EVや燃料電池車を普及させるためにEVコンバートという考え

こんにちわ!マベ太郎です!

今回のブログでは、急に思い立ったのですが、“EVが普及していっていくとして、どれくらいの時間が掛かるのだろうか?”という事が気になったので調べていたのと、“新車販売には大きく規制が掛かっているが中古車やクラシックカーはどのようにすれば良いのか?”を考えてみました。地球温暖化という大きな環境問題への対策として、世界的にガソリン車からEVへの移行が始まっているのですが、EVが世界的に普及して、一般的な自動車にならないと、環境への負荷は減らないので、実際に現在の自動車の“販売台数”“世界の自動車の保有台数”を調べながら、考えいこうと思います。

世界の自動車の販売台数

さて、まずは“世界の自動車販売台数”を調べてみたいと思います。現在、2030年~2040年頃から多くの国でのガソリン車の販売を規制するような動きが進んでいるため、それ以降でこの“世界販売台数”をベースで現在、稼働している自動車がいつ頃、EVへと置き換わっていくのか?を考えようと思います。まずは下記のグラフを観てみましょう。

引用元:JAMA図1:主要国の四輪車販売台数推移

この資料を見ると、少し古い資料で2019年の資料ですが、2019年の年間の四輪車の世界販売台数は”9,310万台”となっております。販売台数上位で観ると、中国が”2577万台”で1位、米国が”1748万台”で2位、日本が”520万台”で3位、ドイツが”402万台”で4位、インドが”382万台”で5位となっております。

中国が世界の販売台数の1/4を占めておりますが、その中国は現在、35年を目途に全ての新車販売を環境対応車とする方針を検討をしており、50%をEVなどの新エネ車、残り50%をHVに切り替える方針となっている。そうすると、2577万台の内、半分1288台が環境配慮型の車へと切り替わっていく事になっているようです。(省エネおよび新エネルギー自動車技術ロードマップ2・0のよる)。

また、販売台数2位の米国でも同じように30年から電気自動車や燃料電池車などの走行中に排気ガスを出さない「ゼロエミッション車」について、新車全体に占める割合を50%に引きあげる予定となっています。また、EUでは2035年以降の新車販売を排ガスを出さない「ゼロエミッション車」にし、日本が得意とするハイブリッド車を含むガソリン車やディーゼル車の販売を事実上、禁止するなどの方針を発表しています。そして、日本も2035年にはガソリン車、ディーゼル車の販売を終了し、電気自動車、ハイブリッド車、燃料電池自動車などの販売のみに変更する調整をしているという事で方針を打ち出しております。

上記の事から、2030年もしくは2035年からはガソリン車やディーゼル車の販売がなくなり、電気自動車などの環境配慮型の四輪車へと世界的に自動車の保有数量が変わっていく事になります。

世界の自動車保有台数の状況

さて、ここまでの新車販売の状況をみてきましたが、逆に世界の自動車の保有台数はどのようになっているのか?というのを確認したいと思います。というのも、新車販売が環境配慮型へと移行したとしても、結局、全世界の自動車が切り替わるまでにはどれくらいかかるのか?がわからないからです。

引用元:JAMA 図1:世界各国の四輪車保有台数(2018年末現在)

上記が各国の四輪車の保有台数になりますが、全世界で”14億3318万台”四輪車を保有している事になります。米国が”2億7598万台”で世界1位の保有台数、中国は”2億3122万台”で世界2位、日本が”7828万台”で世界3位となっています。全世界の保有台数が”14億台”で、年間の新車販売台数が”9310万台”だとすると、単純計算で15年程度で全ての四輪車が”環境配慮型”へと置き換わっていく事になりますね。2035年から規制が始まったとしても、2050年には環境配慮型の四輪車へと変わっていくという事がわかりました。

中古車やクラシックカーはどう?

ここで問題なのは、”新車販売”に関してではなく、“中古車”や”クラシックカーを好む方”はどのようにすれば良いのか?という点です。

中古車市場には今も、ガソリン車やディーゼル車が多くありますし、環境配慮型の乗用車が高い場合、どうしても中古車のガソリン車を購入しなければならない事がありえます。また、クラシックカーが好きで、好んでクラシックカーに乗っている人は環境配慮型ではないので、どうしても世界から取り残されてしまう事になります。

そういった環境の中で、一つの答えとして、現在、いろいろな企業が“EVコンバージョン”という事を始めております。これは、ガソリン車やディーゼル車を、EVへと変換して販売するという事。海外では“Lunaz”というイギリスの会社が”クラシックカー”をEVにコンバージョンして、それを売るという事を行っていてビジネスを行っており、現在では年間110台の生産ができる体制を構築しています。日本でも同じように“OZ MOTORS”という会社が、旧車のビートルなどをコンバートEVとして販売したり、オーダーメイドで受注を受けて、顧客の要望や金額に応じて、EV化するという事業を行っています。このように少しずつEVへコンバートするというビジネスが広がりを見せています。

今後、この環境配慮型の車へのコンバートというビジネスが中古車の市場やクラシックカーの市場では重要になるだろうと思いますし、さらには普通車の市場まで広げて、どのようにして顧客の手が届く安さで、EVコンバートを行う事ができるか?というが重要だと考えています。

安価に、顧客の手が届くような価格帯にするためには、車種ごとのコンバートマニュアルを作成して、毎回新規設計を行う設計費用を減らすという事と、部品をいかに安く、品質の良いものを購入できるようにするか?というのが重要だと思います。そういう点で私の仕事である、購買は重要な役割を果たせるのではないか?と思いました。調達戦略の策定や取引先のソーシング力などを活かして、外部から購入する部品の価格を抑えれば、環境配慮型の車で世界に普及するための大きな推進力として、コンバートEVが必要になってくると思います。

最後に

いかがでしたでしょうか?現状の自動車の保有台数、販売台数、そして、中古車やクラシックカーの市場に対してどのように対応するのが環境配慮に繋がるのか?という事で記事を書いてみました。正直、EVコンバートが普通車だとしても、500万円以上かかってしまうとなる現状では、多くの人にその技術や成果を届ける事は難しく、ある限られた富裕層の方へのサービスとなってしまうのではないか?と思うのですが、そこが大きく変化して、今後新車を買わずに、自分の好きな車をコンバートして、長く乗り続ける。というもう一つの選択肢になってくると良いなと思いました。今後も、こういう記事を書いてみようかと思いますので、よろしくお願いいたします。それではまた~♪

 

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