天のように、お金を洗うと御利益があるようですねぇ。
弁財天から少し離れた場所には金魚や鯉が泳いでいました。
珍しい品種のお魚たちばかりで、綺麗でした!
寺務所と放生池とその周辺
最後に御朱印を頂くことが出来る寺務所へ行くことにしました。惣門と似た造りの寺務所へ続く門(黒門)の先を進みます。
進んだ先にある寺務所で御朱印を頂いた後、更に周辺を散策することに。
寺務所前には鯉の餌が販売されていました。
先ほどの宇賀神社周辺の池の鯉や金魚たちにあげるも良し、この後紹介する放生池にいる恋にあげるも良しです!
こちらは寺務所の隣にある御番方。正面玄関にあたる場所で、寺務所と繋がっています。
その前に蓮の花が咲いていました。
黒門の隣にある中雀門。
この門は、境内最古の木造建造物で、皇室とに繋がりを示す菊紋や、徳川家の家紋である三葉葵が刻まれています。
現在、寺務所の正門として使われています(普段は閉じられていることが多い門です)
寺務所の近くにある放生池。
この写真の中央、奥の辺りには聖観世音菩薩像があります。
江戸時代、徳川五代将軍 綱吉公の生類憐みの令に際し、金魚などを放流する命令があったそうです。
この遊行寺の池は放流の池として命ぜられた場所で、古来よりこの池に金魚や鯉を放流(放生)すると、家内安全や健康長寿に御利益があると言われています。
現在でも春に放生会(魚を放生する儀式)が開催されています。
放生池には石橋がかかっています。
この橋を渡ると紫陽花が綺麗な本堂脇に出ますよ〜
池のほとりにご注目。
ここには亀がのんびりしていました。
ちく
御朱印
御朱印は寺務所で頂くことが出来ます。
お寺の方の対応がとても丁寧で、姿が見えなくなるまで見送って下さったことが印象に残っています。
今回頂いた御朱印
今回頂いた御朱印はこちらの2種です。左は限定御朱印、右は通常御朱印になります。
値段は通常御朱印が300円、限定御朱印が500円。
通常御朱印には「南無阿弥陀佛」と墨書きされています。
左上に押されている紫色の「時宗総本山」の印が特徴的な御朱印です。
限定御朱印は二祖上人七百年御遠忌記念御朱印です。
2019年にのみ頂くことが出来る御朱印で、書置の御朱印です。
裏面がシールになっている御朱印なので、こちらの御朱印をお願いすると、帳面に貼った状態で渡して頂くことが出来ます。
1枚目の画像だとわかりにくいですが、中央に書かれている「なむあみだ佛はうれしきか」と言う言葉は金色の箔押しです。
限定御朱印情報
こちらのお寺では今後、限定御朱印が登場する可能性があります。
2019年に1年間限定の書置御朱印が登場しました。
今後も登場する可能性があります。
また、通常御朱印の時宗総本山印は色が変わる場合もあるようです。
最新情報は公式Twitter(@yugyouji_temple)をチェック!
アクセス
住所 | 神奈川県藤沢市西富1-8-1 |
電話番号 | 0466-22-2063 |
開門時間 | 5:00~17:00(冬期は6:00~) |
御朱印受付時間 | 9:00〜17:00 |
駐車場 | 無料 |
最寄り駅からのアクセス | JR東海道本線/小田急江ノ島線/江ノ島電鉄「藤沢駅」北口より 徒歩15分
小田急江ノ島線「藤沢本町駅」より 徒歩20分 |
公式サイト | こちら |
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