ども!ちく(@chikuchanko)です。
今回紹介するのは三重県伊勢市にある金剛證寺です!
伊勢神宮の鬼門を護るお寺として、お伊勢参りの最後の訪れると良いとされているお寺です。
有料道路 伊勢志摩スカイラインの途中にある朝熊岳の近くにありますよ~
早速紹介していきます!
寺の概要
- 御本尊:虚空蔵菩薩
- 宗派:臨済宗南禅寺派
- 山号:勝峰山
- 院号:兜率院
- 寺号:金剛證寺
- 御利益:福徳円満、家内安全、無病息災、身体健康、商売繁昌、社運隆昌
- 創建:6世紀半ば
- 開基:欽明天皇
- 開山:暁台
御由緒
創建は6世紀半ば、欽明天皇が僧・暁台に命じて明星堂を建てたのが初めといわれているが、定かでない。平安時代の825年(天長2年)に空海が真言密教道場として当寺を中興したと伝えられている。
※Wikipediaより引用
実際の様子
駐車場から金剛證寺へ!新緑に囲まれた素敵な雰囲気!
駐車場から歩いて行くと木々に囲まれた新緑の世界が広がっていました。
奥にチラッとこのお寺の入口である仁王門が見えています。
屋外に金佛(阿弥陀佛)。施主の悲願により諸人の幸福と亡き人の冥福を祈る願いが秘められています。
階段の先に仁王門が見えてきました。
この階段の先を進んでいくと本堂へ続いています。
仁王門の脇にある朝熊稲荷神社
仁王門の手前の階段を上らずに左手へ進んでいくと朝熊稲荷大明神と書かれている旗がたくさん並んでいます。
鳥居を目指して歩いていくと、苔むした道に出ます。
鳥居の先を進んで行くと、突き当たりに稲荷社があるのです。
お稲荷さんの使いである狐の姿もありましたよ〜!
仁王門の先へ!
いきなり脱線してしまいましたが、次は仁王門の先を紹介していきます。
あ、その前に仁王像も見てみましょう!目力が凄い!
仁王門をくぐった先の写真。
左手に鐘楼があります。
鐘楼の奥には茶店がありますよ〜
太鼓橋とその周辺
仁王門の先をくぐっていくと、右手に連間の池と言う池があり太鼓橋がかかっています。池には鯉が泳いでいて、餌が用意されているので購入すると餌やりも可能です。
この太鼓橋は連珠橋と呼ばれています。
この連珠橋を境に、此岸(迷いの世界)と彼岸(悟りの世界)が表されているのです。見頃を迎えると、ここには数百のスイレンの花が咲き誇るのだとか。
橋の向こう側(彼岸側)に雨宝堂があります。このお堂内には国指定重要文化財の神仏習合思想の神像、雨宝童子尊が祀られています。
ちく
太鼓橋の向かい側に茶店があり、その一角は開祖である弘法大師像と観音菩薩像を安置している場所があります。
更に先へ進むとお地蔵さんなどがいらっしゃるお堂があります。
手水舎とその周辺
更に進んでいくと左手に手水舎がありました。
龍の口から水が出ている手水舎です。
手水舎の向かい側に仏足石があります。
わかりにくいですが、下にある石に仏さまの足の様子が彫られているのです。
こちらは奈良にある薬師寺の仏足石を模刻したものです。
この先に本堂へ続く階段があります。
階段を進み、本堂へ参拝しますよ~!!
本堂と丑と寅
改めて、こちらが本堂です。正面からだと逆光でうまく撮れなかったので脇から撮影した写真を使用しています。
お堂内へ直接入り、参拝させて頂きました!
御本尊の虚空蔵菩薩さまは正式には福威智満虚空蔵大菩薩と言う名前です。
大宇宙の如く大きな功徳で悩める全ての人々に、利益安楽を与えて下さる宝の蔵を備えた仏さまであり、不思議な力により窮地に陥った者を救う菩薩であるとされています。
金剛證寺の虚空蔵菩薩は日本三大虚空蔵菩薩の第1位として、広大無辺な福徳・威徳・智徳の三徳を具え持った秘仏です。
伊勢神宮の式年遷宮の翌年に20年に1度の式年開帳をおこないます。参拝者はこの時しかその御姿を見ることは出来ません。
本堂の前に丑と寅の像があります。まずは本堂の左手前にいる福丑から紹介していきます。
こちらの福丑は、頭の上に七福神の1人である大黒天像がのっています。1度この福丑に触れれば、心清く、意志堅固となり福徳智慧増進、身体健康の御利益を頂くことが出来ます。
ちく
続いて本堂右手前にある智慧寅。
こちらの寅は御本尊 虚空蔵菩薩の広大な智慧を頂いた寅です。
奥之院へ続く道を進むぞ!途中に明星殿が!
