ども!ちく(@chikuchanko)です。
今回紹介するのは大阪市住吉区にある摂津國一之宮住吉大社です!
大阪府内でも特に大きな規模の神社の1つで日本三大住吉の一社になっています。朱色の反橋が有名です。
ちく
神仏霊場巡拝の道 第42番(大阪第1番)、河内飛鳥古社寺霊場 客番になっている神社です。
早速紹介していきます!
▼同じ日本三大住吉の一社である福岡 住吉神社の記事はこちら
神社の概要
- 御祭神:住吉大神(第1本宮 底筒男命、第2本宮 中筒男命、第3本宮 表筒男命)、第4本宮 神功皇后
- 御利益:海上安全など
- 例大祭日:7月31日、8月1日
- 創建:神功皇后摂政11年
御由緒
神功皇后は、新羅御出兵に当たって、住吉大神の御加護を得て大いに国威を輝かせられ、御凱旋の後、大神の御神託によってこの地に御鎮祭になりました。皇后摂政11辛卯年のことで、今から約1800年前のことでありました。
皇后の御孫、仁徳天皇が浪速に遷都せられて墨江の津を開港せられ、後に大阪、堺の発展をもたらしましたのは、実にこの時に起因しています。
後、皇后をも併せお祀り申し上げ、住吉四社大明神と崇められ、延喜の制では名神大社に列せられ、朝廷奉幣の二十二社の1つ、由緒の深い摂津国一の宮として聞こえ高く、昭和21年まで官幣大社でありまして、全国2000余に及ぶ住吉神社の総本宮です。
※住吉大社 由緒書きより一部抜粋
実際の様子
正面の入口から境内へ!
住吉大社の正面の入口はこちら。
大きな社号標の奥に鳥居があります。
鳥居をくぐり参道を進んでいきましょう。
参道の途中、左手に遣唐使進発の地の記念碑があります。
更に狛犬もいました!
屋台の並ぶ参道の先を進んでいきましょう!
境内には一部屋台が出ています。
住吉大社と言えば反橋(太鼓橋)!! ※写真多め
参道を進んでいくと、住吉大社の象徴とも言われる反橋があります。別名太鼓橋とも呼ばれている橋です。
現在の石の橋脚は慶長年間に淀君が奉納したものが伝えられています。
反橋の両脇にも別の橋があるので、この橋から見たほうが、反橋をよく見ることが出来ます。
もちろん、反橋自体を渡ることも可能です!
せっかくなので反橋を渡りますよ~!けっこう、傾斜がありますねぇ。
反橋の奥にも鳥居が見えています。
反橋は階段になっています。この階段を上って下ると橋を渡ることが出来ます。
兎の手水舎とその周辺
反橋を渡った先、左手に手水舎があります。
こちらの手水舎、兎の口から水が出ています。
兎(卯)は、住吉大社の創建が卯年の卯月、卯日であることから、ご縁がある動物として親しまれています。
手水舎の向かい側あたりにある御神木の1つ。
反橋の先を進んでいくと神門があります。
神門の先に住吉大社の4つの本宮がありますよ~!!
灯籠の並ぶ先にある侍者社とその周辺
本宮を紹介する前に、神門前の左右に続く道の先を紹介していきます。
まず紹介するのは反橋の右手にある灯籠が並ぶ道。
この先を進んでいくと侍者社の門があります。
開門している時は侍者社への参拝も可能です。
侍者社は住吉大社最初の神主津守氏の祖田裳見宿袮、市姫命が祀られています。良縁成就に御利益があると言われており、この周辺には恋愛成就や夫婦円満を祈り、奉納された土人形がたくさん並んでいます。
近くにある大國社と市戎社。
更に周辺には神馬像もあります。
更に近くにある船玉神社。
天鳥船命、猿田彦神が御祭神になっている神社です。
更に右手の方へ進んでいくと御田があります。
誕生石と社務所
神門の前を左手へ進んでいくと誕生石があります。
薩摩藩主 島津氏の祖島津忠久誕生の処と伝えられ、島津家代々の信仰が厚い石です。こちらの石は安産を祈る聖地となっています。
その先を進んでいくと参集殿(社務所)があります。
住吉造の本宮とその周辺
神門の先を進んでいきましょう!
その先にさっそく本宮の1つが見えていますねぇ。こちらは第3本宮です。
住吉大社の第1本宮から第3本宮までの3つは縦に並んでおり、そのうち一番手前にある第3本宮の隣に第4本宮があります。
すべての本宮は住吉造と言う神社建築史上最古の特殊様式で、国宝に指定されており、各本宮の渡殿と幣殿は重要文化財に指定されています。
第1本宮から第4本宮までの参拝の順序は決められていないので、自分が参拝したい順番に参拝しましょう。
私は第4本宮から参拝しました!
