身延山久遠寺へ行ってきた【山梨の寺院】

ども!ちく(@chikuchanko)です。

 

今回紹介するのは山梨県身延町にある身延山久遠寺みのぶさんくおんじです!

山梨県内でも特に有名な日蓮宗寺院です。桜の名所でもあります。

この記事では三門から本堂周辺、ロープウェイで上った奥之院の様子をお届けします!

ちく

MEMO

甲斐百八霊場 第108番札所になっているお寺です。

早速紹介していきます!

寺の概要

  • 宗派:日蓮宗
  • 山号:身延山
  • 院号:妙法華院
  • 寺号:久遠寺
  • 創建:1281年
  • 開山:日蓮聖人

御由緒

文永11年、甲斐国波木井郷の地頭南部六郎実長(波木井実長)が、佐渡での流刑を終えて鎌倉に戻った日蓮を招き西谷の地に草庵を構え、法華経の読誦・広宣流布及び弟子信徒の教化育成、更には日本に迫る蒙古軍の退散、国土安穏を祈念した。

弘安4年に十間四面の大坊が整備され、日蓮によって「身延山妙法華院久遠寺」と名付けられたという

 

※Wikipediaより一部抜粋

実際の様子

入口の枝垂れ桜と三門

伺ったのは4月下旬、既に桜は見頃を終え、青々とした葉桜がお出迎えしてくれる階段を上って先へ進みます。

進んでいくと三門が見えてきました。

一度焼失してしまいましたが、明治40年に再建された門が現在もここに建っています。

山門をくぐると、その先に続いているのは石畳の参道です。

この先を進んで行きましょう。

287段の階段を上る「菩提梯」

参道の先に長い石段が見えてきました。

この階段の名は菩提梯ぼだいてい。高さ104メートル、287段の階段が三門と本堂をつないでいます。南無妙法蓮華経の七文字になぞり石段は七区画に分けられています。菩提梯はさとりにいたる階段のことを言います。

目の前に来ると菩提梯の右手に緩やかな坂道となっている道があります。こちらの道は女坂・男坂へと続いている道です。菩提梯の傾斜のある階段よりも緩やかな道なので、階段を上るのはちょっと大変かも…という人におすすめです!

階段も坂道も大変!という方は三門よりも更に奥へ進んだ先にある駐車場のそばに斜行エレベーターがあるので、エレベーターで本堂のそばまでスムーズに行くことが出来ます。

では、菩提梯を上っていきましょう~!!

階段の脇のシャガの花に見守られながらどんどん上っていきます。

途中途中にある平坦な区画で休憩をしなければかなりしんどい…!足腰に自信がない方は手すりをしっかり使ったり、杖を持っていくことをおすすめします。

ここまでくればもうすぐだ…!!

上まで到着!!上ってきた道を見てみると滑り台みたいな道に見えますね…!

次はいよいよ本堂へ参拝ですっ!

本堂と手水舎

菩提梯の先に続く景色がこちら。中央に本堂、左手には五重塔が見えています。

五重塔と向かい合うように右手に手水舎があります。

こちらの本堂へ参拝させて頂きました!

本堂の地下は宝物館になっていて、入館料を払うと身延山久遠寺の寺宝を見ることが出来ます。

大鐘と手水舎

本堂の手前にある2つの建物。この2つの建物の間に菩提梯から本堂まで続く参道があります。

朱色の立派な五重塔は平成16年再建されたばかりの立派な塔です。高さ39メートルある立派な塔で、一番最初の段に一尊四士の御尊像と日蓮聖人の御尊像勧請されています。

屋根が立派な鐘楼はこのお寺の鐘です。

鐘楼のすぐ隣に手水舎があります。

祖師堂と報恩閣と池

本堂の右隣にある祖師堂。宗祖である日蓮聖人をお祀りしているお堂です。

本堂が素朴な色合いの建物なのに対し、こちらのお堂が朱色をメインに装飾も色も豪華絢爛となっています。

祖師堂の更に右隣には報恩閣があります。身延山久遠寺における総受付となっている建物で授与品の対応やお寺としての受付業務などは全てこちらで行っています。中には冷暖房完備の休憩スペースもあるので、ちょっと休憩に立ち寄るのもおすすめです。

