【福知山】華観音寺(あじさい寺)へ行ってきた【京都の寺院】

ども!ちく(@chikuchanko)です。

 

今回紹介するのは京都府福知山市にある華観音寺です!正式には観音寺と言う名前のお寺なのですが、華観音寺の名の方が定着しています。

丹波のあじさい寺として有名なお寺で、紫陽花だけでなく、季節によってロウバイや桜、紅葉も楽しめるお寺なんですよ~!!

MEMO

関西花の寺二十五霊場 第1番札所、丹波西国 第1番札所、丹波古刹十五ケ所霊場 第15番札所になっているお寺です。

早速紹介していきます!

寺の概要

  • 御本尊:十一面千手観世音菩薩
  • 宗派:高野山真言宗
  • 山号:補陀落山
  • 寺号:観音寺
  • 通常:華観音寺、丹波のあじさい寺
  • 創建:720年
  • 開山:法道仙人

御由緒

寺伝によれば、養老4年、法道仙人による開山とされ、法道が本尊十一面千手観音菩薩を刻み草堂に安置したのが始まりだという。その後応和元年、空也により中興され七堂伽藍が建立されたと伝える。法道は兵庫県播磨地方を中心に寺院開基伝承が残る伝説上の人物である。鎌倉時代、北条時頼・貞時らの厚い庇護を受け、25余坊の寺坊が軒を並べる中本山の寺院として栄えた。しかし、天正4年、明智光秀による焼き討ちにより焼失した。江戸中期の天明4年には大聖院・多聞院・本堂が再建された。明治29年に補陀洛山觀音寺として統合された。現在では、丹波のあじさい寺として知られている。20世紀半ば頃、秘仏本尊開帳時に万灯万華を供養しようと発願され、その万華の花としてアジサイが選ばれ、多種栽植されたのが始まりである。

 

※Wikipediaより引用

このお寺があじさい寺として有名になったのは、御本尊の観音さまの御利益で眼病が治った人がお礼にと植えたのがはじまりなのだそう。数本からはじまったあじさいは、今では境内最大の見どころになるほどたくさんの株が植えられています。

ちく

実際の様子

仁王門と参道

お寺の入口がこちら。寺号標の先に立派な仁王門があります。

もうこの仁王門前から紫陽花の株がたくさんあるんですよ~!!きっと見頃の頃は綺麗なんだろうなぁ

 

仁王門の両脇には立派な仁王像が!!

仁王門をくぐった先にも紫陽花が並んでいます。季節的に花は見ることが出来ませんが、想像するだけでいかにここがあじさい寺と呼ばれるにふさわしいお寺なのか、想像がつきますねぇ

まだまだ道は続いています。もちろん、紫陽花もいっぱい!!

この先を右に曲がると拝観受付があります。こちらで拝観料を払い、境内へ進みましょう。

庭園と花

順路を進んで行くと納経所や寺務所の前に出ます。その向かい側にあるのがこちらの庭園です。

庭園の前に順路が続いています。

そして途中に、2色の色がついた花(桔梗?)が咲いていました。

この近くに山門があります。仁王門と別に山門があるお寺、珍しいですねぇ。

この写真は山門をくぐった先から見た様子。順路通りに進んで行くと、山門をくぐらずに庭園や七観音霊場をぐるっとする流れになっているのです。

庭園を見た後、最後に本堂の前に出て、そこから山門前に戻ってくるのが順路になっている珍しいお寺です。

境内の花や紅葉を楽しむため、このように順路が作られているようです!

ちく

七観音霊場めぐりをするぞ!

順路を進んで行くと七観音霊場めぐりをする流れになります。最初にいるのはのぞみ地蔵さま

優しい笑顔で出迎えてくれます。このお地蔵様の先を進んで行くと階段があります。

階段の左手に七観音霊場めぐり最初の観音さまである千手観音さまがいらっしゃいます。階段の両脇もぜ~んぶあじさい!!見頃の頃は本当に綺麗なんだろうなぁ😊

なげきの展望台

階段を上って進んで行きましょう。

進んでいくと途中に柵があり、その先になげきの展望台と呼ばれる、華観音寺境内のビュースポットがあります。

なげきの展望台へ続く石段は108段。煩悩の数と同じです。1段上るたびに、煩悩を1つずつ落とすつもりで上りましょう。一番上に着くころには、煩悩が落ちているはず!

108段の階段を上ると福福地蔵さまが迎えてくれました。

小さな祠の中にいらっしゃる優しい笑顔のお地蔵さまです。

福福地蔵さまの目の前になげきの展望台が広がっています。ここからの眺めを見てみましょう。

なんと、木々の向こうに 街と線路が見えるだけ!これと言って目立つ見どころが何もないのです。それがここなげきの展望台と呼ばれる所以なのです。

何があるのだろうかと登ってこられるようですが「何もないやん!」と下のお寺まで大きな声(なげき声)が、聞こえてきます。

ここを登りきれば「何かいいことがあるだろう。」と期待しますが何もないのが人生です。

しかし、「何もない人生」の中に深い意味があるのです。

「何もない人生」こそが人生に与えられた一番の幸せなのです。その意味を感じとってください。

ここでおもいっきりなげいてください。

そして悲しい思い、つらい思い、いやな思いはここに置いて帰りましょう。

帰宅した時にはさわやかな自分になってまた、明日からは元気な自分で生きていきましょう!

