【洛北】大徳寺とその塔頭 黄梅院へ行ってきた【京都の寺院】

ども!ちく(@chikuchanko)です。

 

今回紹介するのは京都の穴場で規模の大きなお寺大徳寺だいとくじとその塔頭寺院である黄梅院おうばいいんを紹介します!

京都観光へ行く際、金閣寺行きの市営バスを探していると、一度は大徳寺行きのバスを見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?

 

今回はその大徳寺へ行きましたよ~!このお寺、穴場の素敵なスポットでした…!!!

歴史ある臨済宗大徳寺派の総本山ですよ?でもそこそこな人の出入りで、混雑しておらず、ゆっくりと楽しむことが出来ました!

普段は入ることが出来ない本坊の特別拝観期間中でした!

 

合わせて訪れた塔頭寺院である黄梅院は、春と秋の特別公開期間のみ入ることが出来る大徳寺周辺にある塔頭の1つで、庭園が綺麗なことで知られています。

この庭園を見てみたくて、訪れてみました。

どちらもほぼ撮影禁止なので、写真の枚数がとても少ないです。

それに伴い紹介している箇所も少ないのですが、少しでも魅力が伝わればと思い、記事にしました。

ちく

大徳寺の概要

  • 御本尊:釈迦如来
  • 宗派:臨済宗大徳寺派
  • 山号:龍宝山
  • 寺号:大徳寺
  • 創建:1325年
  • 開基:宗峰妙超

御由緒

鎌倉末期、宗峰妙超(大燈国師)が紫草の繁る洛北の野原に大徳という小庵を開創した。厳しい宗風をもった宗峰の学徳は次第に世に知られ、この小庵は、花園・後醍醐両天皇の帰依をうけ勅願所となり、1326年の法堂完成と同時に現在の龍宝珠大徳寺と命名された。

 

※由緒書きより一部抜粋

黄梅院の概要

  • 宗派:臨済宗大徳寺派
  • 院号:黄梅院
  • 創建:1562年
  • 開基:春林宗俶

御由緒

当院は臨済宗大徳寺派大本山の塔頭の1つである。「黄梅院」とは、お釈迦様から代を重ねて32代目、弘忍大満禅師のゆかりの地である中国の黄梅県破頭山東禅寺に由来し名付けられた。1562年織田信長公が28歳のとき羽柴秀吉公(豊臣秀吉)を伴い初めて入洛すると信長公は秀吉公を京都所司代に任じ、併せて父・信秀公の追善菩提のために普請を命じ小庵を建立させた。この小庵は大徳寺98世住持・春林和尚を開祖に迎え「黄梅庵」を名付けられた。これが当院の始まりである。

1582年6月2日、本能寺の変により信長公が急逝すると、同年10月15日密葬され、その後、秀吉公は「黄梅庵」に築を加える。しかし主君の塔所としては小なりとし、信長公の法名・総見院殿より総見の名を採り山内に別に「総見院」を建立し、お祀りした。当院は築を新たにし、天正14年5月秀吉公によって本堂と唐門が改築され、1589年鐘楼・客殿・庫裡等を小早川隆景普請奉行のもとに改築落慶し、この年「庵」を「院」に改めている。

 

※黄梅院由緒書きより一部抜粋

実際の様子

大徳寺

特別拝観が実施されていた本坊へ!

大徳寺の特別拝観エリアで唯一写真撮影が可能な場所はこちら。

この写真の右に写る庫裡から本坊へ行くことが出来ます。

ここから国宝である方丈や唐門を拝観することが出来ます。写真に撮ることは禁止されていますが、一度は実際に目で見て欲しい、そんな素敵な歴史ある建物やお庭です。

定期的にお寺の方が方丈から順番に、説明もして下さるので、大徳寺の歴史をとてもわかりやすく学ぶことが出来ます。

他にも重要文化財である法堂とその天井にある狩野探幽斎筆の龍の姿を見ることが出来るのも、この特別拝観期間中のみです。

MEMO

大徳寺は有名な茶人 千利休が豊臣秀吉を怒らせてしまい、切腹するきっかけになったと言う歴史があるお寺です。

黄梅院

黄梅院は織田信長や豊臣秀吉、千利休など、戦国時代の有名人にゆかりのあるお寺です。

 

黄梅院への入口はこちら。

公開中は、写真の右あたりに写る看板がたっています。これがある間は拝観が可能です。

 

入ると広がるのは苔と紅葉の美しい前庭です。

黄梅院で唯一撮影が可能な場所ですよ〜!

10月中旬だったので、紅葉はまだまだ見頃ではありませんでした。

緑の苔と青もみじのコントラストがとっても素敵なお庭だと思うので、春の公開時にも訪れたくなりました。

紅葉の綺麗なオレンジ色と緑の苔のコントラストも綺麗そうですねぇ。

 

参拝者が通る参道は石畳になっています。

ここを進んで拝観受付を目指しますよ〜

 

前庭には、1箇所だけ道が分かれている場所があります。

この道がとても素敵で、綺麗でした。

前庭だけでなく、この先に広がる美しい庭園も手入れが行き届いてとても素敵です。

和尚様がいらっしゃる時は、御朱印を頂くことも出来ます。

御朱印についての詳しい解説は後述していますよ〜!