報恩閣の隣には小さな池があります。池の中には錦鯉たちが元気に泳いでいました。

たくさんの鯉が集まっているこの写真。中央の池の上にある四角い機械から自動で鯉の餌が出ているのです。餌を食べにここに鯉たちが集まってきているのでした。

その他の本堂周辺の見どころ

身延山と言えば枝垂れ桜!本堂周辺にもいくつか枝垂れ桜の木があります。

池の隣や池と向かい合うように建つ開基堂の隣だったり、枝垂れ桜が満開の季節に見学に来る人で渋滞が起こるとのことですが、それも納得の圧巻の桜の景色に感動しました。

報恩閣と池の先を更に右へ進んでいくと朱色の立派な建物があります。こちらは拝殿と呼ばれる建物です。拝殿の先には日蓮聖人の御真骨を奉安するお堂である御真骨堂があります。参拝者はその手前にある拝殿からこちらへお参りが出来るようになっているのです。

向かい合うようにこの辺りにも立派な枝垂れ桜の木がありました!

更に右手へ進んでいくと仏殿があります。

底から右手へ更に横に長く立派な客殿へと道が続いています。

仏殿や客殿と向かい合うように釈迦殿があります。

釈迦殿の周りはつつじが咲いていました。

斜行エレベーターと思親閣へ続くロープウェイ

場所は変わり、本堂の左手を奥へ進んだ場所を紹介していきます。まず庭前受付と書かれているこの建物から。

こちらの建物の脇には斜行エレベーターがあります。このエレベーターは菩提梯を上るのが難しい方向けのエレベーターで、駐車場と繋がっています。なるべく本堂に近い駐車場まで進み、斜行エレベーターを上ると、本堂までスムーズに行くことが出来るのです。

ちょうどこの向かい側辺りに本堂の地下にある宝物館の入口があります。

 

更に本堂の左手奥へ進んで行きましょう。この先にあるのは奥之院である思親閣へと続くロープウェイ乗り場です。

この先にロープウェイ乗り場があります。まだロープウェイが開く時間より前だったので人がいませんでした。

ロープウェイの運行開始を待って、いざ乗ります!ロープウェイから見る景色、五重塔の屋根がめちゃくちゃ小さく見えていました。本堂周辺からロープウェイ乗り場まで徒歩5分くらいの距離感だったのですが、あっという間に遠くになっちゃったなぁ…

どんどん上るロープウェイ。真ん中に見えている駐車場は斜行エレベーターの前にある駐車場です。

更に上へ進んでいくと山々の景色が更に広がっていきます。

上に到着!このロープウェイにのっていました~!

運行状況をはじめ詳細は身延山ロープウェイの公式サイトをチェックしてみて下さい!

身延山ロープウェイ 公式サイト

思親閣とその周辺

ロープウェイ乗り場を出てまずは思親閣を目指します。山の上の方はまだ少し、桜が残っている場所がありました。

思親閣 奥之院と書かれたこの道を進みましょう。

参道途中に三角っぽい石の中にたまごのような形の石があります。

日蓮聖人の像もありました!

立派な旗の先に階段があります。この階段を進んだ先に思親閣があるので進んで行きましょう~!

階段の手前にはお札場があります。お守りやお札を授与している場所ですが、こちらに人が不在の場合は思親閣の寺務所でお守りなど拝受可能です。

菩提梯と比べると緩やかな階段なので上りやすくなっています。この階段を進んで行きましょう~!

階段の途中を含め、この周辺には日蓮聖人自らお手植えした杉の木がたくさんあります。

階段を上っていくと左手に手水舎があります。

更にその先に仁王門があります。

仁王門を眺めていると、あまり聞いたことがない鳥の鳴き声が聞こえてきました。仁王門の屋根の上にいたこの鳥さんの名はミソサザイです。

仁王門の右手には知恩報恩塔があります。

そしてこちらが思親閣です!いわゆる奥之院。こちらのお堂は日蓮聖人が御両親を偲び、つくった建物です。思親閣と言う名前からも両親のことを思っていることが伝わりますねぇ

こちらへ参拝させて頂きました!