人は忘れることで救われる。

 

※なげきの展望台にあった看板のご住職の言葉を抜粋

七観音霊場と境内の自然

なげきの展望台でなげいたら、七観音霊場めぐりを再開します。展望台へ続く柵の近くにいらっしゃるのが馬頭観音菩薩さま。虹の橋を渡っていった大切なペットたちと私たちを繋いでくれる観音さまです。

馬頭観音さまの先にまだまだ道が続いています。

順路の途中にある無常橋

橋の近くに十一面観音菩薩さまがいらっしゃいます。

更にその近く、左手の方に聖観音菩薩さまを発見!

観音さまたちの先に石塔があります。その隣に、10月にもかかわらず一輪のあじさいが咲いていました!!

なんだか嬉しい~!!!石塔やあじさいのそばに如意輪観音菩薩さまを発見!!

この近くには池もあります。池はにごっていましたが、中には鯉が泳いでいました。ここで暮らしているのですねぇ

そして更に進んで行くと不空羂索ふくうけんさく観音菩薩さまがいらっしゃいました。

この観音さまのあたりまで来ると、もうすぐ本堂ですよ~!!

 

六地蔵さまが並ぶ場所もあります。

その近くにあるあじさい霊園参道。この先は山あじさいが綺麗な道でもあり、檀家さんのお墓が並ぶ場所でもあります。

この参道のそばに最後の観音さまである准胝じゅんてい観音菩薩さまがいらっしゃいます。

その近くにいる花地蔵さま

その隣に大きな慈母観音像があります。

あっという間だったけど、見どころが多くて素敵な観音霊場めぐりが出来ました!

本堂とだるまみくじ

七観音霊場めぐりを終えると本堂の前に出てきます。こちらの立派な建物が本堂です。

こちらへ参拝させて頂きました!

 

本堂の扉にご注目。たくさんのだるまさんが1つ1つの隙間に並べられているのです…!!!

こちらは本堂にあるだるまみくじのだるまさん。ここでおみくじを引いた人が奉納していき、このようにだるまさんが並ぶ圧巻の本堂となったのですねぇ。

この写真の一番左のだるまさんは旦那のマベ太郎が引いただるまさんです!

本堂の貼り紙にも目がとまりました。

鶏とあじさいが描かれているオリジナルのお守りです。寺務所で販売しています。

華観音寺、あじさいの名所としての知名度はもちろん、鶏を放し飼いにしていることでも有名なお寺なのです。と言っても、私が伺った時はなげきの展望台の近くで元気に「コケコッコー!」と鳴いている声しか聞こえなかったのですが、鶏がいるのは確かでした。

 

本堂の左手にもたくさんの見どころがありました!

山門と手水舎と帰り道

本堂へ参拝後、石段を下りる流れとなっています。石段の先に別の階段があり、その先に山門が見えています。

寺務所近くから見えた山門です。

 

石段の手前に手水舎もあります。

手水舎の目の前に広がる灯籠とあじさいの参道。来た道と別の参道を通って、帰りました。

いつか、あじさいが綺麗な季節に伺ってみたいなぁ

ちく

駐車場にある大きな慰霊塔

最後の紹介するのは駐車場にある慰霊塔です。

10月の慰霊塔は色付き始めた紅葉に囲まれていました。

御朱印

御朱印は順路の途中にある納経所で頂くことが出来ます。

御本尊である観音さまの他にお不動さまの御朱印も拝受可能です。希望のものを選び、拝受しましょう。2種の拝受も可能です。

今回頂いた御朱印

今回頂いた御朱印はこちら。

値段は300円。

 

御本尊である観音さまの御朱印を頂きました!

中央に大きく「大悲殿」と書かれています。この言葉は観音さまがいるお堂の事を表しています。

限定御朱印情報

こちらのお寺では限定御朱印は登場しません。

アクセス

住所 京都府福知山市観音寺1067
電話番号 0773-27-1618
開門時間 24時間
御朱印受付時間 9:00〜17:00
駐車場 無料
最寄り駅からのアクセス JR山陰本線「石原駅」より 徒歩15分
公式サイト こちら

合わせて訪れたい周辺の神社仏閣情報

福知山市にある「福知山城」「御霊神社」「繫昌院」「華観音寺」「元伊勢三社」「妙恵院」

同じ福知山市に明智光秀公ゆかりのお城福知山城があります。その近くに御霊神社があります。福知山の中心地には御朱印が話題の繫昌院もあります。

他にも大原神社元伊勢三社と呼ばれる3つの神社(元伊勢外宮/元伊勢内宮/天岩戸神社)があります。酒呑童子の里と呼ばれる大江町には御首題が話題の妙恵院もあります。

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