【台東区/浅草橋】宮司さんと御朱印トークがはずむ神社!須賀神社へ行ってきた【東京の神社】※小さな神社の御朱印裏事情も掲載!

ども!ちく(@chikuchanko)です。

 

今回紹介するのは東京都台東区にあるJR総武線、都営浅草線の浅草橋駅が最寄りの須賀神社です!

別名団子天王笹団子天王社などと呼ばれている神社です!

こちらの神社、都会に鎮座する小さな神社なのですが、宮司さんがとってもお話し好きで優しく、ついついお話しが弾んでしまう楽しい神社なのです!

小さな神社だからこその事情や御朱印事情など、様々なお話しを聞くことが出来ました!

ちく

その様子も含め、早速紹介していきます!

神社の概要

  • 御祭神:素戔嗚命すさのおのみこと
  • 御利益:勝利(目的完遂)、長寿(業務繁栄)、家運隆昌、疫病退散
  • 例大祭日:6月8日
  • 創建:600年

御由緒

當社牛頭天王縁起によれば、御創建は推古天皇九年。江戸時代には牛頭天王社、祇園社、蔵前天王社、団子天王社と呼ばれていたが明治元年、須賀神社と改称。

 

※東京神社庁 須賀神社のページより抜粋

実際の様子

鳥居と手水舎

須賀神社の鳥居はこちら。右手前に須賀神社と大きく書かれた社号標があります。

この鳥居以外、入口になっている場所はありません。ここから境内へ入りましょう。

須賀神社のある歩道沿いに歩いて行き、近くへ行くと大きな鳥居が見えるのでわかると思います。

 

鳥居をくぐると、すぐ左手に手水舎があります。

手水舎の形に金網が置かれている手水舎です。柄杓は1つなので、複数人で行く場合は譲り合って使いましょう。

手水舎の端に龍がいます。

この龍の口から水が流れていて、下にある竹筒を通って手水舎へと水が流れているのです。

 

この手水舎の近くに狛犬がいました!

阿吽の阿の狛犬です!しかし、対になる吽の狛犬は見つからず…

この狛犬だけがいるようです(後に紹介しますが、拝殿の前にも別の狛犬がいます)

 

手水舎の先には神楽殿があります。

普段はシャッターが閉まっているようです。

拝殿と狛犬とおみくじ

こちらが拝殿です。

こちらへ参拝させて頂きました!

 

拝殿の前には四か国語対応と言う、海外の方でも楽しめるおみくじがあります。

初穂料100円です。初穂料は拝殿のお賽銭箱へ奉納します。

 

拝殿の前に立派な狛犬がいます。

こちらは阿の狛犬。凛々しい顔つきです!

手水舎の前にいる狛犬は1体のみでしたが、こちらの狛犬は阿吽の狛犬がしっかりといましたよ~

宮司さんとのお話しで聞いた小さな神社ならではの御朱印事情のお話

御朱印自体は後ほど紹介するのですが、先に御朱印を頂いた時に宮司さんとお話しした内容を書いていきたいと思います。

長めの内容ですが、ぜひ御朱印巡りをする人は一度読んで頂きたい内容になっています。

話のはじまりは草加神社で頂いた御神木の御朱印!

宮司さんとのお話しのはじまりは、御朱印を書いて頂いた御朱印帳を受け取った時です。

宮司さんに「この御朱印帳に書いてある草加神社さんの御朱印って書置きじゃないよね?これってハンコなの?」と聞かれました。

 

ここで話題に上がった草加神社の御朱印がこちら。

埼玉県草加市の草加神社の御神木が描かれた見開きの御朱印です!

左側にある草加神社の御神木、黒い木の部分もイチョウの葉の部分も全てハンコなのです。

 

須賀神社の宮司さんは、この木の部分が手書きなのか、それとも書置きなのか、ハンコなのか…疑問に思ったそうです。

「実際に書いているところを見たわけではありませんが、御朱印帳に直接書かれていることはわかるので、おそらく特注のハンコだと思います。」と伝えました。

 

「なるほど、御神木の御朱印かぁ…」と言う宮司さん。

私は「しかもこの御神木御朱印、毎月月替わりなんですよ~。時期に合わせて葉っぱの色が代ったりするようです!」と付け加えます。

「なるほど!うまいこと考えるなぁ…」と、宮司さんは更に驚きます。

 

そこから、小さな神社ならではの宮司さんの御朱印についての悩みのお話しを聞くことになりました。

小さな神社は珍しい御朱印で勝負をする!?

