【ちくの西国三十三観音巡り#18】圓教寺へ行ってきた【兵庫の寺院】

ども!ちく(@chikuchanko)です。

 

西国三十三観音巡りの記事18回目は、兵庫県姫路市にある第27番札所圓教寺えんぎょうじを紹介します!

書写山と言う山の中にあるお寺です。紅葉がまだ残っている秋の終わりを感じる境内へ行ってきました!

▼前回の西国三十三観音の記事はこちら

寺の概要

  • 御本尊:六臂如意輪観世音菩薩
  • 宗派:天台宗
  • 山号:書寫山
  • 寺号:圓教寺
  • 御詠歌:はるばると のぼれば書寫の 山おろし 松のひびきも 御法なるらん
  • 創建:966年
  • 開基:性空上人

御由緒

書写山の山上にあり、康保3年(966年)、性空の創建と伝えられる。もとは素盞嗚命が山頂に降り立ち、一宿したという故事により、「素盞ノ杣」といわれ、性空入山以前よりその地に祠が祀られていたといわれる。山号の由来はこの「素盞すさ」からのものといわれ、姫路市と合併する以前は、飾磨郡曽左村と呼ばれていたが、この「曽左そさ」も素盞に由来する。創建当初は「書写寺」と称した。仏説において書写山は、釈迦如来による霊鷲山の一握の土で作られたと伝えられ、「書寫山」の字が当てられたのは、その山がまさに霊鷲山を「書き写した」ように似ることによるといわれる。また、山上の僧が一心に経典を書写する姿に、山麓の人たちが崇敬をもって称したとも伝えられている。

 

※Wikipediaより一部抜粋

実際の様子

ロープウェイで圓教寺へ!

圓教寺は山の中に鎮座しています。もちろん、登山で行く事も可能なのですが、山を登るのは大変…と言う人の為にロープウェイもあるのです。私はロープウェイで行きました~!

ロープウェイの中から見た景色

ロープウェイプチMEMO

00分/15分/30分/45分の15分間隔で運行しているロープウェイ

運行時間や運行料金についてはロープウェイの公式サイトをチェック!

ロープウェイ乗り場から仁王門までの道のり

ロープウェイの山上駅を出るとすぐ、圓教寺へ続く道があります。

この道は左右どちらを進んでも大丈夫です。

 

進んで行くと圓教寺の入山志納金を払う受付があります。この先に進む際は必ずここを通らなければいけません。

ここから本堂まではゆるい登山になります。道は整備されているのでほぼ平坦な道なのですが、歩いてだいたい15分~20分と言われる距離です。

本堂近くまでバスが出ているので、歩くのは大変かも…と言う人は特別志納金として1000円払うと、ここから本堂近くまで出ているバスを往復で利用することが出来ます。

 

歩いて進むことを選んだ私は、この先の道を徒歩で進みます。こちらは慈悲の鐘と言われる鐘楼です。

鐘の手前に手や足の形をした石の像があります。この鐘の手前を左側に進むのがバス、鐘の右側は歩いて進む人のための道です。

 

歩いて進む道は登山道とまではいきませんが、ゆるやかな坂道を進んで行く事になります。こちらは圓教寺境内で東坂もしくは近畿自然歩道と呼ばれる道です。

その名の通り、自然豊かな道で、その途中に1番札所から順に西国三十三観音の観音さまの像は並んでいます。他のお寺へ既に巡礼へ訪れていた私は、既に訪れたお寺の観音さまの像を見て、ここ伺ったなぁと懐かしい気持ちになりながら歩いていました。

見晴らしの良い場所の隣にいらっしゃる観音さまは、第18番札所である京都 六角堂(頂法寺)の如意輪観音さまです。

 

ここから周辺の山々を見渡すことが出来ます。

仁王門から摩尼殿までの道の見どころ

進んで行くと仁王門があります。

こちらの仁王門は兵庫県指定文化財になっている江戸時代初期に建てられたものです。

 

まだまだ道が続いているので進んで行きましょう。途中に塔頭寺院である壽量院じゅりょういんがあります。

壽量院では精進料理を食べることが出来るようですねぇ。お寺近くに木魚が掲げられた看板がありました。

 

更に進みます。今まで坂道を進んでいましたが、今度はゆるやかな下り階段になりました。

その途中にある扉の向こうには十妙院と言う塔頭寺院があります。

特別公開時のみ拝観可能な塔頭寺院です。

 

