ども!ちく(@chikuchanko)です。
今回紹介するのは東京都江東区にある亀戸天神社です。
東京十社の1つであり、関東三天神の一社でもある天神さまです。別名東宰府天満宮、花の天神さまの名でも親しまれています。
亀戸に鎮座するこの天神さまは、梅だけでなく藤、菊など、四季折々の花を楽しむことが出来る神社です。
それでは、早速境内を紹介したいと思います!
▼同じ関東三天神である湯島天満宮、谷保天満宮の記事はこちら
神社の概要
- 御祭神:天満大神(菅原道真公)
- 相殿神:天菩日命
- 御利益:学業成就など
- 例大祭日:8月25日
- 創建:1646年
御由緒
古くはご本社にあたります九州太宰府天満宮に対して東の宰府として「東宰府天満宮」、あるいは「亀戸宰府天満宮」と称されておりましたが、明治6年に東京府社となってより亀戸神社と号し、昭和11年に現在の亀戸天神社と正称いたしました。
正保三年九州太宰府天満宮の神官でありました菅原大鳥居信祐公(道真公の末裔・亀戸天神社初代別当)は神のお告げにより、公ゆかりの飛び梅の枝で天神像を刻み、天神信仰を広めるため社殿建立の志をもって、遠くは日光または盛岡などの諸国を巡り歩かれ 、そして江戸の本所亀戸村にたどり着かれ、村に元々ありました天神の小さなほこらにご神像をお祀りいたしました。
当時徳川幕府は、本所の町を、江戸の大半を焼き尽くした明暦大火の被害による復興開発事業の土地とさだめ、天神様を篤く信仰していた四代将軍家綱公はその鎮守の神様としてお祀りするように現在の社地を寄進されました。
そして、寛文二年10月25日に太宰府の社にならい、社殿、回廊、心字池、太鼓橋などを営み、以来約350年後の今日まで東国天満宮の宗社として崇敬されてまいりました。
実際の様子
鳥居と参道
正面に経つ鳥居です。
この写真を撮影した日は、藤まつりの真っ最中で、屋台も出ていました。
別の日に参拝した亀戸天神の写真。
お祭りなどがない時は、人の写らない写真を撮ることも出来ます。
鳥居の先に見えているのは曲線になっている太鼓橋。この境内には2つの太鼓橋があります。
鳥居のすぐ先にあるのは男橋と呼ばれています。
別の角度から見てみると、この橋とっても面白いのです。
亀戸天神の境内に広がる池の水面に橋が写り、まるで円を描いているように見えるのでした。
参道をまっすぐ進んでいくと、もう一つ、太鼓橋(女橋)はあります。
こちらの方がゆるやかな階段になっているような気がしました。
手水舎と拝殿と神牛
参道を進んだ先、右にある手水舎はこちら。
水を出しているのは、亀です。亀戸の言う地名にちなんでいるのでしょうか?
亀だけでなく、手水舎の形にもご注目。
水の溜まっている部分、梅の花の形をしているんですよ~
天神さまは梅の花とも縁の深い神社なので、こだわりを感じました!
参道のつきあたりに拝殿があります。こちらは藤まつりの日に撮影した拝殿。
たくさんの参拝客がいました。
2019年2月1日に撮影した拝殿。右手に進んだ授与所の前あたりからスカイツリーと共に拝殿を撮影しました!
紅白の幕のようなものが見えますが、こちらは節分祭用に設置されている台のようです。
拝殿を左手へ進むと神牛がいます。
いわゆる撫で牛です!天神さまにいくとほぼ確実にいる、撫でながら願いを伝えると、願いを叶えてくれる牛さんですよ~
鷽替え神事で有名な鷽(うそ)
天神さまと言えば鷽替え神事!こちらの神社では毎年1月24日、25日の2日間に木彫りの鷽の授与が行われます。
この神社には木彫りの鷽だけでなく、拝殿の左手前あたりに鷽の石碑があります。
石碑の前には木鷽(木彫りの鷽)も置かれていました。
2019年2月の鷽の碑の様子。
ん??木鷽がすごく増えている!!??