冒頭にも書いていますが、須賀神社は都会に鎮座する小さな神社です。

周辺には他にも神社があり、失礼なことを言いますが、その中には須賀神社よりも大きな規模の神社もたくさんあります。小さな神社は、悲しいお話ですが、素通りされてしまうこともあるのです。

 

しかし、須賀神社は創建が西暦600年と歴史のある神社なのです。

この歴史のある須賀神社の参拝客が増えて欲しい!

それならば、御朱印を珍しいものにすると、もっと参拝客を増えるのではないか?と考えているそうです。

 

近年の御朱印ブームにより、絵入りの御朱印、見開きの御朱印、月替わり御朱印などなど、神社やお寺によってはインパクトのある御朱印も増えてきました。

この須賀神社さんもそうなれば、御朱印を頂きに来る参拝客が増えるのではないかと考えているそうです。

神社とハンコ業者の関係

「ハンコの業者に、御朱印に押すハンコ、月替わりにしてみたらどうですか?って売り込みされたことがあるんだよね。」と言う宮司さん。

え?ハンコ屋さんの方からそういうこともあるんだ。とビックリしました。

 

確かに、御朱印を月替わりにすれば、御朱印ブームによって、今まで以上に月詣りに来る参拝者が増えるでしょう。

ハンコ屋さんもどんどんハンコを作って売れていくので、神社側もハンコ屋さんもウィンウィンの関係になれる、と言うことでこういうお話をしているそうです。

 

しかし宮司さんはこのお話をお断りしたそうです。

理由は月替にするような特色がこの須賀神社に浮かばなかったからだそうです。

 

例えば、境内で四季折々、色んな花を楽しめる神社であれば月ごとに見頃を迎える花のハンコを御朱印に押すと、その神社らしさを感じる月替わり御朱印になりますよね。

しかし、この神社には月ごとに変わるような特色が浮かばなかったのだそう。

せっかく来てくれた参拝客の人が満足をしてくれるような、宮司さんの納得のいく月替わり御朱印が浮かばなかったからこの話をお断りしたそうです。

この神社には、二番煎じだったので廃案になった御朱印が存在した!?

月替わりは難しくても、インパクトのある御朱印を作りたいと思う宮司さんは、とあるアイディアが浮かんだことがあるそうです。

それは飛び出す御朱印でした。

こどもの絵本で、飛び出す絵本ってありますよね。メッセージカードでも飛び出すカードになっているものが売っていたりします。

あれの御朱印バージョンです。

 

ご存知の方もいると思いますが、飛び出す御朱印を頒布している神社、既にあるのです。

長野県の碓氷峠にある熊野皇大神社です。

こちらの神社では、御神木であるしなの木が飛び出す御朱印が、毎日30体限定で頒布されています。

 

これを知った須賀神社の宮司さんは「もうあったのか…絶対珍しいし、誰も思いつかないと思ったんだけどなぁ」と思ったそうです。

二番煎じになると思い、飛び出す御朱印は廃案になったそうです。

珍しい御朱印を作りたい!と日々考え、授与業務をこなす宮司さん

最近、宮司さんは須賀神社へ来た参拝者の人の御朱印帳から、何か良い案が浮かばないかと考えているそうです。

だからと言って、決して、須賀神社の御朱印授与業務をおそろかにしているわけではありません。

参拝者が来た際は丁寧に対応して下さいます。

 

絵心は無いそうで、イラスト入りの御朱印は作りたくても描けないから無理なのだそう。

そうなるとどんな御朱印が珍しいのかなぁ?と色々試行錯誤しているそうです。

 

どうやら草加神社の御神木御朱印ははじめて見たそうで、これは参考になる!と思ったそうですよ~!

