ども!ちく(@chikuchanko)です。
今回紹介するのは京都府京都市南区にある東寺(教王護国寺)です!
京都駅から少し移動したところにある京都の中でも有名な世界遺産のお寺の1つです。
ちく
真言宗十八本山 第9番、西国愛染十七霊場 第8番札所、洛陽三十三所観音霊場 第23番札所、京都十三仏霊場 第12番札所、都七福神(毘沙門天)、神仏霊場巡拝の道 第84番札所、京都十二薬師霊場 第2番札所になっているお寺です。
早速紹介していきます!
寺の概要
- 御本尊:薬師如来
- 宗派:東寺真言宗
- 山号:八幡山
- 寺号:教王護国寺
- 通称:東寺、左大寺
- 創建:796年
- 開基:桓武天皇
御由緒
8世紀末、平安京の正門にあたる羅城門の東西に「東寺」と「西寺」という2つの寺院の建立が計画された。これら2つの寺院は、それぞれ平安京の左京と右京を守る王城鎮護の寺、さらには東国と西国とを守る国家鎮護の寺という意味合いを持った官立寺院であった。
南北朝時代に成立した、東寺の記録書『東宝記』によれば、東寺は平安京遷都後まもない延暦15年、藤原伊勢人が造寺長官(建設工事責任者)となって建立したという。藤原伊勢人については、公式の史書や系譜にはその名が見えないことから、実在を疑問視する向きもあるが、東寺では古くからこの796年を創建の年としている。それから二十数年後の弘仁14年、真言宗の宗祖である空海(弘法大師)は、嵯峨天皇から東寺を給預された。この時から東寺は国家鎮護の寺院であるとともに、真言密教の根本道場となった。
実際の様子
春の終わりの有料拝観エリア内 ※写真多数
まず講堂や金堂、五重塔を見て回る有料拝観エリアを散策します!
拝観受付から入るとまず不二桜と呼ばれる立派な桜の木がお出迎えしてくれます。既に見頃を終え、葉桜となっていました。きっと満開の頃に行くと綺麗な景色を楽しめるんだろうなぁ
枝垂れ桜以外の桜も花はほぼ散り、葉桜になり始めていました。どちらかと言うと新緑が綺麗になり始めた時期に入り、春の終わりと初夏の訪れを感じつつ歩きます。
この中に広がる瓢箪池の一角。青紅葉が色づき始めていました。
青紅葉のはじまりを感じつつ、合わせて木の足元に散らばる桜の花びらを楽しめる、春の終わりらしい景色を堪能していました。
まだ少しだけ残っている桜と五重塔。
歩いて行くと講堂が見えてきました。
国指定重要文化財になっている講堂の中には立体曼荼羅と呼ばれる五智如来や五菩薩・五大明王、四天王など様々な仏像が並んでいます。その中でも不動明王や帝釈天、梵天像は国宝に指定されている歴史的価値が高い仏像です。
お堂内は写真撮影禁止なので写真はありません。
この周辺も桜の絨毯が綺麗でした!
五重塔へと道が続いています。
五重塔へ向かう前に講堂の隣にある金堂へ。いわゆる本堂にあたるお堂で、御本尊であるお薬師さまを中心に日光・月光菩薩像や十二神将像が並んでいます。
金堂は国宝、お堂内の仏像は全て国指定重要文化財です。こちらもお堂内の撮影は禁止されています。
講堂・金堂に安置されている仏像はどれも立派で迫力満点!ぜひ実際に目で見て欲しい迫力満点の像ばかりです。
東寺を代表する建物がこちらの五重塔です。
現存する日本の古塔の中でも最高の塔と言われており国宝に指定されています。
五重塔近くから金堂を見るとその手前には牡丹の花が咲いていました!
合わせて、見頃は終わっていましたが枝垂れ桜の木も!!
ここから瓢箪池の周りを歩いて散策してみることに。
池には鴨たちが遊びに来ていました。
途中、緑の紫陽花のような小さなお花が咲いている木がありました。
まだ桜が残っている場所も!!
