ども!ちく(@chikuchanko)です。
突然ですが、東京都内の五色不動をご存知でしょうか?
詳細は後ほど解説するのですが、東京都内にある簡単に言うと五色の色にまつわる不動尊を祀るお寺の総称です。
五色と言うことは5つのお寺を紹介するの?と思う人もいるはず。
しかし違うのです。五色不動なのに東京の五色不動のお寺は6か所あるのです。
と、このことについても後ほど解説をするのですが、まぁとにかく、今回はちくの東京五色不動巡りの記事第1弾です!
第1回目に紹介するのは目黒の地名の由来にもなっている目黒不動尊こと瀧泉寺です!
五色不動のお寺と言うだけでなく日本三大不動、江戸三大不動の1つにもなっているかなり有名なお寺ですよ~!
江戸三十三観音 第33番札所、関東三十六不動 第18番札所、山手七福神 恵比須神のお寺でもあります
まずは五色不動について簡単に説明してから、目黒不動尊を紹介していきたいと思います!
東京五色不動って?
五色不動は五行思想の五色(白、黒、赤、青、黄)の色にまつわる不動尊の総称です。
全国各地に五色不動はあると言われていますが、その中でも一番規模が大きく有名なのが東京五色不動です。別名 江戸五色不動とも言います。
五色不動のお寺は冒頭でも書きましたが6つあります。
- 目黒不動尊 瀧泉寺
- 目白不動尊 金乗院
- 目青不動尊 教学院
- 目赤不動尊 南谷院
- 目黄不動尊 永久寺
- 目黄不動尊 最勝寺
目黄不動尊だけ2つのあるのです。
もっと詳しく五色不動について知りたい人はWikipediaを参考にすると勉強になると思います!
寺の概要
- 御本尊:不動明王
- 宗派:天台宗
- 山号:泰叡山
- 寺号:瀧泉寺
- 別名:目黒不動尊
- 創建:808年
- 開基:円仁
御由緒
寺伝では、808年円仁が下野国から比叡山に赴く途中に不動明王を安置して創建したという。東国には円仁開基の伝承をもつ寺院が多く、本寺の草創縁起もどこまで史実を伝えるものか不明である。860年清和天皇より「泰叡」の勅額を下賜され、山号を泰叡山とした。1615年本堂が火災で焼失した。1630年寛永寺の子院・護国院の末寺となり、天海大僧正の弟子・生順大僧正が兼務するようになった時、徳川家光の庇護を受けて、1634年50棟余におよぶ伽藍が復興し、「目黒御殿」と称されるほど華麗を極めた。
実際の様子
仁王門と手水舎
目黒不動尊の仁王門。とても大きくて立派なので、近くを通るとすぐにわかります。
仁王門の手前には寺号標もあります。
仁王門の先をくぐると、右手に手水舎があります。
細長いこちらの手水舎は、中央に龍がいます。
龍に近付くと口から水が出るようになっていました。
本堂へ続く男坂周辺 水かけ不動や色々な動物の像があるよ!
仁王門をくぐり、まっすぐ進むと長い階段が見えます。こちらは目黒不動尊の男坂です。
階段の先に本堂があるのですが、まずはこの周辺を少し見て回りました。
男坂周辺には動物な像がたくさんあります。
犬の像。どちらも特徴的な表情をした狛犬ですね〜
ニワトリとひよこが彫られた石とその足元にカエルの像。
男坂の右手前あたりにありました。
とりかえるの近くにかっこいい鳥の像があります。
おそらく鷹かな?と思います。
男坂の右脇には女坂もあります。その女坂の壁にあるのがこちらのしゃちほこ。
口から絶えず湧水が出ています。
こちらは独鈷の滝。龍の口から水が流れ出ています。
この滝の水は1100年ほど前から枯れずに流れ出ている水です。この水で滝行をすると大願成就のご利益があるとされていますが、参拝者は滝のある泉に入ることは出来ません。
そこで代わりに水に打たれて下さるのがこちらの水かけ不動。
石に彫られたお不動さんです。
手前に柄杓と鉢があるので、ここの水をお不動さんにかけましょう。
男坂を上って先へ進んでいきますよ〜!
本堂と不動明王の本地仏 大日如来像
男坂を上りきると鳥居があります。お寺で鳥居があるのは珍しい光景ですねぇ
その奥にあるのが本堂です。
階段の左右ではまず、シーサーのような狛犬がお出迎えしてくれます。
そして階段を上ってすぐ左手にはもう一つ手水舎がありました。
こちらも龍のいる手水舎です。
そして改めて本堂!
中へ入り、参拝させて頂きました!
本堂の後ろへまわると、大きな大日如来像があります。
大日如来は不動明王の本地仏です。本地仏とは根本となる仏様のこと。つまり、元は不動明王は大日如来だったと言うことになります。
その左右には2人の守り神の像があります。
大日如来の左側にいるのは増長天、右にいるのは持國天です。
本堂周辺の他の仏様
本堂周辺には他にもたくさんの仏様がいらっしゃいます。まずは本堂左手前から簡単に紹介していきます。
こちらは意思不動尊。
その隣に微笑観世音菩薩像。
更にその隣には愛染明王があります。
縁結びの御利益で知られる愛染明王、こちらでは良縁成就のためのお参りの仕方があります。
男女で違うと言うのが珍しいですね!良縁が欲しい人はぜひいかがでしょうか?
