絶対王者フェラーリに挑むフォードの戦いを描いた映画「フォードVSフェラーリ」感想記事

こんにちわ。おはようございます。こんばんわ。マベ太郎です。

今回も映画に関する記事を書いていきたいと思います。

 

今回の記事は、伝統的なレースで絶対王者に挑むフォードの戦いを描いた映画「フォードVSフェラーリ」の感想を書こうと思います!この映画、レースシーンの迫力ある映像だけではなく、ル・マンという伝統的なレースに挑むまでの人間模様や男たちの車に対する純粋な想いの熱さもカッコよく描かれた映画です!僕は自動車が好きという事もあってすごく楽しめました!アカデミー賞にもノミネートされているので、ぜひとも興味を持ってもらえると嬉しいです。

 

フォードVSフェラーリ、とは?

まずはフォードVSフェラーリの予告編を観てもらえると、どういう映画なのか?がわかると思います。映画のタイトルの通り、カーレースと題材としている映画ですが、まずは予告を!

 

<ストーリー>

元レーサーのカー・デザイナー、キャロル・シェルビーのもとに巨大企業フォードから信じがたいオファーが届く。

それはル・マン24時間レースで6連覇中の王者、フェラーリに対抗できる新たなレースカーを開発してほしいという依頼だった。

心臓の病でレース界から身を退いた苦い過去を持つシェルビーは、そのあまりにも困難な任務に挑むため、

型破りなドライバー、ケン・マイルズをチームに招き入れる。

しかし彼らの行く手には開発におけるメカニックなトラブルにとどまらない幾多の難題が待ち受けていた。

それでもレースへの純粋な情熱を共有する男たちは、いつしか固い友情で結ばれ、フェラーリとの決戦の地、ル・マンに乗り込んでいくのだった・・・・・・

フォードVSフェラーリ 映画HPより引用

映画の見どころ

ここからは自分的な映画の見どころを書いていこうと思います!

ただ、、、ネタバレも含まれるので、映画が気になるという方は映画を観たあとでももう一度読んでもらえると嬉しいです。

 

 

時代背景の説明

今回の映画では、フォードがル・マンという伝統的なレースで、その当時絶対的な王者であったフェラーリに戦いを挑むという内容の映画になっていますが、なんでフォードはル・マンというレースに参加にする事になったのでしょう?その理由は、映画の中でも語られるのですが、フェラーリの会長である”エンツォ・フェラーリ“とフォードの会長であった”ヘンリー・フォード2世“の個人的な因縁なのです!というのも、当時、フォードは車の販売が不振にあり、そのコテ入れとして若い世代への販売を強化するために、速くてセクシーな車を売り出そうとしていました。その販売戦略として、その当時、レース界での絶対的な王者であった”フェラーリ”を買収しようとしました。フェラーリも財政状況が悪いため、買収というフォードからの提案は悪くなかったはずです。ただ、契約成立を目前にして、レース部門を手放したくない会長の意見が強く、交渉が決裂してしまいます。その際に、フェラーリの会長”エンツォ・フェラーリ“から「醜い工場で醜い車を作っていろ。二世は二世だな」とヒドイ言葉を浴びせられてしまいます。その言葉を聞いた、フォードの会長”ヘンリー・フォード二世“は堪忍袋の緒が切れ、その罵倒したフェラーリが絶対的王者となっている、レース”ル・マン24時間レース“で優勝して、フェラーリの会長の鼻をへし折ってやろうと、自社でレースカーを作るように命じ、そして今回の映画のメインとなる”1966年 ル・マン24時間耐久レース”へと繋がっていくのです。これでなんとなく、時代背景とかがわかりますかね!?

ルマンへの道

前述のとおり、ル・マンでの優勝を目指すフォードのレースチーム、しかしそのチームに用意された時間はたったの90日のみ!一からレース用の車を作り、そしてル・マンでの優勝を目標としているにも関わらず、時間がない!そんなチームのリーダーとして抜擢されたのがマット・デイモンが演じる、元ドライバーでカーデザイナーである、”キャロル・シェルビー“である。そして、ドライバーとして抜擢されたのが、シェルビーが信頼を寄せる、クリスチャン・ベイルが演じる、イギリス出身の型破りなレーサー、”ケン・マイルズ“のコンビ、さらにメカニックやエンジニアたちと一緒にレースカーを作り上げていき、出来上がったのが”FORD GT40“です!この車のフォルムのカッコよさと言ったら、本当に素晴らしい。今の車では想像ができないような流麗で美しい車です!こういう車を観ているとそれだけで、ちょっと幸せな気持ちになります!そんな車を作りあげ、さらにチームで少しずつ問題点を出し、時には改良を、時には大きな抜本的な見直しをしながら理想の車へと仕上ていきます!ル・マンが近づくなか、レースへ帯同するメンバーが選抜されていきますが、そこでフォードの副社長”レオ・ビーブ”にヒドい嫌がらせを受ける事になります。この内容は映画を観てください!この時、ケン・マイルズが取る態度が本当にこの車を、自分たちが作り上げてきた車の事を良く理解していて、そして、チームのためになりたいという想いが詰まっていてグッと来ました!そんなこんなで、最初のル・マンの挑戦は副社長の嫌がらせによって、求めているものとは違ったものになってしまいます。

型破りのドライバー、ケン・マイルズ

さて、ここで自分が好きだった、ケン・マイルズという人間に関して、少し語りたいと思います。彼は生粋のレーサーであり、勝利を渇望してやまない人間ですが、欠点があります。それは口がとにかく汚く、そしてすぐに怒ります。沸点がとにかく低く、怒ると何をしでかすかわからないので、本当に手が付けられない爆弾のような男です。でも、そんな映画を観ているうちに彼の事をすこしずつ好きになっていきます。まず、彼は車に対して譲る事がなく、さらに車の事を良く理解しています。どこまで攻める事ができるのか、どこタイミングでどのように抜けばよいか?そういった事を何度も、テストしていく中で、掴んでいきます。少し運転しただけでわかったような口をきくことはありません。何度も何度も、意見を求められれば、もう一度。そんな貪欲な姿勢がとてもカッコよく映ります。さらに、勝利を手繰り寄せるために、容赦なく遠慮なく、自分がテストして思った意見をチームへ伝えます。それがどんなに厳しい内容であったとしても!それは、自分のためではなく、チームのためなのです。なぜなら、ル・マンというレースがどれだけ厳しく、妥協が許されないレースなのかを知っているから。それに尽きると思います。不器用ではありますが、レースに対する情熱的な想いをスクリーンを通して、こちらに伝わってきて、その想いを受ける度にこの映画にのめり込んでいきます。彼の性格や強さもこの映画の魅力です。

 

さて、この映画はここからさらに、二度目のル・マンへの挑戦をするために、チームで車を磨き上げていきますが、その先には副社長の嫌がらせが待っていたり、その嫌がらせをかいくぐるためにリーダーであるシェルビーが奇策に打ってでたり、そして、その奇策を実らせるため、マイルズとシェルビーの信頼関係が奇跡を手繰り寄せようとしたりと、展開が本当にいろいろとあって、ル・マンだけが作品の核となっているわけではなく、いろいろなシーン一つ一つに彼らのレースに対する想いが散りばめられていて、興奮が冷める事なく、最後まで楽しめます!なかなか、こんなに興奮する映画もないと思います!ぜひとも劇場でこの興奮を味わってもらいたいです!ぜひ、興味があったら、映画館に足を運んで見てください!それではまた~!

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