【袋井市】映えスポットがいっぱい!遠州風鈴まつり中の可睡斎へ行ってきた【静岡の寺院】

ども!ちく(@chikuchanko)です。

 

今回紹介するのは静岡県袋井市にある可睡斎かすいさいです!

とっても珍しい名前のお寺、その名を付けたきっかけが徳川家康公だったと言われています。

四季折々で花を楽しめる花の寺、精進料理を楽しめる味の寺、そして禅寺と様々な顔をもつ見どころがいっぱいあるお寺です。

遠州風鈴まつりが開催されている間に伺ったので、その様子も含め、写真多めでお届けします!

ちく

MEMO

火除総本山 秋葉総本殿として、火の用心にも御利益があるお寺です。

遠州三十三観音霊場 第30番札所になっているお寺です。曹洞宗の大本山 永平寺(福井)と総持寺(横浜)の直末寺院でもあります。

早速紹介していきます!

寺の概要

  • 御本尊:聖観世音菩薩
  • 宗派:曹洞宗
  • 山号:萬松山
  • 寺号:可睡斎
  • 創建:1401年
  • 開山:恕仲天誾和尚

御由緒

室町時代初期、応永年間に恕仲天誾禅師によって開山された。

 

※Wikipediaより引用

実際の様子

そもそもなぜ可睡斎って名前なの?

お寺と言うと、○○寺と言う名前や○○山などの名で呼ばれていることが多いですよね。

でもこちらのお寺は可睡斎。他ではなかなか聞いたことのないとっても珍しい名前です。

なぜこの名前がついたのか、まずは可睡斎と言う場所を知ってもらうために紹介していきます!

可睡斎の名前の由来

可睡斎と言う名前は徳川家康公との縁によるものです。

今から450年以上前、当時、このお寺の第11代住職 仙麟等膳せんりんとうぜん和尚は幼い家康公を助けます。

その後、29歳で浜松城の城主となった家康公は助けてもらったお礼が言いたいと和尚をお城に招きます。

ところが、その席上で和尚はいねむりをしてしまいます。

まわりの者があわてて起こそうとすると家康公は、コクリコクリと無心にいねむりをする和尚を見て

「和尚 我を見ること 愛児の如し 故に安心して眠る われ その親密の情を喜ぶ 和尚 眠るべし」と眠るのを許されたのでした。

以来、和尚は可睡和尚と呼ばれるようになり、お寺の名前も可睡斎になりました。

可睡斎とは、ねむるのをゆるすと言う意味の言葉なので、この呼ばれ方になったそうです。

ちなみに可睡斎の以前のお寺の名前は東陽軒だったそうです。中華料理屋さんみたいな名前!

ちく

境内を紹介していくぞ!まずは総門と洗心閣

ちょっと離れた駐車場に車を停め、可睡斎へ向かって歩きました。

可睡斎の手前にはちょっとだけお土産さんがあります。まっすぐ道を進んでいくと総門があります。

私が伺った時は工事中で布に覆われていました。

 

総門の先を進んでいくと灯籠が並ぶ参道が続いています。

写真の中央辺りに見えているのは洗心閣。お土産などが販売されていて、参拝者休憩所にもなっている建物です。

洗心閣の一角は風鈴や可愛い置物が並ぶほっこりポイントになっていました。

弁財天と酒塚観音

洗心閣の近くに木々に覆われた場所があります。

その一角に弁天堂がありました。

 

更に、別の階段の先を進んでみると

遠くに仏さまが見えます。

こちらは酒塚観音

屋外にある観音さまで、手前には狛犬の姿もありました!

山門とその周辺

ちょっと道をそれてしまいましたが、本堂を目指して進んでいきます!

 

参道をまっすぐ進んでいくと階段が見えてきました。

階段の先に見えてきたのは山門です。

仁王像が並ぶとっても立派な山門なんですよ~

仁王門をくぐってみると、その裏手に舟の形をしたおみくじ掛けがあります。

そこにあったのは「勝おみくじ」

カツオの形をしたおみくじです!!はじめて見た~~!!鯛みくじは見かけますが、カツオは珍しい!!

ちなみに、鯛みくじも仁王門の裏手反対側に同じように設置されています。

カツオも鯛も、用意されている釣り竿で釣るおみくじです。

ちく

カツオの近くにとっても珍しい像があります。

活人剣かつにんけんです。日清戦争の講和条約の際、来日した中国の李鴻章氏が暴漢に襲われた際、日本陸軍の軍医総監佐藤博士に命を救われたことから、その感謝の意が刻まれている場所です。

 

山門をくぐってすぐ右手にはおさすり大黒像があります。

木造の大黒さまで、お腹のあたりがたくさん撫でられているので、色がかわっています。

 

その向かい側あたりに手水舎があります。

その奥に輪蔵堂があります。

更にその脇には大きな慈母観音像があります。

本堂に至るまでの道に見どころが多く、ついつい立ち寄ってしまいます・・・!!

