ども!ちく(@chikuchanko)です。
西国三十三観音巡りの記事33回目は、岐阜県揖斐郡にある第33番札所華厳寺を紹介します!
今回が最終回になります!!長いようで短い、あっという間の巡礼だったなぁ
最後の札所で満願の地である華厳寺は山の中にあるお寺です。桜と紅葉の名所として知られるこちらのお寺、青紅葉が美しくなってきたGWシーズンに伺いました!
西国の結願の地以外にも東海白寿三十三観音霊場 第33番札所、東海三十六不動尊霊場 第36番札所になっているお寺です。
▼前回の西国三十三観音の記事はこちら
目次
寺の概要
- 御本尊:十一面観世音菩薩
- 宗派:天台宗
- 山号:谷汲山
- 寺号:華厳寺
- 御詠歌:世を照らす 仏のしるし ありければ まだともしびも 消えぬなりけり(現在)/万世の 願いをここに 納めおく 水は苔より 出る谷汲(過去)/今までは 親と頼みし 笈摺を 脱ぎ納むる 美濃の谷汲(未来)
- 創建:798年
- 開基:豊然上人・大口大領
御由緒
永禄3年成立の『谷汲山根元由来記』によると、華厳寺は延暦17年、会津の郡司で黒河郷(現・福島県会津若松市)の大口大領なる人物によって創建されたという。『由来記』によれば、大口大領は都の仏師に依頼して自らの信仰する十一面観音の像を造立した。彼は観音像とともに会津に帰ろうとしていたが、途中、美濃国の赤坂(現・岐阜県大垣市)で観音像が動かなくなってしまった。赤坂の北五里の山中に観音所縁の霊地があるというお告げを受け、大口大領は同地に草庵を建立。延暦末年に、当地で修行していた僧・豊然上人の協力を得て華厳寺を建立した。
実際の様子
総門
最初にあるのがお寺の総門です。
総門の先は約1キロの道が続いていて、その両脇にたくさんの飲食店やお土産屋さんが軒を連ねる、観光ストリートになっています。また、この道の両脇にはずーっとソメイヨシノが植えられているので、桜の名所としても有名です。
参道を進み、仁王門の前から見た1枚。季節的に既に桜が終わり、青紅葉の新緑の季節になる頃だったので、桜の木も青い葉っぱが茂っていました。これはこれで、新緑の季節らしい雰囲気で素敵だなぁ
仁王門と青紅葉が美しい景色
参道を進んで行くとこちらの仁王門があります。
歴史を感じる仁王門の先に参道が更に続いています。
その先は青紅葉が美しい参道が続いていました!さぁ、この道をどんどん進んで行きましょう。
と、その前にちょっとだけ仁王門の右手へ逸れます。
ここに華厳寺の駐車場があるのですが、その脇の青紅葉の中に1つだけ紅葉している木を発見!素敵な雰囲気に癒されました。
余談ですが、駐車場は総門をくぐってから続く観光ストリートにもたくさんあります。平日は無料の場所も多く、紅葉シーズンなど多くの人が訪れる期間は有料になることもある駐車場が多いです。
話が逸れましたが、仁王門の先をどんどん進みますよ~!!
背が高い新緑の木々の参道を歩いて行きます。
進むだけで緑の景色に癒される、初夏の美しいタイミングで訪れることが出来ました。石畳が敷かれているのも趣があって素敵ですねぇ
参道の様々な見どころ
まっすぐ続く参道の途中にはたくさんの見どころがあるので、さくっと紹介していきます。
まずこちらの2つのお堂。羅漢堂(左)と十王堂(右)です。
この先を進んでいくと灯籠が並んでいます。
参道の左手には塔頭寺院である明王院があります。
石畳の参道の途中に百度石があります。
百度石の先、右手に手水舎があります。
石畳の参道は途中から緩やかな階段になります。ここまで来ると、奥に本堂が見えてきますよ~!!
階段の途中、左には経蔵があります。
向かい合うように右手には英霊堂がありました。
経蔵よりも少し先の左手には2つの大きな観音さまの像が並んでいます。
最後に、階段の右手にある三十三所堂まで来ると、もうすぐ本堂です!
本堂とその周辺
階段の先に本堂が見えてきました!
