ちくの坂東三十三観音巡りその19〜第19番札所 大谷寺編〜+大谷資料館も紹介!

ども!ちく(@chikuchanko)です。

 

坂東三十三観音巡りの記事19回目は、栃木県宇都宮市にある第19番札所大谷寺おおやじを紹介します!

石の里として知られる大谷にある大谷寺。日本遺産でもあり、国の特別史跡、重要文化財に指定されている歴史あるお寺です。

こちらの御本尊は、岩の壁に掘られている観音さまなのです。

御本尊以外にも、平和観音と言うこちらも崖に掘られた観音さまがいらっしゃいます。

 

宇都宮と言えば栃木の県庁所在地で、栃木の中でも都会なイメージがあったのですが、山の麓にあるこちらのお寺やその周辺は、石細工などが有名で、このイメージを良い意味で一新してくれました!

大谷寺からすぐの場所にある大谷資料館と言う様々な撮影のロケ地としても知られる場所を合わせて簡単に紹介したいと思います!

寺の概要

  • 御本尊:千手観世音菩薩
  • 宗派:天台宗
  • 山号:天開山
  • 寺号:大谷寺
  • 御詠歌:名を聞くも めぐみ大谷の 観世音 みちびきたまへ 知るも知らぬも
  • 創建:810年
  • 開基:弘法大師

御由緒

その昔、この辺り一帯は大小の岩が、まるで屏風のように広がり、大谷と呼ばれていました。

岩下からは水が湧き出して川となり、自然が作った城のようでした。この中には毒蛇が住んでいて、時々毒水を流し出し、鳥獣虫魚がこれに触れると、たちまち死んでしまったため、ここを地獄谷と呼んでいました。

人間がこの水に触れると病気になり、最悪の場合は死に至り、五穀は枯れ、草木もしぼみ、人々は苦しみ、この地を捨てようとしていました。

時に大同、弘仁(810年~)の頃、弘法大師が東国巡錫じゅんしゃくの折この話を聞き、里人のうれいを除こうと毒蛇の谷に入って行きました。人々はこれを聞いて喜びました。十余日の後、谷から大師が出てきて、毒蛇を退治したと告げて立ち去って行きました。人々が谷の奥に入り中の様子を見ると、高い岩山に光り輝く千手観音が彫ってありました。観音の光明は山谷を一面金色に変えました。人々は弘法大師の不思議な力に感謝し、大師の偉業を貴み観世音に帰依して仏教を信仰する者が増えました。これが大谷寺の始まりです。

 

※大谷寺リーフレットより一部抜粋

実際の様子

仁王門をくぐり、さっそく岩壁に面する本堂(観音堂)へ!

大谷寺の入口、仁王門。

向かい側に駐車場があります。この駐車場は、有料と書かれていますが、大谷寺へ拝観料を払って参拝する人は無料の駐車場になっています。

2018年11月に訪れた際、仁王門は工事中でした(2019年5月に完成予定)

参拝入口と書かれた看板の下から境内へ入ることが出来ます。

門をくぐるとすぐ右手に手水舎があります。

反対方向の左手に拝観料を支払う拝観受付があるので、手水舎を見落としてしまうかも(実際私がそうでした)

先に手水舎で手を清めてから拝観受付をしましょう。

 

拝観料を支払った先、すぐの場所に本堂があります。

この本堂前と本堂内では、お寺の方がガイドをして下さります。

すぐ後ろは岩壁です!!

岩にあいた穴や、削れている箇所は自然によって出来たものなのだそうです。

石の里と呼ばれる大谷と言う地だからこそ、より素晴らしい景観だと感じますね!

本堂前には石燈籠が2つ、青銅燈籠が1つ並んでいます。どれも大きな燈籠です。

屋根にも注目してみました。

鬼の面が屋根のてっぺんにありました。

 

本堂の周辺は削られた石の中に祠があったり、石仏が並んでいたり。

お堂内は一切撮影禁止なので写真はありません。

 

しかし御本尊の岩壁に彫られた千手観音さま、凄い迫力でした…!大きかった!