山門の先にある風鈴トンネルと蓮の花

先に山門の周辺を紹介しましたが、風鈴まつりの時期の山門周辺と言えばこの風鈴トンネル!!

カラフルな風鈴が本堂までの道や左右にずーっと続いているのです。

単色のシンプルな風鈴がたくさん並んでいてカラフルに見えているんですよ〜!

黄色い風鈴をピックアップ!

他にも蓮の花が綺麗な季節だったのでこちらも写真を撮りました!

本堂と風鈴

山門から続く風鈴トンネルをまっすぐ進んでいくと本堂があります。

こちらへ参拝させて頂きました!

本堂にも風鈴が飾られています。こちらは2列ずつ同じ色の風鈴が並んでいるスタイル。場所によって風鈴の飾り方も違うのですね!

 

本堂前から撮影した1枚。

山門からこの道を進んで来たんですよ〜!

総受付から有料拝観エリアへ!まずはお寺らしさを満喫!

本堂へ続く参道の途中、右手に総受付と呼ばれる寺務所の玄関があります。

そこから拝観料を支払うことで、本堂内をはじめ、フォトスポットが多い瑞龍閣などへ行くことが出来るのです。

順路があるので、順路に従い進みます。昔ながらの廊下を進んでいきましょう!

まず気になったのはこちらのお魚。

木魚じゃありませんよ!

このお魚はなに?

魚鼓ぎょくと呼ばれるものです。魚板ぎょばんとも呼ばれています。また、魚鼓と書いて「ほう」と読むこともあるようです。

禅寺の台所や座禅堂に掛けてあるもので、食事の合図に鳴らされるのだそう。

インドで、魚はめでたい物であり、目をつむらないことから居眠りや怠けの戒めとして用いることが多いそうです。

この魚鼓の近くに最初の見どころである韋駄天尊像があります(写真はありません)

更に先へ進むとまたまた魚鼓が!!

さっきと全く違うお顔をしています。

 

更に進んでいくと、この廊下の先から本堂内へ進むことになります。

本堂内は写真撮影禁止なので写真はありません。

廃墟のような道にやお堂の中にエスカレーター!?

更に進んでいくと、次は僧堂(坐禅堂)へ続いています。

僧堂へ続く道。地下道です。ここだけ雰囲気が全く違います。

 

この先にある僧堂は、坐禅をする為のお堂なので、坐禅中は見学出来ませんが、幸い、行っていない時間帯だったので見学することが出来ました。

1つ1つの坐禅の席にクッション?が用意されています。

あ、ここにも魚鼓!坐禅をする場所にも置かれているものだから、ここにもあるのね!

更に順路を進み、位牌堂や大黒殿を見学しました。この2つは後から屋外から撮影した写真を載せます。

 

順路に従い進んでいくと、お堂の中に階段とエスカレーターが!!

エスカレーターは上り専用です。

この先には火除総本山 秋葉総本殿と呼ばれる可睡斎を代表する御真殿があります。こちらも後ほど、屋外からの写真と共にもう少し詳しく紹介します。

 

道を進んでいくと、次にあるのは高祖廟(道元禅師)を祀る場所があります(写真はありません)

廊下の端に悟りの窓のようになっている場所を発見!

インスタ映えしそうな廊下と日本庭園と冷やしぜんざい

順路を進んでくと、カラフルな提灯や金魚の紙風船が飾られた廊下に出てきました。

この廊下から見ることが出来るのは日本庭園です。法華蔵界はちすの池と呼ばれています。

枯山水庭園なのですが、一部に滝や池がある珍しい庭園です。※枯山水庭園は本来、砂で水の流れを表現する庭園なので、実際に水が流れている場所は無いことが多いです。

 

風鈴まつりの時期の庭園はどうしても風鈴に目がいってしまいます。

奥に飾られているのはまるで滝のようにも見える風鈴たち。

 

別角度から撮影した庭園。

庭園には大きな赤富士風鈴があります。

静岡と言えば富士山ですもんね!

 

赤い風鈴を並べて、赤富士の形の風鈴を作ったのだとか!

 

この庭園の近くに拝観特典の冷やしぜんざいを食べる席があります。

美味しい静岡のお茶と共に食べる冷やしぜんざいは格別の美味しさでした!!