進んで行くと湯屋橋と呼ばれる石橋の先に階段が見えてきました。

階段の先に本堂(摩尼殿)があるので、進んで行きましょう。

ちなみに、石橋の右側にははづき茶屋と言うお店があるので、ここまで歩き疲れたと言う人はここで一休みするのも良いかも!左側にはベンチもあるので、自動販売機で飲み物を買って一休みするのもおすすめです。

 

奥に見えているのが本堂、手前にもお堂があります。

本堂(摩尼殿)とその周辺の見どころ

圓教寺の本堂摩尼殿まにでんの名で親しまれているお堂です。

京都の清水寺のように舞台造りになっているとても大きなお堂です。手前にある階段を進むと摩尼殿の中へ入ることが出来ます。

階段の途中から見ると、舞台の迫力が凄いのです…!!

先ほど見えていた階段を進んで行くと、途中で階段が左側に曲がります。この階段の先に摩尼殿への入口があるのです。

入口の左手前に手水舎があります。

不動明王が持つ俱利伽羅剣を連想する迫力満点の像が中央にある手水舎です。

龍のお顔の迫力、凄いですねぇ

 

摩尼殿はお堂内での参拝が可能なので、中で参拝させて頂きました!その後、舞台の上から周辺を見渡します。

舞台の上はこのようになっています。遠目だと小さく見えていた摩尼殿と書かれた額も近くで見るととても大きかったなぁ

 

摩尼殿近くにトイレがあるのですが、そのトイレの周辺は終わりかけでしたが紅葉がとても綺麗でした!

摩尼殿の後は、裏手にあるこちらの道から先へ進みます。

瑞光院と常行堂・食堂・大講堂

道を進んで行くと、すごく素敵な坂道を見つけたので立ち寄ることに。

苔の上に散紅葉が並ぶ坂道に惹かれました。この先に見える門の先は塔頭寺院の瑞光院です。通常非公開のお寺なので、立入は出来ません。

 

先へ進んで行くと三之堂と呼ばれる3つの大きなお堂が並ぶ場所があります。

まずこちらは常行堂国の重要文化財です。右側に写る屋根が常行堂のメインの建物なのですが、その左手も常行堂自体が続いています。

常行三昧をするための道場です。

こちらの写真は後ほど紹介する三之堂の1つ 食堂から見た常行堂です。この横に長い常行堂の奥に最初に載せた常行堂の写真の場所があります。

 

こちらは大講堂国指定重要文化財です。右手前に写る人と比べるとその圧倒的な建物の大きさが伝わるはず…!!迫力がある大きなお堂でした。

本来であればこちらが圓教寺の本堂にあたるお堂です。現在は講義などに使われています。

食堂から見た大講堂。

 

常行堂と大講堂の2つのお堂の間にある食堂じきどう国指定重要文化財です。

こちらは本来であれば修行僧が寝たり食べたりする為に作られたお堂なのですが、現在は1階が写経道場、2階は寺宝展示室になっています。

 

食堂の展示室に飾られている「祈」の文字。令和3年のお正月に書かれたものだったので、毎年書かれているようですねぇ

寺宝がたくさん並んでいます。まるで博物館のようですねぇ

展示室の一角。まるで絵画を切り取った1枚のような自然が美しい景色です。

食堂と大講堂の間に、この先にある奥之院へ進む道があります。その途中にあるのがこちらの弁慶の鏡井戸です。

圓教寺は牛若丸(源義経公)との縁が深い武蔵坊弁慶が修行をしていたお寺としても有名です。寺宝展示室にも弁慶が使用していた机が展示されています。

この井戸は弁慶が自分の顔を写すために使った井戸と言われている井戸です。

奥之院(開山堂)とその周辺

先へ進んで行くと奥之院があります。

一番右手前に写っているのは不動堂です。

 

この写真の左手に写っているのが奥之院です。開山上人である性空上人を祀っているお堂なので、開山堂とも呼ばれています。

開山堂の隣に並ぶ2つの建物は護法堂です。

奥之院側からみた護法堂。手前が若天社(毘沙門天の化身を祀る)、奥が乙天社(不動明王の化身を祀る)です。

 

改めて、正面から見た奥の院。

奥の院、護法堂は全て国指定重要文化財になっています。

帰り道は別の道を通って摩尼殿前まで戻ったぞ!