鷽鳥は亀戸天神にとって本当に大切にされている存在で、周辺の道路脇の柵も亀戸天神の木鷽デザインなんですよ~
亀戸天神に近い場所鷽は色付き、離れた場所は色無しでした。
木鷽だけじゃない!亀戸天神の鷽にちなんだ授与品
1年の内2日しか頂くことが出来ない木鷽。
特に遠方の人はその日に行きたくても行けない!なんてことがありますよね~
しかしご安心を!木鷽以外にも、鷽にちなんだ授与品があるんですよ~
まずは2種類の絵馬!
どちらも鷽にちなんだ可愛いデザインの絵馬です。
こちらは木鷽ではなく、鷽鳥の形をした土鈴です!鷽替え神事の日に伺えなかったので、私はこちらの土鈴を頂きましたよ~
初穂料は600円。
こちらも可愛いですよね~
他にも鷽鳥の絵が描かれたカード型お守りや、鷽鳥の形をしたお守り、鷽鳥の笛などの授与品もありました!
鷽替え神事以外の時期でも、これらの授与品は頂くことが出来るので、ぜひ頂きましょう!
境内社
亀戸天神にある境内社を紹介していきます!
まずは正面の鳥居から1つ目の太鼓橋を渡った先にある弁天社から!
福岡にある太宰府天満宮の心字池畔に鎮座する志賀社を勧請したのが始まりだと言われている弁天社です。
弁財天を祀る社です。水の神、音楽の神として知られており、開運出世や芸能成就に御利益があると言われています。
こちらは拝殿を右手へ進んでいくとある御嶽神社。
境内社の中で一番大きくて立派な社です。
比叡山延暦寺の第13代座主 法性坊尊意僧正が御祭神です。
こちらの人物は、亀戸天神の御祭神 菅公の教学の師です。菅公が亡くなった後、太宰府天満宮の社殿の造営にもかかわっており、太宰府天満宮に太鼓橋を架けた人なのです。菅公との縁の深さから、亀戸天神の境内にも祀られています。
太宰府御嶽山より勧請され、古い時代は亀戸妙義社と呼ばれていました。
亀戸天神同様、学業成就などに御利益があります。
こちらは花園社。こちらには菅公の正室(妻)である島田宜来子と2人の子供たちが相殿神として祀られています。
安産、子宝、育児、立身出世に御利益があります。
こちらは紅梅殿。太宰府天満宮の御神木である飛梅を勧請し、亀戸天神の社殿前に奉斎したのが始まりです。
扉には梅と梅にとまっている鳥の姿が彫られています。この鳥はメジロかな?それともウグイス?
スカイツリーの見える景色
亀戸天神はスカイツリーに近いので、スカイツリーが写る景色を撮れる場所がたくさんあります。
太鼓橋を渡る途中から撮った写真。
あいにくの曇りだったので、スカイツリーは少しうっすらと写っています。
藤棚とスカイツリー。
拝殿とスカイツリー。
この写真の場所にはカメラスタンドが置いてありました。
スカイツリーと拝殿を一緒に撮れる場所として、亀戸天神が推進している場所のようです。
亀戸天神の亀
亀戸天神の境内には池があり、そこにはたくさんの亀がいます。
池を見ていると亀が近付いてきました。エサが欲しいのかな?
うっすらと手前に鯉が写っています。この池では亀と鯉が一緒に暮らしているのです。
ゆっくり見てると、どんどん増えてきました。
めちゃめちゃいっぱいいる…!!
藤の花と藤棚
2017年4月22日に撮影した藤まつりの写真を載せていきます。
藤の花と太鼓橋のある景色。
藤棚の景色①
藤棚の景色②
手前の藤の花にピントを合わせて撮った写真。
この時期はまだ満開ではありませんでしたが、十分綺麗ですよね!
最後に載せるのはシーズンオフの藤棚。
葉が生い茂っています。背後にはスカイツリーも見えていますね!
2019年2月上旬の境内の梅の様子
天神さまと縁の深い花である梅の花。
亀戸天神と言えば藤が有名ですが、天神さまなので梅の木もたくさんあるのです。
見頃にはまだ少し遠い2月1日に訪れた時の境内の梅の様子を載せていきます。
咲いているところがちらほらとあるくらいで、まだまだ見頃ではないですねぇ…
でも、咲いている部分もありましたよ~!白い梅の花をアップで撮影しましたが、ピンクの梅の花が咲いている場所もありました!
2023年1月下旬の蠟梅などが綺麗な境内
1月24日、初天神の前日に鷽替神事で訪れた時の境内の写真を少しだけお届けします!