こちらが第4本宮です。この地に住吉大神を祀った神功皇后が祀られています。
左隣にある第3本宮。
住吉大神のうち表筒男命が祀られています。
第4本宮の右隣に小さな境内社があります。
こちらは楯社。武甕槌命が祀られています。
第3本宮の左隣、授与所の近くにも境内社があります。
こちらは矛社。経津主命が祀られています。
ちく
一番手前が第3本宮。ここから奥へ1列並びで第2本宮、第1本宮があります。
こちらは第2本宮。
住吉大神のうち中筒男命が祀られています。
第2本宮の左隣にある建物。
社務所などと繋がっています。
一番奥にある第1本宮。
住吉大神のうち底筒男命が祀られています。
初辰まいりの話と境内社 種貸社とその周辺
第2本宮の左奥を進んでいくと、こちらの道を進むことが出来ます。
この道の先に境内社の1つである種貸社があります。
種貸社は初辰まいりのうち、最初の1社になっている境内社でもあります。
毎月最初の辰の日(初辰)に4社へお参りすると願いが叶うと言われています。
▼4社はこちら
- 種貸社・・・子宝・智恵、資金調達
- 楠珺社・・・家内安全、商売繁盛
- 浅沢社・・・機転・愛想、美容・芸能
- 大歳社・・・諸願成就、集金満足
先ほどの道を進んでいくと2つの鳥居があります。左側が種貸社の鳥居です。右側は海士子社などへ続いています。
種貸社の鳥居を進みます。
種貸社の手水舎に一寸法師の像がありました!
更に近くに一寸法師ののっていたお椀もあります。住吉大社は一寸法師発祥の地でもあるのです。
一寸法師の物語は、冒頭で住吉大明神にお祈りをすることで子供を授かると言うお話です。この背景には住吉大神の御加護を受けて、応神天皇を出産された神功皇后や島津氏の誕生石のお話があります。住吉大社の境内でも種貸社は、神種を授ける神として親しまれていることから、ここにこの像などがあります。
話が脱線してしまいましたが、こちらが種貸社です。
御祭神は倉稲魂命。こちらでは各種農業の種、子授けや商売の元手となる資本金、良い知恵を授けて下さる神様として親しまれています。
種貸社の前にいる狛犬。背中に子供がのっています。
お賽銭箱には木彫りのお金や苗、鯛がいます。
右側の鳥居を進んだ先にある境内社。
左が児安社、右が海士子社です。
児安社には興台産霊神が祀られています。子育て、縁結び、鈴生り、子孫繁栄の神様です。
海士子社には鵜茅葺不合尊が祀られています。芽生え、良縁、安産、ひらめきの神様です。
境内社 大海神社と志賀神社
種貸社の更に左手奥には大海神社があります。大海神社へ続く鳥居。
緩やかな参道の先に西門と呼ばれる門があります。
門の先に社殿があります。
大海神社の社殿も住吉造です。
御祭神は神豊玉彦、豊玉姫。山幸海幸の神話で有名な神様です。住吉大社についで御神格の高い社です。
社殿と西門は重要文化財に指定されています。
社殿の右手前あたりに玉の井と呼ばれる井戸があります。こちらには海神さまより授かった潮満珠を沈めたと伝えられています。
大海神社の右隣にある志賀神社。
底津少童命、中津少童命、表津少童命の3神が祀られています。伊弉諾命の禊祓の時に、住吉大神(住吉三神)と共に生まれた神様たちです。
種貸社側から大海神社へ行く際はこちらの門をくぐり進みましょう。
御分子と御神木と楠珺社周辺
場所は第2本宮の左奥をまっすぐ進んだ先。この先を進んでいくと左側に白い外壁の建物が見えてきます。
こちらは住吉御文庫。
三都(大阪・京都・江戸)の書林が奉納されている大阪最古の御文庫です。
御文庫の向かい側あたりに御神木の1つがあります。このあたりから楠珺社の一角になります。
手水舎もありました!
