【関東三大師】有名な佐野厄除け大師(惣宗寺)へ行ってきた【栃木の寺院】

ども!ちく(@chikuchanko)です。

 

今回紹介するのは栃木県佐野市にある関東三大師の1つ佐野厄除け大師です!

正式には惣宗寺そうしゅうじと言う名前で呼ばれるお寺で、佐野厄除け大師は通称です。

年末になると、「初詣は佐野厄除け大師へ」と言うCMを見たことがある人も多いのではないでしょうか?

あのCMのお寺ですよ〜!!

ちく

境内はいったいどんな感じなのか?

早速紹介していきます!

寺の概要

  • 御本尊:如意輪観音、元三大師
  • 宗派:天台宗
  • 山号:春日岡山
  • 院号:転法輪院
  • 寺号:惣宗官寺
  • 通称:佐野厄除け大師/惣宗寺
  • 御利益:厄除け
  • 創建:944年
  • 開基:藤原秀郷
  • 開山:宥尊上人

御由緒

朱雀天皇の944年3月、奈良の僧 宥尊上人が開いたお寺で、最初は日本の仏教で最も古い南都六宗の法相に属し、正しくは春日岡山転法輪院惣宗官寺という。

藤原秀郷公が平将門降伏の誓願により、佐野の春日岡(現在の城山公園)の地に、春日明神の社殿とともにお寺を建て朱雀天皇に申し上げたところ、天皇は大変喜ばれ「春日岡山惣宗官寺」の勅願を賜ったといわれている。それ以来、藤原一門の信仰あつく栄えたが、平安時代の末期の保元、平治の頃には衰えた。その後比叡山の僧で俊海という人が、父の藤原光憲から「春日岡は、わが祖先である秀郷公の創立した氏寺である。昔、保元、平治の乱に殿堂が焼けて灰になったが、父の志を継ぎ修業の後にこの山を復興せよ。」この事を深く心にとどめ、この寺の荒れ果てたことを憂い、正応年間(鎌倉時代)に信徒を集めて、藤原一族および北条氏一門の有志とはかり、鎌倉幕府執権北条貞時をさとして、1297年8月に復興完成し、これ以後「法華経」の所依しょいの経典とし、伝教大師を宗祖と仰ぐ天台宗となる。

その後第12世の僧豪海のときに1600年、秀郷公から三十代の佐野信吉公が、唐沢城をこの春日岡(城山公園)に移すにあたり、寺は現在地に移転した。

 

※佐野厄除け大師 由緒書きより一部抜粋

実際の様子

山門と金色の梵鐘

奥に見える徳川の家紋の垂れ幕がかかっているのが山門です。

さのまるくんの記念撮影パネルが設置されていました!

こちらのお寺は一度移転しているのですが、その際こちらも山門も合わせてこの地へ移されたそうです。

ベビーカステラの屋台が手前にありますが、無人でした。1月下旬の平日だったので、屋台はたっているものの無人の場所が多い印象でした。

 

山門をくぐると、左手に金色の梵鐘がありました。

こちらは金銅きんづくり大梵鐘と言う名前のお寺の鐘です。その名の通りとっても綺麗な金色なのです!厄除元三慈恵大師の一千年御遠忌を記念して造られました。人間国宝である香取正彦氏によって造られました。

参拝順路を歩いて本堂へ!

参拝順路の案内看板が境内には並んでいます。その通りに進んで行きますよ〜!

順路を進んでいくともう1つお寺の鐘がありました。

こちらは鐘楼堂。佐野市の有形指定文化財になっています。

鐘の取り付け部分にはホロウと言う中国文化で見られる架空の動物がつけられている珍しい鐘です。

 

その隣に大きなパゴダ供養塔があります。

三界萬霊有縁無縁の霊、戦争災害死者、事故横難死者、水子霊などを供養する為に造られた塔です。

天高く伸びる塔の高さは力と希望を表しています。正面から見ると左右対称のシンメトリーになっている塔です。シンメトリーは安定と荘厳さを表しています。

 

鐘楼堂の前を右へ進んでいくと、本堂へまっすぐ順路が続いています。

この先に見えている屋根の一部が金色になっているお堂が、佐野厄除け大師の本堂です。

こちらへ参拝させて頂きました。

本堂やその周辺にもさのまるくんと一緒に記念撮影出来る場所が増えているぞ!

 

あれ?手水舎は?と参拝後に気付いたのですが、手水舎は本堂へ続く道を一度左にそれた先にありました。

こちらが手水舎です。中央の青い器がとても綺麗な色でした!

境内にある自動販売機にはおみくじなどが販売されています

佐野厄除け大師の境内の特徴の1つが、おみくじなどが自動販売機で売られているところなのです。

たくさんの自動販売機があり、その中にはおみくじだけでなくお守りや絵馬もありました!

自動販売機によって販売されているものが違います。もちろん、人がお守りなどを販売している場所もありますよ~!

 

青っぽい自販機で、私もおみくじを購入しました!