「この見開きの御朱印っていくら?」と聞かれたので、ありのまま「1000円でした。」とお答えしました。

「確かに、これだったら1000円でも納得だなぁ。」と言っていました。

 

須賀神社の御朱印は300円なのですが、「うちのはせいぜん300円かな」と考えてこの値段にしているとお話ししていました。

中には片面で500円の神社も最近は多いですが、謙虚な方だなぁと思いました。

御朱印を授与する側の考え、頂く側の考えも人によってそれぞれ

以前は「須賀神社」と、神社名を墨書きしていたそうですが、数年前に脳梗塞を患ってしまい、それ以降、日によって字に差が出来ることから、現在は神社名の朱印のみになったそうです。

 

「下手な字の御朱印でお金取られたら嫌でしょ。」と宮司さんが言っていました。

「それも個性だと思うので、その書き手の方らしさがあって私は良いと思いますよ~」と言ったのですが、実際に人によっては「こんな汚い字で金を取るのか!」と怒る人もいるそうです(この怒る人の話は、宮司さんが言われた話なのかは不明です。例としてお話していました。)

 

当然ですが、人によって物事の考え方は違います。

自分の納得のいかないことに文句を言ってしまう人も多いと思います。

なるべく参拝者の人が納得してくれるような御朱印を須賀神社の宮司さんは目指していて、現在は今回私が頂いた御朱印を授与しているのです。

謙虚な宮司さんと最後にした会話

「書き手がたくさんいれば、授与時間も伸ばすし、手書きもするんだけどね。」と言っていました。

それこそ、小さな神社ですから、なかなかその余裕が無いようなのです。

それでも謙虚に、来てくれた参拝者の人たちに向き合う宮司さんはとっても素敵な人だなぁと思いました。

 

最後に「たくさん色々はお話しを聞かせて頂き、ありがとうございました」とお礼を言いました。

「いえいえ、こちらこそ。色んな御朱印を見せて頂いて、勉強になりました。」と言葉を返してくれました。

本当に最後まで謙虚な方…!!!

最後に

もっとこの神社に参拝者の方が増えて欲しい!

そう切実に思いました。

この記事を読んで、宮司さんとお話をしたい!須賀神社へ参拝してみたい!と興味を持った人は、ぜひ参拝してみて下さい!

 

JR総武線、都営浅草線の浅草橋駅が最寄りです!

浅草寺などのある浅草からは歩いて約20分くらいです!

ウォーキングしつつ、浅草のメインストリートから行くのも良し、電車やバスで行くのも良しだと思います!

 

ただ、宮司さんも私用で不在の場合があります。

事前連絡をしてから伺うと確実に会えますよ~!!

 

もし御朱印について、何か提案がある人や、応援したい人など、ぜひぜひ、宮司さんとたくさんお話をしてみて下さい!

御朱印

御朱印は社殿の右手にある社務所で頂くことが出来ます。

インターホンを押すと、インターホンの左側にある窓を開けて御朱印を書いて下さるのです。

インターホンの右側に社務所の玄関があるので、はじめて行く人は「え?そっちが開くの!?」と驚いてしまうかも!

今回頂いた御朱印

今回頂いた御朱印はこちら。

初穂料は300円。

 

「浅草橋鎮座 須賀神社」と書かれた朱印の下に、「五瓜ごかに唐花」と言う家紋(この神社の社紋)が押されています。

右下には「笹団子天王 厄除」と書かれたこの神社のお守りである笹団子の黒い印が押されています。

 

笹団子と言うと、笹の葉でくるんだお団子が浮かぶと思いますが、この神社の授与品になっている笹団子は、名前の通り、笹に団子が刺さっているのです。

この笹団子は主に病気平癒に御利益があると言われています。

限定御朱印情報

こちらの神社では現在は限定御朱印は登場していません。

しかし、今後、宮司さんが思いついた場合、限定御朱印が登場する可能性があります。

SNSなどを、神社側からインターネットによる告知は一切行っていないので、近くへ行ったら参拝し、御朱印のお話しを聞くことをおすすめします。

アクセス

住所 東京都台東区浅草橋2-29-16
電話番号 03-3851-7044
開門時間 24時間
御朱印受付時間 日中

※不在の場合もあります。各日に御朱印を頂きたい人は事前に連絡してから伺いましょう。

駐車場 ありません
最寄り駅からのアクセス JR総武線/都営浅草線「浅草橋駅」より 徒歩5分
公式サイト ありません

合わせて訪れたい周辺の神社仏閣情報

蔵前や浅草橋周辺にある「鳥越神社」「蔵前神社」「銀杏岡八幡神社」「第六天榊神社」「駒形諏訪神社」「本社三島神社」

蔵前、浅草橋周辺に鳥越神社、蔵前神社、銀杏岡八幡神社、第六天榊神社、駒形諏訪神社、本社三島神社があります。

両国にある「江島杉山神社」「回向院」

両国方面へ行くと江島杉山神社回向院があります。

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