食堂と手水舎
ここからは拝観料を払わず散策できる場所を紹介します。
まずは拝観受付の向かい側あたりにある食堂。
現在、食堂は納経所としての役割も果たしており、御朱印の授与はこちらでおこなっています。
食堂の御本尊として現在は十一面観音さまがいらっしゃいます。※お堂内の撮影は禁止です
食堂のそばに手水舎があります。
毘沙門堂・御影堂・阿弥陀堂周辺
食堂と拝観受付の間の道をまっすぐ進んでいくと都七福神 毘沙門天と書かれた大きな看板が見えてきました。この看板の先を進んでみることに。
門をくぐってすぐ左手に毘沙門堂があります。都七福神巡りで東寺を訪れる際はこちらへお参りしましょう。
向かう合うように大師堂があります。こちらから見る大師堂は裏側で、正面はぐるっと半周した先にあります。
こちら側は護摩行を行う場所となっているようです。
向かい合うように様々な像や塔が並んでいます。
そのそばにあるお堂。
他にも三面大黒天や不動明王が祀られている場所がありました。
そして、こちらが正面からみた大師堂です。
国宝となっているお堂で別名西院御影堂とも呼ばれています。お堂内には国宝である弘法大師像が不動明王と共に祀られています。
大師堂と向かい合うように大日堂があります。
御朱印
御朱印は食堂内にある御朱印受付で頂くことが出来ます。
一部の期間限定御朱印などを除き、複数種類の御朱印を直書対応して頂くことが出来ます。希望の御朱印を選んで拝受しましょう。直書御朱印は1つ300円です。
- 弘法大師/御影堂の御朱印(四国八十八ヶ所の出発の地)
- 十一面観世音菩薩/食堂の御朱印(洛陽三十三観音)
- 大日如来/講堂の御朱印(京都十三仏霊場)
- 毘沙門天/毘沙門堂の御朱印(都七福神)
- 愛染明王/毘沙門堂の御朱印(西国愛染十七霊場)
- 薬師如来/金堂の御朱印(京都十二薬師霊場)
- 不動明王/国宝・秘仏の御朱印
- 虚空蔵菩薩/観智院の御朱印
- 南無八幡大菩薩/鎮守八幡宮の御朱印
- その他にも御朱印があるかも?!
夜間特別拝観限定御朱印帳
東寺には、桜と紅葉に開催される夜間特別拝観の時にだけ頂くことが出来る限定御朱印帳があるのです。
そのうちピンクの色合いの御朱印帳を頂きました!
値段は2500円(御朱印2種代込)
講堂内の立体曼荼羅がモチーフになっているデザインの御朱印帳です。金色や銀色で様々なイラストが描かれていて可愛いんですよ〜!
同じデザインの御朱印帳でピンクの部分が紺色ベースのものもあります。
2020年11月に頂いた御朱印/夜間拝観御朱印帳に書かれている限定御朱印
2020年11月に頂いた御朱印のうち、夜間拝観限定の御朱印帳に書かれている2種の御朱印はこちら。
この御朱印帳にしか書かれていない帝釈天と梵天の御朱印です。
帝釈天は銀、梵天は金の印でそれぞれの梵字が押されています。
2020年11月に頂いた御朱印/弘法大師
2020年11月に頂いた御朱印のうち、書置の御朱印はこちら。
東寺の最もスタンダードな御朱印である弘法大師の御朱印です。
2023年4月に頂いた御朱印/2種
2023年4月に頂いた御朱印はこちらの2種です。
左が不動明王、右が御本尊である薬師如来の御朱印です。
いずれも梵字と共に中央に墨書して頂く御朱印となっており、左側には達筆な字で「東寺」と書かれています。
限定御朱印情報
季節に合わせて限定御朱印が登場します。
アクセス
住所 | 京都府京都市南区九条町1 |
電話番号 | 075-691-3325 |
開門時間 | 5:00〜17:00 |
拝観時間 | 金堂/講堂 8:00〜17:00
宝物館/観智院 9:00〜17:00 |
御朱印受付時間 | 9:00〜17:00 ※夜間特別拝観の期間は夜間も拝受可能です |
拝観料 | 季節により異なります |
駐車場 | 無料 |
最寄り駅からのアクセス | 近鉄京都線「東寺駅」より 徒歩10分
JR「京都駅」より 徒歩15分 |
公式サイト | こちら
公式インスタグラムはこちら |
合わせて訪れたい周辺の神社仏閣情報
京都駅周辺にある「東本願寺」「西本願寺」「本光寺」「くらげ庵」「観智院」「六孫王神社」「文子天満宮」「福田寺」「荘厳寺」「市比賣神社」「上徳寺」
京都駅周辺に東本願寺、西本願寺、本光寺、くらげ庵(真如寺京都別院)があります。
東寺のすぐ隣には塔頭寺院である観智院があります。他にも近くに六孫王神社があります。
渉成園の方へ移動すると文子天満宮、福田寺、荘厳寺、市比賣神社、上徳寺があります。
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この他にも京都駅周辺にはたくさんの神社仏閣があります。個別の記事にまとめたので、この周辺で寺社巡りをする際、ぜひ合わせてご活用下さい!
その他の京都の神社仏閣まとめ
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