ども!ちく(@chikuchanko)です。
今回紹介するのは埼玉県川越市にある喜多院(川越大師)です!
関東三十六不動 第28番札所で、川越七福神の大黒天をお祀りするお寺でもあります。
ちく
▼過去に書いた記事はこちら
早速紹介していきます!
寺の概要
- 御本尊:阿弥陀如来
- 宗派:天台宗
- 山号:星野山
- 院号:喜多院
- 寺号:無量寿寺
- 創建:830年
- 開基:淳和天皇
- 開山:慈覚大師
御由緒
平安初期の天長7年、淳和天皇の命で円仁(慈覚大師)が建立し、当初は無量寿寺と号した。無量寿寺には北院、中院、南院があり、伏見天皇が尊海僧正に命じ関東天台宗の本山とした。後伏見天皇は東国580寺の本山としての勅書を下し、後奈良天皇は星野山の勅額を下した。永禄年間頃までは3院が存在していたが、寛永10年に中院のあった場所に仙波東照宮が建てられた為、中院はさらに200m南方に移動し、南院は明治の初めに廃院となり、その一角とされる場所には数十基の石の塔婆が残っている。
慶長4年、徳川家の尊崇が厚かった天海僧正が第27世住職として入寺し、寺号を喜多院と改めた。川越藩主となった老中・酒井忠利は喜多院の再興に当たった。慶長18年には徳川秀忠の関東天台法度により関東天台総本山と定められ、500石の寺領を賜った。寛永15年、川越大火で山門と経蔵以外の伽藍を焼失するが、翌年、徳川家光の命で、江戸城紅葉山御殿の一部を移築した。これが今に残る客殿、書院、庫裏であり、これらを運ぶために新河岸川の舟運が開かれた。川越藩主を経て幕閣で老中にあった堀田正盛は喜多院や仙波東照宮再建の奉行を命ぜられ、天海を助けた。4代将軍・徳川家綱は200石を加増し750石・寺域48,000坪の大寺となり、徳川家に厚く保護され隆盛した。
実際の様子
山門と鐘楼門
こちらは喜多院の山門。
駐車場や循環バスで喜多院を訪れる場合、この門をくぐって先へ進む流れになります。徒歩で成田山川越別院から進んでいくと、この山門ではなく、別の道から境内へ入る流れになります。
山門から少し離れた場所、左手あたりに鐘楼堂があります。中にお寺の鐘である鐘楼があるお堂、外側から見ると、2階部分に2匹の龍が彫られています。
ちなみにこの龍、有料拝観エリアに原寸大の再現されたものがあるので、そちらを見るとより迫力が伝わるかも。
境内から見た鐘楼堂。ちょうど先ほどの場所の裏側を見た写真です。
こちら側には花鳥図が彫られています。花と鳥の彫り物を鑑賞することが出来るのです。
本堂と川越七福神
山門をまっすぐ進んでいくと本堂があります。
こちらへ参拝させて頂きました!
後から紹介する有料拝観エリアでは、本堂内へ入り、直接御本尊へ参拝できる場所もあります。ただし、こちらは撮影禁止の場所だったので、写真は一切ありません。
本堂の右隣に川越七福神の大黒天を祀るお堂があります。
川越七福神の巡礼で訪れる場合は、こちらへの参拝もしっかりさせて頂きましょう!
御神木と多宝塔
本堂の右脇に御神木があります。
御神木と言うと神社のイメージがありますが、お寺である喜多院にも御神木が植えられていました。こちらは天海僧正がお手植になった槇の木です。
喜多院の宗派 天台宗では、神仏習合の考えを基に、神様と仏様を同じく礼拝していました。このことから、お寺の境内ですが、御神木が植えられているようです。
こちらは多宝塔。喜多院を代表する建物です。
1639年に完成した建物で、オリジナル御朱印帳のデザインにもなっている場所です。
有料拝観エリアへ!