改めて、こちらが楠珺社です。
御祭神は宇賀魂命。特に商売繁盛の御利益で知られている境内社で、招福猫と言う授与品を頂くことが出来る神社です。
楠珺社の奥へ進み道は2つあります。
左は家内安全、右は商売繁盛。授かりたい御利益の道をチョイスして進みましょう。
楠珺社の裏手にある御神木。
こちらの御神木は樹齢約1000年の楠。生命の神秘も感じることが出来ます。
御神木の向かい側にある貴船社。
高龗神が御祭神です。
その隣に立聞社があります。
天児屋根命が御祭神です。
更にその隣にある五大力の手を清める場所。
この近くに五所御前(五大力)と言う場所があるのですが、そこへ行く前に手を清める場所です。
更に、近くに石碑があります。
石舞台と五大力周辺
楠珺社から右手の方、ちょうど第4本宮の右側のほうへ進んでいくと石舞台があります。
日本三大石舞台の1つで、舞楽を演奏する場所です。豊臣秀頼公により奉納されたもので重要文化財に指定されています。本宮側から石舞台を撮影すると質素な景色に見えます。
反対側、本宮側を背景に撮ると別の場所かな?と思うくらいガラッと雰囲気が変わります。
この石舞台の近くにも境内社がいくつかあります。
更にここには五所御前(五大力)があります。
私が伺った時は隠れていましたが、ここに石がたくさん並んでいます。
社務所で販売している石を入れる袋(300円)に「五・大・力」の3つの石を集めて入れ、お守りにすると願いが叶うと言われています。
写真はありませんが、神功皇后の息子である応神天皇(八幡さま)を祀る若宮八幡宮もあります。
女性は必ず参拝するべし!浅澤社
石舞台の先を進み、一度境内を出て進んでいくと初辰まいりの神社である浅澤社があります。
市杵島姫神が御祭神です。女性の守護神であり、福の神、婦人の作法や芸事の守護神としても崇敬されています。
住吉大社へ参拝する際、女性が必ず参拝するのが習わしとされている神社です。
鳥居の先に社があります。
社の途中に井戸水を汲み上げるタイプの井戸があります。
願いが叶う 大歳社
浅澤社のすぐ隣にある大歳社は初辰まいりの最後の神社です。
御祭神である大歳神は収穫の神であることから、集金や商売繁盛、家内安全、心願成就の御利益があります。
鳥居の先、すぐ右手に手水舎があります。
朱色の橋らが特徴の社が大歳社です。
大歳社の右手にはおいとしぼし社があります。
おもかる石がある神社です。
御朱印
御朱印は第三本宮の左手にある授与所で頂くことが出来ます。楠珺社の御朱印のみ、楠珺社での対応となります。
御朱印の種類は数多くあります。境内社など一部の御朱印は頂くことが出来る日が限定されているものもあります。
- 住吉大社
- 神光照梅
- 刺繍入り月替御朱印
- 楠珺社(初辰詣りの日以外、楠珺社のみでの授与)
- 初辰の日限定4種(種貸社、楠珺社、浅澤社、大歳社)
- 若宮八幡社(1月12日のみ)
- 侍者社(3月5日のみ)
- 種貸社(4月9日のみ)
- 浅澤社(5月17日のみ)
- 大歳社(10月9日のみ)
- 大海神社(10月13日のみ)
- 船玉神社(10月21日)
今回頂いた御朱印
今回頂いた御朱印はこちら。
初穂料は500円。
神社名が墨書きされているシンプルな御朱印です。
限定御朱印情報
毎月、初辰の日に初辰詣り御朱印が登場します。
毎月、月替御朱印が登場します。
1月12日のみ若宮八幡社の御朱印が登場します。
3月5日のみ侍者社の御朱印が登場します。
4月9日のみ種貸社の御朱印が登場します。
初辰の日限定御朱印とは異なり帳面に直書して頂くことが出来ます。
5月17日のみ浅澤社の御朱印が登場します。
初辰の日限定御朱印とは異なり帳面に直書して頂くことが出来ます。
10月9日のみ大歳社の御朱印が登場します。
初辰の日限定御朱印とは異なり帳面に直書して頂くことが出来ます。
10月13日のみ大海神社の御朱印が登場します。
10月21日のみ船玉神社の御朱印が登場します。
詳細情報は公式インスタグラムをチェック!
アクセス
住所 | 大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89 |
電話番号 | 06-6672-0753 |
開門時間 | 4月~9月 6:00~17:00
10月~3月 6:30~17:00 ※毎月1日と初辰の日は6:00~ |
御朱印受付時間 | 本社 9:00〜17:00
楠珺社 9:00〜16:00 |
駐車場 | 有料 |
最寄り駅からのアクセス | 南海本線「住吉大社駅」より 徒歩3分
南海高野線「住吉東駅」より 徒歩5分 阪堺線「住吉鳥居前駅」より 徒歩1分 |
公式サイト | こちら
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