昔は金箔がはってあったので金色だったそうなのですが、現在は剥がれてしまい、岩壁にそのままのお姿でいらっしゃいます。

公式サイトに千手観音さまの写真がありますよ~!

 

本堂の後に順路を進むと、合わせて拝観することが出来る石仏群も写真付きで載っています。

こちらも迫力満点の仏様が並んでいました!

白蛇のいる弁天堂へ!

本堂を参拝後は、拝観受付の脇を進んで行きましょう。

するとお寺の鐘である梵鐘があります。

この隣には宝物館があります。

宝物館内には縄文時代の人の人骨をはじめ、縄文時代のものである出土品などが展示されています。

拝観受付を済ませた人は、この中も合わせて見ることが出来ます。

 

宝物館のすぐ隣に弁天池が広がっています。

この弁天池の中央にあるのが弁財天をお祀りしている弁天堂です。

朱色のお堂の脇に、白蛇さんを発見!

この白蛇は、このお寺の由緒に登場する毒蛇が心を入れ替えて弁天さまのお仕えとなったお姿なのです。

弁天堂の左右に1匹ずつ、合計2匹の白蛇さんがいます。

 

弁天堂へ続く橋へ向かって歩く途中にも仏様のお姿を発見しました。

大きな青銅製の仏様もいらっしゃいますね。

この橋を進んで行きましょう。

橋の先にある弁天堂。橋と向かい合って建っているわけではないのが特徴的なポイントです。

こちらの弁天堂にも参拝させて頂きました。

お堂内にはたくさんのカップ酒が奉納されていました。

 

白蛇たちにも近付くことが出来ますよ~

頭に軽く触れると御利益が頂けると言われています。

 

こちらは弁天堂へ向かう橋の途中から撮影した写真。

今更ですが、松の木が立派で、タイミングを合わせて来たら紅葉も綺麗に見ることが出来るお寺ですよねぇ。

更に先へ進むと、五重塔があります。

 

更に進んだ先。

これはなんだろう…?

鳥居?のようなものの上にゾウや狛犬などの置物がたくさん並んでいました。

その先にあるのはお墓かな?

更にこの先にまだ進めるので進んで行きましょう!

陸の松島と呼ばれる絶景が広がる御止山を上ろう!

自然の奇岩群と赤松の織り成す風光明美な景勝から、陸の松島と賞賛されている御止山おとめやま。その登山口はこの大谷寺の弁天堂の先にあるのです。

案内板にも書かれていますが、片道約15分とそこまで長いわけでも無さそうなので、軽い運動だと思って上ってみました。

 

緩やかな階段が登山道になっています。

途中、日が差している場所がありました。

ここで上を見上げると、そこだけ紅葉していました。

そもそもこの山はあまりもみじの木が無いので、もみじの紅葉を見ることが出来るのは一部だけのようです。

 

階段を上り始めて約5分。開けた場所に出ました。

木々の先は崖で、その奥には向こう側にある山の木々が見えていました。

 

もう少し登山道は続きます。

と言ってもここからはほぼ平坦な道なので、階段が大変な人でもそこまで酷ではありません。

途中、1本の木が倒木している箇所がありました。

この木の根元のほうが迂回路になっています。

木をまたぐのはよぼと背の高い人でなければ難しいと思うので、無理はしないようにしましょう。

山の中の道、良いですねぇ〜!

少し日が差しているこの景色がたまりません。

秋から冬へ季節が変わろうとしている景色ですね。

 

山頂までラストスパート!

最後は坂道です。私が登山にかかった時間は、だいたい10分くらいでした。

山頂に建っているのは記念碑です。

ここには大正天皇のお手植えになられた松があったそうですが、現在はこちらの記念碑があります。

 

記念碑の裏手に上ることも出来ますよ〜!

1本だけ目立つ松の木を目指して進みます!

