ガソリン車が電気自動車になったら、環境問題は解決するのか?2

こんにちわ。おはようございます。こんばんわ。マベ太郎です。

この前、ガソリン車が電気自動車になったら、環境問題は解決するのか?という記事を書き、その記事の最後に本当にガソリン車が電気自動車になったら、どれくらい電力が必要になり、それによって発電量はどれくらい追加で必要になり、その結果、総合的に環境に良くなるのだろうかというのを確認したいと考えていました。

今回の記事では、そこを検証していこうと思います。

ガソリン車が電気自動車になったら、環境問題は解決するのか? ガソリン車が電気自動車になったら、環境問題は解決するのか?

日本の自動車保有の状況

まずは、日本の自動車保有の状況を確認しようと思います。このデータに関しては、“一般財団法人 自動車検査登録情報協会”のデータを参照しようと思います。

引用:一般財団法人 自動車検査登録情報協会 我が国の自動車保有動向

このデータを見ると、令和2年のデータでは、乗用車が約6180万台、貨物車が約1436万台、乗合車が約23万台、特殊用途車が約176万台、二輪車が約367万台となっております。自動車保有数の75%が乗用車という事になっている事から、この乗用車の使用実態を調べていきたいと思います。

日本の自動車使用の状況

自動車の台数がわかったので、今度は自動車がどのくらいの距離を年間で走っているのか?というのがわかれば、電気自動車に置き換えた時に発電量がどのくらい必要になるか?がわかると思ったので、次に自動車の走行距離に関するデータを見つけていきます。

ですが、そのデータがなかなか出てこなかったため、下記の“ソニー損保”の”2020年 全国カーライフ実態調査”を参照したいと思います。このデータは1000人のデータなので、必ずしも平均とは言えないですが、あくまでもこれを一つのデータとして、参照していきたいと思います。

引用:ソニー損保「2020年 全国カーライフ実態調査」

このデータによると、年間の走行距離は“6,017Km”となっています。という事は、“乗用車の台数:6180万台 * 平均走行距離:6,017Km = 371,850,600,000Km”となります。数字がわからなくなりますね、“3718億Km”です!

“3718億Km”を走行するための発電量が年間で必要になるという事になりますね!果たして、この距離を走行するために必要な電力量というのはどれくらいになるのでしょうか~!?

電気自動車が必要とする電力の現状

さて、今の電気自動車のバッテリーの容量と走行可能距離がどれくらいなのか?を調べていきたいと思います。代表的な電気自動車を調べていきたいと思います!電気自動車の基本情報は“EVsmart(https://evsmart.net/)”のデータを参照させていただきました。

テスラモデル3

まず、電気自動車の筆頭として上がるのが、アメリカの”テスラ”になると思います。その中でも価格が安く、一般的なモデル“model 3 スタンダードプラス”の情報を確認していきます。まず、バッテリー容量についてですが、“55Kwh”となっています。そのバッテリーでの走行距離が“409Km(WLTPモード)”となっています。55Kwhの電力で409km走行できる。という事ですね。

さて、ここで、計算してみましょう!例えば、この”テスラモデル3 スタンダードプラス”が日本の自動車が全部置き換わった場合に、どれくらいの電力が必要になるのかを!

日本の車の年間走行距離は”6,017Km”でした!したがって、この距離を走行するためには、”6,017Km ÷ 409Km/1回の充電 = 14.7回の充電 * 55Kwh = 808Kwh”の電力が必要になります。

そして、乗用車の台数は”約6180万台”が保有されていますので、“1台808Kwh * 6180万台 = 49,934,400,000Kwh = 499億 Kwh”の電力が必要になりますね!この電力量は日本の現在の電力発電量と比較するとどうなのか?というと、以前の記事で調べた通り、2018年のデータでは日本の年間の電力発電量は“10512億Kwh”となっております。単純に4.7%の発電量を増やせば良いだけになります!そこまで大きな影響はないですね!

もし、乗用車が全部、ガソリン車から電気自動車に変わった場合、乗用車の排出するCO2は0になり、その分発電に伴う、CO2の排出が5%増えるという事になります。

前回の記事で調べた通り、自動車によるCO2の排出量は2018年のデータでは”181,333千トン”です。単純に自動車の保有台数の75%なので、CO2排出量も75%削減できるとすると、“135,999千トン”を減らす事ができます。逆に、発電量は”5%”上がるとすると、発電の年間のCO2の排出量は2018年のデータ”418,339千トン”なので、この5%は“20,916千トン”の増加のみです。という事で、”135,999千トン - 20,916千トン = 115,083千トン “も減らす事が出来る事になります!日本全体のCO2排出量は”1,135,688千トン”なので、10%程度を減らす事が出来る事になります。これはかなり大きいですね!

とはいえ、全部が”テスラモデル3”になる事が前提の数字ですし、この中には電気自動車を生産するのに必要なCO2排出量、電気自動車のバッテリーの廃棄にかかるCO2排出など、もっと細かく計算を行う必要があるかも知れないですけど、これも一つの結論と言えると思います。さらに、電気自動車があれば、一つの蓄電システムとして、家の家電を動かすための主電源としての価値も発揮させることができます。

そうした時にガソリン車は不要になるのか?というと、そういう事はないと思います。石油を精製するときに、重油や軽油、ガソリンといった数種類の資源が精製されてしまうので、そのガソリンの使い道がなくなってしまうとなるとそれはそれで困ってしまうのではないかと思います。車からのCO2の排出量を減らしつつ、それ以外でのCO2の排出も増えないように、そして限りある資源を有効に活用するという事が何よりの環境への配慮になるのだと思うので、これからも技術の進歩や環境問題の潮流には目を向け続ける必要がありますね。それではまた~♪

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