すると、白い箱の中に木製のおもりとおみくじが入っていました!

 

自動販売機に並んでいるおみくじは、青、赤、黄、緑、白の五色です。

自動販売機なのでどの色のおみくじが出てくるかわからない仕様になっているんですよ〜

私のおみくじは白でした!

 

おみくじを結ぶ場所についての説明は後ほどします。

 

本堂の左手あたりにはお掃除小僧さんの像があります。

正式名は子育地蔵尊。子供の無事成長を願う親たちの心に言い知れぬ期待感を与えるお地蔵さまです。

この像を洗うためのたわしも自動販売機で売られていました!親子連れがたわしで体を洗うことによって丈夫な子、まめな子、よく働く人間に育つと言われています。

境内にある佐野東照宮と水子地蔵堂

自動販売機で購入したおみくじを結ぶ場所は境内にたくさんあるのですが、一番結ばれている場所が東照宮です。

東照宮と言えば徳川家康が御祭神ですよね!静岡の久能山より日光へ家康公を遷座する途中、この地に1泊したそうです。その御縁から諸大名の寄進によりこちらの本殿が造営されたのだとか。

東照宮らしい立派な造りの社の左右にはたくさんのおみくじが結ばれていました。

社殿にもご注目。

金色の龍は大きな龍と小さな龍の二匹がいます。親子かな?

周りの獅子なども色が塗られていて、豪華絢爛な装飾ですよね〜!

 

こちらの社殿、栃木県指定有形文化財にもなっているんですよ~!全国にある東照宮の中でも最もすぐれた建造物と高く評価されているそうです。

▼日光東照宮の記事と比較してみるのも良いかも!

おみくじを結ぶ場所はこのような感じになっています。

五色のおみくじがたくさん並んでいるのがなんだか珍しい光景ですよね!

 

こちらは東照宮の近くにある水子地蔵尊を祀るお堂です。

中にいらっしゃる水子地蔵尊は全身金箔押しの日本随一の仏体なのだそう。

お堂の外観も珍しいもので、円型多宝塔造りと言う造りをしています。厄除大師一千年御遠忌の記念事業として造られました。

 

東照宮の近くに出口がありました!

山門はシンプルな造りでしたが、出口は色鮮やかな朱色が特徴的でした!

御朱印

御朱印は本堂の近くで頂くことが出来ます。1月に伺ったところ書置きのみの対応でした。

今回頂いた御朱印

今回頂いた御朱印はこちらです。

値段は200円。

 

佐野厄よけ大師と中央に墨書きされているシンプルな御朱印です。

半紙ではなく、画用紙のような厚めの紙に墨書きされていました。

御朱印の裏側には五桁の番号がありました。これは発行した枚数かな?

限定御朱印情報

こちらのお寺では限定御朱印は登場しません。

アクセス

住所 栃木県佐野市金井上町2233
電話番号 0283-22-5229
開門時間 8:20~17:00
御朱印受付時間 開門時間と同じ
駐車場 無料(周辺は有料の駐車場が多いですが、少し離れた場所に無料駐車場もあります)
最寄り駅からのアクセス JR両毛線「佐野駅」より 徒歩15分

東部佐野線「佐野市駅」より 徒歩10分

公式サイト こちら

合わせて訪れたい周辺の神社仏閣情報

佐野市にある「涅槃寺」「星宮神社」「朝日森天満宮」「八坂神社」「浅間神社」「賀茂別雷神社」「加茂別雷神社」「涌釜神社」「磯山弁財天」「一瓶塚稲荷神社」「人丸神社」「植下赤城神社」「冨士浅間宮」「唐澤山神社」「法雲寺」

佐野厄除け大師のそばにご住職のこだわりを感じる御朱印を頂くことが出来る涅槃寺があります。

歩いて5分~10分くらいの場所に星宮神社があります。こちらはお年を召した宮司さんがとても親切で素敵な神社です。

星宮神社の近くには朝日森天満宮があります。鷽替え神事を行う栃木県内でも珍しい神社です。

葛生方面へ進んでいくと八坂神社があります。北上し、嘉多山公園へ行くと浅間神社があります。

更にその先、多田の方へ進んでいくと雷くんの絵入り御朱印が有名な賀茂別雷神社やその近くに加茂別雷神社があります。

出流原弁天池の方へ進んでいくと涌釜神社磯山弁財天があります。この周辺は唐澤山神社同様、佐野市内の避暑地になっている場所です。

他にも佐野市には一瓶塚稲荷神社、人丸神社、植下赤城神社、冨士浅間宮、山の中にある猫に癒される神社唐澤山神社や絵入り御朱印を頂くことが出来る法雲寺があります。

佐野プレミアムアウトレットの近くにある「三毳不動尊」

佐野プレミアムアウトレットの近く、道の駅みかもの近くには「御朱印でおもてなし」をのキャッチコピーを掲げる三毳不動尊があります。

その他の栃木の神社仏閣まとめ

その他の栃木の神社仏閣をまとめた記事はこちら!

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