ただ、ここの足場は整備が一切されていないので、足元には十分注意しましょう。

滑ってしまったら、怪我をしてしまうおそれがあります。

これが陸の松島です。

松の木と海に浮かぶ島々が並ぶ景色を楽しめるのが宮城県にある本物の松島ですが、この陸の松島では松の木と共に山の自然を楽しむことが出来ます。

この景色周辺は、景観を崩さないように、手すりや足場の補助が一切無いので、足元には十分注意しましょう。

特に、松の木が生えているのは崖です。落ちたらとても危険です。

 

さて陸の松島を満喫する登山はまだ終わりではありません。

登山道の途中には脇道があるのです。

この脇道を10分ほど歩いていくと、もう1箇所、開けた場所があるのです。

 

それがこちら。

この場所からは周辺の住宅地も見えました。

 

この後向かおうとしている平和観音の背中も見えましたよ〜!

ここへ向かう道は、山頂へ向かうよりも長く感じましたが、こちらにはまた別の絶景が広がっていてとても綺麗でした。

しかし、この場所も景観を大切にしているので、足場などは一切ありません。

見晴らしを楽しむ人は十分、足元に気をつけて行きましょう。

平和観音のいる大谷公園へ!

大谷寺を出て、すぐ近くにある平和観音を目指します。

平和観音はすぐ近くの大谷公園にあります。

大谷寺側から公園を目指すと、切り立った崖に挟まれた道を進むことになります。

さすが石の里!こんな道、めったに通れないですよ〜

 

この道を進むとすぐに平和観音像がありました。めっちゃ大きい!!!

この平和観音は高さが27メートルの仏様です。

太平洋戦争の戦没者の供養と、世界平和を祈って、この地に彫刻されました。

 

東西南北どの角度からもそのお姿を見ることが出来ます。

観音さまの裏手に階段があり、そこを進むと展望台になっています。

 

展望台からは大谷の街を見下ろす観音さまのお優しい表情をよく見ることが出来ます。

この展望台からは大谷寺の本堂の上の崖もよく見えますよ〜!

さっき平和観音の背中の写真を撮った場所は、この本堂の上にある崖でした。

こんな足元危なそうな場所にいたのか、私。

でも高いところ大好きなのでワクワクしている自分がいました。

 

平和観音と書かれた看板もあったのですね〜

そして手前には親子がえるの石があります。

ちょっとわかりにくいかな?

この向きから見ると、親も子もこちらに背を向けているように見えています。

 

その先を進むと針供養の碑がありました。

石を切り出した後が良く分かる場所も。

こちらは平和観音の近くです。

まるでテトリスみたい!カクカクですよ~

でもその上に木が生えているというのがまた凄い!自然は偉大ですなぁ。

色々な形の大きな石を楽しめる珍しい公園でした!

現在はロケ地としても話題!地下採掘場跡の大谷資料館も合わせて寄りたいスポットですよ~

昔から、石の里と呼ばれているこの大谷と言う地域では、大谷石と呼ばれる石が採掘されてきました。

大谷寺から車で数分の場所にある大谷資料館は、地下の採掘場跡地を資料館として公開している珍しい施設です。

 

昔は手掘りで採掘をしていましたが、時代と共に機械掘りへと変わっていったそう。

そんな大谷の採掘の歴史を展示品と実際の採掘跡地を見て、楽しめる場所がこの大谷資料館なのです。

近年は、様々な映画やドラマなどのロケ地としても使われている場所です。

その実績は公式サイトで確認することが出来ます。

勇者ヨシヒコの撮影で山田孝之さんやムロツヨシさんが訪れたり、3代目JSBのPV撮影をここでしたりしたそうです。

受付には有名人のサインもたくさん並んでいました…!!!

 

資料館の入口。

その手前にはROCKSIDE MARKETがあります。

ここは飲み物やガレット、ジェラートが楽しめるお店です。

店内には大谷石を使った食器や雑貨などを販売している売店もあります。

 

その隣にあるのは縁結びに御利益があると言う石。

次は大谷資料館の中へ入りますよ〜!

むかし石の切り出しに使っていたチェーンソーが展示されていました。

大きな歯車もあります。

これで石の採掘をしていたのですねぇ。

他にもツルハシなどなど、たくさんのものが展示されていて、採掘現場のことを学ぶことが出来ました!