まずは蠟梅と太鼓橋!鷽鳥を拝受する行列に並んでいる最中に撮影した写真です。ちょうど蠟梅が見頃を迎えていました。
紅梅が咲き始めている場所もあり、その奥には別の蠟梅が満開になっていました。
池の周辺には水仙がたくさん咲いていましたよ~!
あいにくの雨でしたが、拝殿の隣にスカイツリーが見えました!
御朱印
御朱印は拝殿の右手にある授与所で頂くことが出来ます。
初穂料は500円です。
2017年4月に頂いた御朱印
はじめての参拝で頂いた御朱印はこちら。
藤まつりシーズンの限定御朱印で、藤まつり印が押されていました。
2017年9月に頂いた御朱印
2度目の参拝は、東京十社めぐりで訪れました。
藤まつりの印が押されていない、通常の御朱印です。
藤まつりの時と書き手の方が違いますねぇ。
この御朱印の右上には「御朱印」と言う文字が書かれていますが、この文字は東京十社めぐりの専用御朱印帳に予め書かれている文字です。
2019年2月に頂いた御朱印
久しぶりの参拝で頂いた御朱印はこちらです。
前回とも前々回とも違う書き手の方でした!とても久しぶりの参拝で、ちょっと懐かしい気持ちになってしまいましたよ~
2023年1月に頂いた御朱印
2023年1月に頂いた御朱印はこちら。
鷽替神事限定御朱印です!右下の鷽替神事の印、左下の木鷽が並んでいる印が限定印になっています。
鷽鳥の描かれたオリジナル御朱印帳
亀戸天神にはオリジナル御朱印帳があります。
その中から、藤の花と鷽鳥(木鷽)、太鼓橋が描かれた御朱印帳を頂きました!
初穂料は1000円。
この御朱印帳、鷽鳥が可愛くて気に入って購入したのですが、購入してじっくりみてみると白い藤の花のや白波の部分はラメ加工がされていることに気付きました。
様々な角度から見ると、キラキラと輝いて見える素敵な御朱印帳なのです。
こちらの水色バージョンの他に白バージョンもありました!
他にも別のイラストのオリジナル御朱印帳や御朱印帳袋もありましたよ~!
亀戸天神社の木鷽
毎年1月24日、25日の鷽替え神事で拝受可能な木鷽。1号から10号まで様々なサイズがあります。
鷽1体につき、こちらの鷽について書かれた紙(右下にシリアルナンバー入り)が1枚付いてきます。こちらが鷽鳥に対する控えになっているのです。
3号サイズの鷽鳥/正面
3号サイズの鷽鳥/背中
懐中鷽
懐中鷽/横
懐中鷽/背中
限定御朱印情報
1月24日、25日に鷽替え神事(初天神)限定御朱印が登場します。
鷽替え神事/初天神の印が御朱印に追加されます。
2月9日から3月10日まで開催される梅まつりに合わせて限定御朱印が登場します。
梅まつり印が御朱印に追加されます。
4月下旬頃から藤まつりに合わせて限定御朱印が登場します。
藤まつり印が御朱印に追加されます。毎年、藤の花の見頃に合わせて藤まつりが開催されるので、いつからいつまでなのかは決まっていません。
8月の例大祭に合わせて限定御朱印が登場します。
8月25日の例大祭に合わせて限定の印が追加されます。
10月頃に開催される菊まつりに合わせて限定御朱印が登場します。
菊まつり印が追加されます。
アクセス
住所 | 東京都江東区亀戸3-6-1 |
電話番号 | 03-3681-0010 |
開門時間 | 6:00~17:00※御本殿の開門時間です。
境内は24時間入ることが出来ます。 |
御朱印受付時間 | 9:00~17:00 |
駐車場 | 8:00~17:00までは無料
それ以外の時間は近くの有料駐車場を利用しましょう |
最寄り駅からのアクセス | JR総武線「亀戸駅」北口より 徒歩15分
JR総武線/東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」北口より 徒歩15分 |
公式サイト | こちら |
合わせて訪れたい周辺の神社仏閣
周辺にある「亀戸香取神社」「龍眼寺」「亀戸天祖神社」と錦糸町駅周辺にある「江東寺」
すぐ近くに亀戸香取神社、龍眼寺、亀戸天祖神社があります。
錦糸町駅の方へ進んでいくと江東寺があります。
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