本堂へ参拝後、更に奥之院へ行く為、先へ進むことに。奥之院は別名呑海院とも呼ばれています。
本堂の右手に続く道をまっすぐ歩いて行きます。
すると、途中、左手の階段の先に明星殿が見えてきました。
こちらのお堂には伊勢神宮の鬼門除けのために明星天子が祀られています。明星天子は「日」「月」「星」の3字からなる三光天子とも呼ばれており、国土安泰と智慧成就の仏神である存在です。
進んでいくと八大龍王社や朝熊山の経ヶ峯へ続く参道がありました。
この先はハイキングコースのようになっているそうです。
ちく
近くに芭蕉碑があります。
ここにたっている看板には「神垣や おもひもかけず 涅槃像」と書かれていました。
更に更に進むと大きな石碑があります。
ここにあるのは慰霊塔です。
極楽門と巨大な卒塔婆
道を進んでいくととても大きな極楽門が見えてきました。
ここまで来たら奥之院まあと半分くらいです。
この極楽門の先やその周辺にはとても大きな卒塔婆がたくさんあります。
卒塔婆は「そとば」もしくは「そとうば」と読みます。これは仏様の理知を表しているものです。
金剛證寺の卒塔婆には5つの梵字が一番上に書かれています。この5つは宇宙を構成する「空・風・火・水・地」を表しています。宇宙と生命の真理を表しているのです。
卒塔婆を建立し、供養された御霊は、貪・瞋・痴(むさぼり・怒り・おろか)の悪業を速やかに消滅して、地獄・餓鬼・畜生の三悪道を逃れ、安楽国に往生できる功徳を得られます。卒塔婆を建立する施主も同様に善行を積むことによって功徳を得ることが出来ます。
功徳は、善行の結果として報いられ仏様が人々に与える恵みのことです。
金剛證寺に卒塔婆をたてると、全く別の世界ではなく、現実の山の中に死者の霊が集まる場所である「他界」にいくと言われていることから、ここに大きな卒塔婆をたてる人が多いようです。
極楽門の先を進んで行きましょう。
この先に大きな卒塔婆がたくさん並んでいます。このあたりは卒塔婆の供養林と呼ばれています。
独特な雰囲気…!!
亡くなった方を供養するための卒塔婆がこのように並んでいる光景、他ではなかなか見ることが出来ない珍しい光景ですね…!!
途中に橋がかかっている場所もありました!
奥之院
奥之院の山門が見えてきました。
山門をくぐると卒塔婆の見本が並んでいます。
一番小さいものは3万、一番大きいものは50万でたてることが出来ます。
山門の先、右手に手水舎があります。
手を清め、更に先にある奥之院の本堂へ参拝させて頂きました!
奥之院の御本尊は地蔵菩薩です。極楽浄土へと導いてくれる仏様ですよ~!
卒塔婆の供養林を戻る途中、思わぬ出会いが!?
奥之院へ参拝後、再び供養林を戻ります。
行きは気付きませんでしたが、大きなお地蔵さんがいらっしゃいました。
この独特な供養林、素敵だなぁ。亡くなった方への想いがこもっっているんだろうなぁ。と、しみじみ思いながら歩いていると
道の端にサワガニが歩いていました!
ちく
供養林の中には、五輪塔と呼ばれる石碑が並んでいる場所もありました。
参道以外にも卒塔婆が並んでいる場所があります。場所により番地が書いてあるので、自分の家の卒塔婆がどのあたりにあるのかすぐわかるようになっているようです。
帰路にある開山堂
本堂の前あたりまで戻ってくると、来た道とは別に帰路があります。
この帰路を進んでいくと開山堂がありました。
ここには草創した人物である暁台上人、開山上人である弘法大師、中興開山として佛地禅師が祀られています。
また、このあたりには連珠橋の向こう側にあった雨宝堂へ続く道もありますよ~!
御朱印
御朱印は本堂内と奥之院の2箇所でそれぞれ違う御朱印を頂くことが出来ます。
値段はそれぞれ300円です。
今回頂いた御朱印/2種
今回頂いた御朱印はこちらの2種です。左が奥之院、右が本堂の御朱印です。
本堂の御朱印には「摩尼殿」、奥之院の御朱印には「願王殿」と書かれています。
摩尼殿は本堂の別名です。
限定御朱印情報
こちらのお寺では限定御朱印は登場しません。
アクセス
住所 | 三重県伊勢市朝熊町548 |
電話番号 | 0596-22-1710 |
開門時間 | 9:00~15:45 |
御朱印受付時間 | 9:00~15:45 |
駐車場 | 無料 |
最寄り駅からのアクセス | こちらのお寺は山の中にあるので電車で行くことが出来ません
車、もしくはバスで行くことをおすすめします。 |
公式サイト | ありません |
合わせて訪れたい周辺の神社仏閣情報
伊勢市にある「二見興玉神社」「外宮」「月夜見宮」「内宮」「倭姫宮」「月讀宮」「猿田彦神社」「世木神社」「太江寺」
同じ伊勢市に二見興玉神社、伊勢神宮の外宮、月夜見宮、内宮、倭姫宮、月讀宮をはじめ猿田彦神社、世木神社、太江寺があります。
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※こちらの記事は鋭意作成中です
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