ここから本堂の右手らへんになります。
中央に子守延命地蔵尊、その左に掌悪童子、右に掌善童子がいます。
こちらは片目をつぶっている護衛不動尊。
その隣には虚空蔵菩薩像があります。
奥には牛の像もありました。
本堂に近い場所には二宮金次郎像もあります。
二宮金次郎の本名である二宮尊徳の文字が像の下に書いてありますね。
男坂を上ってきたので、帰りはゆるやかな女坂(こちらも階段です)を下って戻りましょう。
女坂の途中にもお堂がありました。こちらは足腰健全のご利益があると言う孔雀明王が祀られています。
女坂の途中には、不動明王の持つ剣の像もあります。
ここは立ち入ることが出来ない場所だったので、遠くから見ることしか出来ませんでした。
観音堂と改めて散策する仁王門周辺
本堂周辺を散策後は観音堂へ行きました。一番最初の手水舎の奥に観音堂や御朱印を頂ける授与所があります。御朱印受付と書かれた看板が境内のあちこちにあるので、この看板を目印に行くと迷わずに行くことが出来ますよ〜!
ここを進んでいきましょう。
先ほどの場所を入ってすぐ左手にあるのが江戸三十三観音の札所になっている観音堂です。
江戸三十三観音の巡礼で参拝する人は、こちらへも必ず参拝しましょう。
場所は変わり、水かけ不動のある独鈷の滝の奥にある前不動堂。
その近くに無事かえるの像があります。可愛い。
足元にある像でしたが、そこそこの大きさでした。
如意大黒天。
境内の外からも見える位置にあるかなり大きな大黒天の像です。
山手七福神の恵比寿神
目黒不動尊の山手七福神の恵比寿神は、目黒不動尊の仁王門を一度出た道路の向かい側に祀られています。
こちらの鳥居が目印です。この先へ進んでいきましょう。
こちらは福銭洗いが出来る場所です。
まずこの先にある社の三福神にお参りをしてから、洗うお金に五円玉を添えて洗うと金運上昇のご利益が頂けると言われています。
こちらが恵比寿神が祀られている社です。
社の手前に恵比寿像がありますよ!
山手七福神参りで伺う人はこちらにも忘れずに参拝しましょう。
右隣に稲荷社もありました。
恵比寿神と合わせて、こちらにも参拝するとより金運のご利益がアップしそうですね!
御朱印
御朱印は境内にある手水舎の近くにある授与所で頂くことが出来ます。
拝受可能な御朱印は御本尊、江戸三十三観音、山手七福神の3種です。希望のものを選んで拝受しましょう。
値段は1つ300円です。
御本尊 不動明王の御朱印
まずは御本尊 不動明王の御朱印です。
シンプルに大きく不動明王と書かれていることが特徴の御朱印です。
江戸三十三観音の御朱印と山手七福神の御朱印
左が山手七福神の恵比寿神、右が江戸三十三観音 三十三観音札所 聖観世音の御朱印です。
御本尊の御朱印も含め、こちらのお寺では押されている印がすべて違うのも特徴なのです。
限定御朱印情報
こちらのお寺では限定御朱印は登場しません。
アクセス
住所 | 東京都目黒区下目黒3-20-26 |
電話番号 | 03-3712-7549 |
開門時間 | 24時間
※本堂は夜間参拝することは出来ませんが、境内への立ち入りは24時間可能です |
御朱印受付時間 | 9:00~17:00 |
駐車場 | なし |
最寄り駅からのアクセス | JR山手線「目黒駅」より 徒歩20分
東急目黒線「不動前駅」より 徒歩15分 |
公式サイト | こちら |
ちくの東京五色不動尊めぐりまとめ
こちらのお寺以外の訪れた場所をまとめてみました!
東京五色不動尊めぐりをする際の参考に少しでもなればと思います!
その2 永久寺(目黄不動尊)
その3 南谷寺(目赤不動尊)
その4 金乗院(目白不動尊)
その5 教学院(目青不動尊)
その6 最勝寺(目黄不動尊)
合わせて訪れたい周辺の神社仏閣情報
目黒周辺にある「目黒大鳥神社」「蟠龍寺」「大圓寺」「五百羅漢寺」「蛸薬師成就院」
目黒駅周辺には他にも目黒大鳥神社、蟠龍寺、大圓寺、五百羅漢寺、蛸薬師成就院があります。
このうち、蟠龍寺、目黒不動尊、大圓寺は山手七福神のお寺です。
白金方面にある「白金氷川神社」「妙円寺」「瑞聖寺」「覺林寺」
東京都庭園美術館側(白金台側)へ進んでいくと白金氷川神社や山手七福神のお寺妙円寺、瑞聖寺、覺林寺(覚林寺)があります。
目黒区の神社仏閣まとめ
その他の目黒区にある神社仏閣をまとめた記事はこちら!
その他の東京の神社仏閣まとめ
その他の東京の神社仏閣をまとめた記事はこちらの3つ!
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