こちらが華厳寺の本堂です。
現在の本堂は明治12年に再建されたお堂になります。
本堂の階段脇の提灯の隣をよく見ると、柱に鯉がいるのがわかるでしょうか?銅製のこの鯉は、精進落としの鯉と呼ばれていて、西国札所を結願した人が触れると言う習わしがあります。
御本尊さまは秘仏なのでその姿を見ることが出来ませんが、最後の札所、しっかりとお堂内で参拝させて頂きました…!!
本堂内には戒壇巡りもあったので、そちらも体験することに。写真はありませんが、1人100円で真っ暗な本堂の地下を歩いて、胎内巡りのような体験をすることが出来ました!
ちく
本堂の右手に鐘堂があります。
その奥を進んで行くと更に続く階段の上にもお堂がありました!
笈摺堂と満願堂とその他の見どころ
華厳寺では本堂だけでなく3つの御朱印を拝受するのが定番となっています。境内にある3つのお堂がそれぞれ現世、過去、未来を意味していることからそれぞれのお堂の御朱印を書いているそうです。
まず参拝した本堂は現世を表しているお堂でした。次に、本堂の左手奥に続く道を進み、他の2つのお堂を目指します。
この写真の真ん中、回廊の下に道が続いており、その先の階段を上ると未来を意味する笈摺堂があります。
西国結願の地であるこの場所に花山法皇が笈摺、杖、三首の御詠歌を奉納したお堂です。
現在もたくさんの巡礼者の方々がここに笈摺や満願の御朱印帳を奉納していくそうで、合わせてたくさんの千羽鶴が奉納されていました。千羽鶴の折り鶴が笈摺という言葉にちなむことから、千羽鶴を奉納する人が多いそうです。
笈摺堂の右手はちょうど本堂の裏手に当たります。
ここには花山法皇が詠んだ御詠歌に由来する苔ノ水地蔵尊がいらっしゃいます。
笈摺堂を左へ進むと子安堂があります。
子安観音さまが祀られるこのお堂は、安産や子宝祈願、赤ちゃんの身体健全などの願いを込めてたくさんのよだれかけが奉納されているお堂です。
更にその左を進んで行くと階段があります。
この階段を進んだ先に満願堂があるので、こちらも進みましょう。
階段を上ったところから見た景色
こちらが過去を意味する満願堂です!
満願堂と紅葉
新緑の季節なのに紅葉している部分があるのが凄い!!
満願堂の周辺にはとにかくたくさんのたぬきの像があるのも特徴です。これは西国巡礼を結願した人は他の者よりも抜きん出ると言う意味を込めて、たぬきの像を奉納するのだとか!
個性的なたぬきの像がたくさんあって、面白い場所でした!
満願堂の更に登山道が続いていて、片道1.5キロの登山をするとここから更に奥之院へ行くことが出来ます。私は満願堂で引き返したのでした。
こちらは本堂前をずーっと左へ進んだ先にある大師堂。
その先を更に進んで行くと内仏客殿があり、更にその先に庫裡があるのでした。
ここから階段を降りると、手水舎の前あたりに出ます。
最後は、最初に歩いた石畳の参道を歩いて、帰路についたのでした。
御朱印
御朱印は本堂内で頂くことが出来ます。
西国三十三観音の御朱印
華厳寺の御朱印は本堂、笈摺堂、満願堂の3つの御朱印を合わせて拝受する形になっています。
値段は3つ合わせて900円です。巡礼で専用の御朱印帳に拝受する場合、1つのみを拝受と言うことは出来ないので注意しましょう。
本堂の御朱印
御朱印と合わせて「願」の文字が書かれている散華を頂きました!
笈摺堂の御朱印
満願堂の御朱印
全ての御朱印を散華と合わせて撮影してますが、頂いた散華は1枚です。
限定御朱印情報
こちらのお寺では限定御朱印は登場しません。
水彩画入りオリジナル御朱印帳がオススメ!
私の場合は、他の方が使っている納経帳を見て、札所に必ずあるかわからなかったので、ネットで購入してから発願しました。それがこちらの納経帳です。
札所の詳細だけでなく、そのお寺の水彩画が描かれているものです。見返した時に、すぐ境内の様子を思い出すことも出来るのでオススメですよ〜!
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アクセス
住所 | 岐阜県揖斐川町谷汲徳積23 |
電話番号 | 0585-55-2033 |
開門時間 | 8:00〜16:30 |
御朱印受付時間 | 開門時間と同じ |
駐車場 | 無料 |
最寄り駅からのアクセス | 最寄り駅から離れているので車やバスで行くのがおすすめです |
公式サイト | こちら |
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ちく
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