思親閣には個性的な絵馬がたくさんあります。寺務所で拝受可能です。

 

思親閣の左手に黄金のお釈迦さまの像があります。

場所は変わりこちらは仁王門をくぐってすぐ右手、こちらには鐘楼があります。

そのそばに稲荷大菩薩を祀るお堂がありました!

ロープウェイ乗り場の売店で名物「くし切りだんご」をはじめ色々食べたぞ!富士山の絶景も!

参拝を終え、最後に訪れたのがロープウェイ乗り場と繋がっている売店です。

ここでは名物のくし切りだんごをはじめ、軽食メニューやドリンクを楽しむことが出来ます。ロープウェイの運行時間に合わせて営業しているので、お参り後に寄って帰るのがおすすめです。

この建物の隣に食堂がありますがこちらは土日祝の11時から14時までの営業になります。

おだんごの持ち手の串(苦死)を切って渡してくれるくし切りだんご。幸せを願う思いがこめて切ってくれます。串を切りながら「幸せが訪れますように」と言って渡してもらったことが印象に残っています。

軽食メニュー一覧

ゆばと竹炭、どちらもここ限定の味だったので、この2つをチョイス!

1本450円です!温かいお団子に「くるみ味噌」を塗ってくれます。塗る前にくるみアレルギーがありませんか?と丁寧に確認してくれる対応に感動しました。

あまじょっぱいくるみ味噌の味がふんわりもっちりとした食感のお団子と絡んでめちゃうまです!!

 

ロープウェイに乗る前から気になっていた絶品カレーパン(400円)も食べたぞ!

めっちゃもちもちなカレーパン生地にまず感動…!中にスパイシーな風味のカレーがたっぷり入っていて、こちらも美味しかったです!!余談ですが、このカレーパン、身延山以外の観光地(昇仙峡など)でも販売しています。

 

身延名物のゆばを堪能できるゆばまん(400円)

湯葉と合わせて椎茸が入っている、和風の味付けが美味しい一品です!!

 

先ほどから食べたものの背景になっているこの場所、ロープウェイ乗り場を出てすぐの場所にある展望台なのです。気候条件によって、富士山の頭がちょっとだけ見えます。

御首題・御朱印

御首題や御朱印は本堂そばの報恩閣で頂くことが出来ます。

その他に三門・ロープウェイで上った先にある思親閣(奥之院)・祖廟をはじめ、周辺の塔頭寺院にも拝受可能な場所がたくさんあります

このうち思親閣でのみゆるキャンとのコラボ限定御朱印帳を拝受可能です。

今回頂いた御首題/三門

三門で頂いた御首題はこちら。

値段は300円。

 

書置の御首題を拝受しました!

今回頂いた御朱印/本堂

本堂で頂いた御朱印はこちら。

値段はお気持ち。私は500円を納めました。

 

妙法の文字が特徴の御朱印です。

今回頂いた御朱印/思親閣 直書

思親閣で頂いた御朱印のうち、直書して頂いた御朱印はこちら。

値段はお気持ち。私は500円を納めました。

 

「育恩心峰」と墨書されている御朱印です。

今回頂いた御朱印/思親閣 書置

思親閣で頂いた御朱印のうち、書置の月替御朱印はこちら。

値段は1000円。

 

イラストと共に文字が印刷されている御朱印です。参拝の日付のみその場で直書して頂きました!

限定御朱印情報

思親閣で毎月、月替御朱印が登場します。

アクセス

住所 山梨県南巨摩郡身延町身延3567
電話番号 0556-62-1011
拝観時間 4月〜9月 5:00〜17:00/10月〜3月 5:30〜17:00
御朱印受付時間 拝観時間と同じ
駐車場 無料
最寄り駅からのアクセス 最寄駅から離れているので車で行くのがおすすめです

身延駅から身延山まで路線バスが出ているので、電車がおすすめです

公式サイト こちら

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