木々に囲まれたこの写真の奥にある庫裡から有料拝観エリアへ進むことが出来ます。有料拝観エリアには、徳川家光公が生まれた場所(現在の客殿)や、春日局の化粧の間などがあります。
写真撮影が禁止な場所が多いので写真少なめで様子をお届けします。
庫裏の先にある様々なお部屋や庭園を見た後は、こちらの回廊を進み、隣にある本堂へ参拝することが出来ます。
回廊の途中、椅子になっているところがあるので、ここから周囲を見渡すのもこのお寺の楽しみ方の1つになっています。特にここからは、青紅葉や紅葉を楽しむことが出来るんですよ〜!
回廊近くから撮影した庭園。
お寺の庭園と言うと、玉砂利が敷かれている枯山水庭園を連想しますが、こちらの庭園は土です。
もう1つの有料拝観エリア 五百羅漢
庫裡を離れ、多宝塔の先を進んでいくと、先ほど貰った拝観チケットでは入れるもう1つの有料拝観エリアがあります。それがこちらの五百羅漢の並ぶ場所。
様々な羅漢像がたくさん並んでいます。1つ1つを見ていくと、プチ物語を連想できるちょっと面白いスポットです。
▼隣の人に足をマッサージしてもらう人。
▼噂話をする2人
探し出したらキリがないくらいたくさんの羅漢像があるので、ゆっくり散策してみて欲しいスポットになっています。
ちく
五百羅漢の中央には大きな仏さまがいます。
その両側にある脇仏はそれぞれ違う生き物にのっているのです。
獅子と象のようですねぇ。
慈眼堂とその周辺
本堂の左手、高台になっている場所に慈眼堂があります。
天海僧正の木像が安置されているお堂です。
この奥には立ち入り禁止の古碑や歴代住職のお墓が並ぶ場所があります。
先ほども書きましたが、この辺りは高台になっているので少し見晴らしが良いです。
本堂もこのように、少し違った角度で見ることが出来ます。
境内で見かけた鳩たち
喜多院は、境内で鳩の餌やりをしている人がいるようで、鳩たちがよく集まるスポットでもあります。
夏に訪れた喜多院の手水舎。
人々がいないタイミングで、手水舎に群がる鳩たち。
水を飲んだり、水浴びをして過ごす鳩たちがたくさんいました!そこまで人馴れしているわけではないので、近付くと逃げます。
餌を食べるのに夢中な鳩たち。
ちく
もっふりした鳩。
近付くと首をかしげながらこっちをみていました。
ぐるっとこの鳩の周りを回ると、足をつき、くつろぎはじめました。
ちく
御朱印
御朱印は庫裏の拝観受付で頂くことが出来ます。値段は500円です。通常御朱印と合わせ、お願いすると川越七福神(大黒天)の御朱印も頂くことが出来ます。
2017年7月に頂いた御朱印
はじめての参拝で頂いた御朱印はこちら。
中央に「厄除 川越大師」と書かれています。
2019年6月に頂いた御朱印
2019年6月に頂いた御朱印はこちら。
前回と同じ、川越大師の御朱印を頂きました。
限定御朱印情報
こちらのお寺では限定御朱印は登場しません。
関東三十六不動の巡礼で伺うと、御本尊の不動明王の御朱印を頂くことが出来ます。
アクセス
住所 | 埼玉県川越市小仙波町1-20-1 |
電話番号 | 049-222-0859 |
開門時間 | 3月1日~11月23日 9:00~16:30
11月24日~2月末 9:00~16:00 ※土日祝は閉門時間は20分遅くなります |
拝観料 | 大人 400円
小中学生 200円 |
御朱印受付時間 | 9:00~閉門時間の30分前 |
駐車場 | 有料 |
最寄り駅からのアクセス | JR、東武東上線「川越駅」より 徒歩20分
西武新宿線「本川越駅」より 徒歩15分 |
公式サイト | こちら |
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