 

次は実際の採掘現場を見に行ってみましょう!

この場所が昔は採掘場として大谷石を採っていた場所です。

現在は観光名所として知られています。

 

中はライトで照らさなければ真っ暗です。

場所によって様々な色のライトで照らされていて、アートを飾っている場所もありました。

青いライトに照らされたこちらは假屋崎省吾さんの作品だそうです。

迫力がすごいですね〜!

 

古代遺跡を探検しているような気分になりますねぇ!!

地下へ降りていくので、順路は階段になっている場所があります。

階段の隣は立ち入り禁止の坂があります。

見ているだけで楽しい!!

結構広いのです。まるで探検をしているような気分になりますよ〜

壁に刻まれた跡は、機械によって採掘をしていた証拠です。

暗号が書かれた壁画を見ているような気分になり、なんだかワクワクしました。

 

お、なんだか珍しい色のライトで照らされた場所がありますよ〜!

別の角度から見ると十字架のようなものが照らされていました。お墓?

しかもこのライト、色が定期的に変わるので様々な色あいになるのです。

面白いですね〜!

 

地下にあるので、ここはとっても寒いです。

冷暖房の施設があるわけでもないので尚更なのですが、その温度を利用して、ここは自然の冷蔵庫としても使われているそうです。

ドンペリの収蔵庫があるそうで、実際のドンペリが展示されている場所もありました。

 

奥から何か出て来そうなトンネル。

遺跡のような場所もありました。

ほんと見てるだけで楽しい!!

 

大谷寺へ参拝する際は是非こちらも行ってみて下さ〜い!

御朱印

拝観受付の隣で御朱印を頂くことが出来ます。

先に御朱印帳を預け、帰りに御朱印帳を受け取りましょう。

番号札ではなく、自分の御朱印帳にふせんを貼り、そこに名前を書きます。

受け取る際に名前を言って御朱印帳を渡して貰うようになっています。

今回頂いた御朱印

今回頂いた御朱印はこちらです。

値段は300円。

 

中央に大きく「千手大悲殿」と書かれた御朱印です。

大悲殿とは観音さまのいらっしゃる場所のことを言います。この御朱印の場合は千手観音さまのいらっしゃる場所と言う意味になります。

その後ろには千手観音さまの梵字、そして左下には「大谷寺印」の印が押されています。

限定御朱印情報

こちらのお寺では限定御朱印は登場しません。

 

次回は第20番札所 西明寺を紹介します!

ちくの坂東三十三観音巡りその20〜第20番札所 西明寺編〜

大谷寺へのアクセス

住所 栃木県宇都宮市大谷町1198
電話番号 028-652-0128
開門時間 4月~9月 8:30~17:00

10月~3月 9:00~16:30

※いずれも拝観受付は20分前になります

御朱印受付時間 開門時間と同じ
休業日 1月~3月の第2、第4木曜日 ※祭日の場合は前日がお休みです

12月19日~31日

拝観料 大人(高校生以上) 400円、中学生 200円、小学生 100円
駐車場 無料
最寄り駅からのアクセス 最寄り駅から遠いので車やバスで行くのがおすすめです
公式サイト こちら

 

大谷資料館へのアクセス

住所 栃木県宇都宮市大谷町909
電話番号 028-652-1232
開館時間 4月~11月 9:00~17:00

12月~3月 9:30~16:30

※いずれも受付は30分前になります

休業日 12月~3月の火曜日 ※祭日の場合は翌日がお休みです

年末年始

※上記の日以外にも、臨時休館になる場合があります。

拝観料 大人(高校生以上) 800円、小中学生 400円
駐車場 無料
最寄り駅からのアクセス 最寄り駅から遠いので車やバスで行くのがおすすめです
公式サイト こちら

 

坂東三十三観音まとめ

今まで訪れた場所はもちろん、坂東三十三観音のお寺をすべて簡単にまとめた記事もあるので、興味がある人は是非こちらもチェックしてみて下さい!

ちくの坂東三十三観音巡りまとめ【結願まで随時更新】

 

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