御朱印

大徳寺の御朱印は書置きのみで、拝観受付を通り、庫裡で頂くことが出来ます。

黄梅院の御朱印は拝観順路内で頂くことが出来ます。

今回頂いた御朱印(大徳寺)

大徳寺で頂いた御朱印はこちらです。

値段は300円。

 

「本朝無双禅苑」と書かれています。

この言葉は後醍醐天皇が書かれた勅願の言葉です。

今回頂いた御朱印(黄梅院)

黄梅院で頂いた御朱印はこちらです。

値段は1000円。

 

見開きの御朱印で、和尚様がいらっしゃる時のみ、御朱印帳に書いて頂くことが出来ます。

私が伺った際は、和尚様がいらっしゃったので直接書いて頂くことが出来ました。

御朱印をお願いする際、優しい笑顔と優しいお声で「よういらっしゃったね。」と迎えて下さったお姿が印象に残っています。

 

書かれている言葉は

「追憶 母の背で 月に兎の住むといふ 物語りきく 過去のなつかし」

 

小さい頃、まだ幼い自分が、お母さんにおんぶをされている時、月には兎が住んでいるんだよと言うお話しをしてくれた、と言うことが書かれています。

お母さんの背中でおんぶされながら、小さい頃に色々なことを教わったはず。その言葉を大切に、日々を過ごしていいって欲しい。そんな気持ちを込めて書いて下さった御朱印です。

 

黄梅院の御朱印は直書きの場合書いて頂ける言葉が変わります。

和尚様が、御朱印をお願いする人を見て、書く言葉を決めるのです。

なんて素敵な発想…!!

つまり、私が頂いたこの御朱印は、和尚様が私を見て、私に伝えたい言葉を書いたものなのです。

頂く人によって変わる御朱印、是非黄梅院へ伺う際は、頂いて欲しいです。

それぞれの限定御朱印情報

大徳寺は1月から3月頃まで限定御朱印が登場します。

そうだ、京都行こうの特別ツアープランに予約した人限定の御朱印です。こちらのツアーで頂くことが出来る御朱印引換券を渡すと、下鴨神社で限定御朱印を頂くことが出来ます。

そうだ、京都行こう 公式サイト

黄梅院は頂く人によって言葉が変わりますが、季節限定で頂ける御朱印が登場するわけではありません。

大徳寺へのアクセス

住所 京都府京都市北区紫野大徳寺町53
電話番号 075-491-0019
開門時間 9:30~16:30
拝観料 大人 1000円/中高生 700円
御朱印受付時間 開門時間と同じ
駐車場 ありません

近くの有料駐車場を使いましょう

最寄り駅からのアクセス 車やバスで行くのがおすすめです
公式サイト こちら

黄梅院へのアクセス

住所 京都府京都市北区紫野大徳寺町83-1
電話番号 075-492-4539
開門時間 10:00~16:00
拝観料 大人 600円/高校生 400円/中学生 300円
御朱印受付時間 開門時間と同じ
駐車場 なし
最寄り駅からのアクセス 地下鉄烏丸線「北大路駅」より 徒歩18分
公式サイト ありません

合わせて訪れたい周辺の神社仏閣情報

「大徳寺」とその境内にはたくさんの塔頭寺院があるぞ!

大徳寺の境内にはたくさんの塔頭寺院があります。

通常拝観可能なのは龍源院、瑞峯院、大仙院、高桐院。普段は非公開で特別公開期間があるのは黄梅院、興臨院、三玄院、真珠庵、芳春院、総見院です。

大徳寺から少し移動したところにある「今宮神社」「源光庵」「光悦寺」「常照寺」「玄武神社」「水火天満宮」「妙覺寺」「本法寺」「尊陽院」「圓常院」「宝鏡寺門跡」「妙顕寺」「善行院」

大徳寺から少し移動すると今宮神社、源光庵、光悦寺、常照寺があります。

南下した方向には玄武神社、水火天満宮、妙覺寺、本法寺、尊陽院、圓常院、宝鏡寺門跡、妙顕寺、善行院があります。

「下鴨神社」「上賀茂神社」と少し移動したところある「法乗院」「圓通寺」「妙満寺」「実相院門跡」

下鴨神社の近くに法乗院があります。

上賀茂神社から少し移動すると圓通寺、妙満寺、実相院門跡があります。

その他の【洛北】の神社仏閣をまとめた記事はこちら!

この他にも洛北にはたくさんの神社仏閣があります。個別の記事にまとめたので、この周辺で寺社巡りをする際、ぜひ合わせてご活用下さい!

その他の京都の神社仏閣まとめ

その他の京都の神社仏閣をまとめた記事はこちら!

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旅ブログ「ちくとりんご」で10月の京都旅レポ公開中!

こちらへ訪れたのは10月の紅葉シーズン前。もう1つの運営ブログであるちくとりんごで、この時の旅行レポを公開中です!

ぜひこちらも参考にしてみて下さい!


参考
【京都旅行ブログ】美しい紅葉が色づく寸前!2泊3日の京都旅 #2ちくとりんご

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