三之堂前まで戻り、瑞光院の前を通って、摩尼殿の舞台前に出る道へ戻ります。この順路は来た道とは別の道を帰る流れになります。

その途中、たくさんのお地蔵さまが並んでいる場所がありました。これまた自然と仏像の調和が素晴らしい場所ですねぇ

 

舞台の前にある道。この道の右側に摩尼殿の舞台や摩尼殿へ続く階段があります。

12月でしたが、まだ紅葉が綺麗でした!

 

帰りにはづき茶屋で力餅(各200円)を購入!

普通のあんこが入ったお餅とよもぎ餅の2種です。どちらもつぶあん入りでもっちもちの美味しいお餅でした😋

15時までにこちらのお餅をここで買うと、焼いてくれるサービスもしています!そのまま食べたかったので、私はこのまま買って帰りました!

ちく

紅葉が綺麗な境内で楽しむオーガニックカフェのコーヒーと焼き菓子

もう1つ、境内では立ち寄った場所があります。ametuchi圓教寺カフェと言うオーガニックカフェです。

姫路市内に本店があるカフェで、圓教寺境内でも営業をしているのです。場所は瑞光院と三之堂の間あたりにある休憩所ですよ~!

木々に囲まれた美しい場所でカフェタイムを楽しむことが出来ます。

コーヒーと紅茶(アッサム)を飲みました!

ここのコーヒーは1杯ずつ注文を受けてから淹れるハンドドリップコーヒー。深煎りで苦みが美味しい味だったなぁ

 

合わせて焼き菓子も売っていたので、小麦粉の代わりに米粉を使ったグルテンフリーのお菓子も購入しました!

鳥の形が可愛い米粉のバタークッキー

お寺の境内で自然に癒されながら、ゆっくりしたひとときを過ごすことが出来ました~

▼カフェの最新情報は公式インスタグラムをチェック!

ametuchi 圓教寺カフェ インスタグラム

御朱印

御朱印は本堂(摩尼殿)内、食堂、奥の院(開山堂)にある納経所で頂くことが出来ます。それぞれ拝受可能な御朱印が違います。

奥の院の窓口が閉まっている場合は、食堂で奥の院の御朱印受付もおこなっています。

御朱印の値段は1つ300円です。

▼本堂で拝受可能な御朱印

  1. 御本尊 如意輪観音(西国三十三観音)
  2. 御本尊 如意輪観音(播磨西国三十三観音)

▼食堂で拝受可能な御朱印

  1. 大講堂 釈迦如来(神佛霊場 第75番札所)
  2. 根本堂 薬師如来(播州薬師霊場 第16番札所)

▼奥之院開山堂で拝受可能な御朱印 ※開山堂が閉まっている場合、食堂で御朱印の授与をおこなっています。

  1. 開山堂 性空上人(日本語)
  2. 開山堂 性空上人(チベット語)

本堂で頂いた西国三十三観音の御朱印

今回頂いた御朱印はこちら。

「摩尼殿」と中央に墨書された御朱印です。

御朱印と合わせて「億」の文字が書かれている散華を頂きました!

食堂で頂いた御朱印

食堂で頂いた御朱印はこちらの2種です。左は根本堂、右は大講堂の御朱印です。

限定御朱印情報

こちらのお寺では限定御朱印は登場しません。

水彩画入りオリジナル御朱印帳がオススメ!

私の場合は、他の方が使っている納経帳を見て、札所に必ずあるかわからなかったので、ネットで購入してから発願しました。それがこちらの納経帳です。

札所の詳細だけでなく、そのお寺の水彩画が描かれているものです。見返した時に、すぐ境内の様子を思い出すことも出来るのでオススメですよ〜!

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アクセス

住所 兵庫県姫路市書写2968
電話番号 0792-66-3327
開門時間 ロープウェイの運行時間に準ずる
拝観料 500円/本堂近くまでのマイクロバスを利用する場合は1000円

拝観料と別にロープウェイを利用する場合は大人1人 往復1000円必要です

御朱印受付時間 ロープウェイの運行時間に準ずる
駐車場 無料 ※ロープウェイ乗り場の駐車場は無料です
最寄り駅からのアクセス 最寄駅から離れているので車やバスで行くのがおすすめです
公式サイト こちら

西国三十三観音まとめ

今まで訪れた場所はもちろん、西国三十三観音のお寺をすべて簡単にまとめた記事もあるので、興味がある人は是非こちらもチェックしてみて下さい!

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