珍しいトイレとトイレの神様(仏さま)

冷やしぜんざいを食べた後は、再び拝観順路を進みます。まずやって来たのは東司とうす

ここはいわゆるトイレです!奥に男性用の小便器が並んでいるのが何よりの証拠。ここ、男女兼用と言う珍しいタイプのトイレなのです。

昔懐かしい木造建築の雰囲気を味わえるトイレで、一応現役で使用可能らしいのですが、私が伺った時は誰もいなかったので1枚だけ写真を撮りました。

MEMO

中央に烏蒭沙摩明王うすさまみょうおう像が安置されています(国登録有形文化財)

トイレの神様(仏さま)として親しまれている存在です。

この仏さまのお札は、汚れや悪を取り除く力があると言われており、自宅や会社のトイレの入口に貼ると良いとされています。

可睡斎は、世界中でも珍しいこのお札を取り扱っているお寺です。

フォトスポットがいっぱいの瑞龍閣へ!まずは1階を見学(写真多め)

可睡斎の中で最もインスタ映えする場所がここから紹介していく瑞龍閣です。

本当の拝観順路は瑞龍閣2階→1階→宝物館なのですが、順路がわからず真逆のルートで行ってしまったので、まずは宝物館を見学しました。瑞龍閣にまつわる宝物が並ぶ場所ですが、この中は撮影禁止なので写真はありません。

 

順路を間違えてしまいましたが、まずは1階から行ったので写真多め、言葉少なめでお届けしていきます!

瑞龍閣の1階にある金魚の紙風鈴と令和ひまわり畑。

手作り感溢れる素敵な展示です。

折り紙アートがたくさん並ぶ部屋。

1部屋すべて、この折り紙のアートが並んでいるのです。ここに飾られているもの、1枚の紙から造られている作品なんですって!!

中には来年開催される東京五輪にちなんだものもありました。

 

隣の部屋はシンプルな和室です。

この部屋には秋の七草が飾られているのですが、そちらは後ほど紹介します。

 

別の部屋にもご注目。

暗めのお部屋をぼんぼりのような明かりで照らしています。夜空の星のような綺麗な世界がそこには広がっていました。

 

廊下に出てみるとカラフルなお星様が!

可愛い!こりゃインスタ映え間違いなしですな!

 

またまた別のお部屋。

洋風の芸術的な絵が飾られていました。

和風のものも。

火の用心と書かれたものも。

先ほどチラッと写真を載せた和室の秋の七草。

秋の七草のそばの廊下には、ちりめんのような風鈴がたくさん並んでいました。

この廊下から、庭園を見ることが出来ます。

廊下全体の写真。畳が横に敷かれている広々とした廊下です。

瑞龍閣2階!1階とは違う魅力があるぞ!

次に2階を紹介していきます。

まずはどーんと伸びる廊下から。

 

一度お部屋へ入ると雰囲気がガラッと変わります。

カラー障子があるのです。

工務店の方が注文すると希望に合わせて、自宅の障子もこんな感じにしてくれるらしいですよ!!

 

ここには「挑」と大きく書かれた書も飾られていました。

今更ながら、瑞龍閣の1階と2階の襖絵は国登録有形文化財に指定されているものです。

その絵の中からキジバトちゃんをピックアップ。

再び屋外へ!風鈴や天狗像を見学!

瑞龍閣に2階まで見学して、有料拝観エリアは終了!まだ屋外でも見ていない部分があったので、見ることにしました。

 

本堂の右手を進んで石造の五重塔へ!

このあたりにも風鈴がたくさん並んでいました!

この近くには、有料拝観エリアで内部を見学した位牌堂

手前に青と赤の象がいました!

そして脇にはとっても大きなスコップと錫杖しゃくじょう

天狗が使うものなのだそうです。

 

こちらは本堂左手にある大黒殿

屋外から参拝が可能です。

 

大黒殿の奥へ更に進んでいくと秋葉三尺坊大権現を祀る御真殿があります。

階段の途中には2体の天狗像があります。

烏天狗とスタンダードな鼻の長い天狗です。

 

御真殿の外観。

御真殿の先にもうちょっと道が続いています。

本堂の裏手を階段を上って上へ進んでいく道になっています。

先へ進んでいくと出世六の字穴があります。

ここは家康公が幼い頃、隠れて命拾いしたと言う洞です。

後に家康公が出世したことから、出世六の字穴と呼ばれているそうです。

 

その近くにはかつて活人剣があった場所があります。

現在、活人剣は山門の近くにあります。

一番奥へ行くと奥之院がありました!

御朱印

御朱印は総受付で頂くことが出来ます。

今回頂いた御朱印/3種

今回頂いた御朱印はこちらの3種です。

値段は各300円。

 

左から御本尊、秋葉總本殿、風鈴まつり限定御朱印です。

限定御朱印情報

ひなまつり限定御朱印帳が登場します。

1月から3月3日まで行われるひなまつりに合わせて限定御朱印が登場します。

遠州風鈴まつりの開催に合わせて限定御朱印が登場します。

毎年5月頃から8月まで開催されている風鈴まつりに限定御朱印が登場します。

アクセス

住所 静岡県袋井市久能2915-1
電話番号 0538-42-2121
拝観料 大人 500円/小人 無料
開門時間 8:00~17:00
御朱印受付時間 8:00~17:00
駐車場 無料
最寄り駅からのアクセス 最寄り駅から離れているので車やバスで行くのがおすすめです
公式サイト こちら

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ちく

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