ども!ちく(@chikuchanko)です。
今回紹介するのは奈良県内でも一度は訪れたいお寺 東大寺(@todaiji)です!
奈良の大仏さまをはじめ、他にもたくさんのお堂など見所がたくさんありますよ〜
南都七大寺 第1番札所、法然上人二十五霊跡 第11番札所(指図堂)、神仏霊場巡拝の道 第14番札所、大和北部八十八ヶ所霊場 第12番札所になっているお寺です。
ちく
▼同じ日本三戒壇の福岡 観世音寺、栃木 下野薬師寺の記事はこちら
寺の概要
- 御本尊:廬舎那仏
- 宗派:華厳宗
- 寺号:東大寺
- 創建:8世紀前半
- 開基:聖武天皇
御由緒
8世紀前半には大仏殿の東方、若草山麓に前身寺院が建てられていた。東大寺の記録である『東大寺要録』によれば、天平5年、若草山麓に創建された金鐘寺が東大寺の起源であるとされる。
実際の様子
正面の参道と朝の鹿
奈良の大仏さまを目指して、大仏さまのいるお堂へまっすぐ続く参道を歩きます。
訪れたのは朝7時頃。まだお土産やさんすら開いていない人が少ない時間帯です。
進んでいくと、寺号標が見えてきました。
ここを進んでいくと…鹿さんが!!
まだ朝なので、ちょっと寝ぼけてる?
東大寺のある奈良公園周辺に行くと、鹿ってその辺にいるんですねぇ。
しかも、はじめましての人が近付いても全く逃げないところを見ると、よほど人馴れしているようです。
南大門
先へ進んでいくと南大門があります。本堂へ続く正面の道です。
この門の左右には金剛力士像があります。
写真では伝わりにくいですが、この金剛力士像、ほんっっっとに大きいんです!!
人間の手で作ったものだと考えると、人間って凄いなって思う…
南大門の中から上を見上げてみます。
天井までずーっと木の枠(柱?)が続いています。この感じ好き。
南大門の先を更に進みましょう〜
それにしても柱も大きいな、この門!!
南大門を抜けた先。
木々の奥に目的地が見えてきました。
この参道の途中、右手に本坊があります。
現在は写経道場として使われている場所です。
中門と鹿
さてさて、南大門からまっすぐ進んでいくと奥に門、そして大仏殿の屋根が見えてきます。
1つの建物のように見えますが、手前に中門、奥に金色の飾りがついた大仏殿の屋根が見えているんですよ〜
参道の途中に1匹の鹿を発見!さっき見かけた鹿たちとは別の子です。群れるのが嫌いなの?
中門へ到着!
朱色の大きな門です。
ここにも大きな像が並んでいます。
この中門の先に奈良の大仏さまがいる大仏殿があるのですが、拝観受付を通らなければ入ることは出来ません。
まだ開いていない拝観受付と鹿
朝早くに伺ったので、まだ拝観受付が開いていませんでした。
ここの扉が開くと、大仏殿内に入ることが出来ます。
開くまで5分くらい時間があったので、受付の向かい側のあたりにいました。
柵があるので、立ち入ることは出来ませんが、ここには小川が流れていたのです。
ん!?
ここにも鹿がいました!
ちく
朝一の大仏殿と手水舎
開門した拝観受付から大仏殿へ進みます。
こんなに人のいない大仏殿、なかなか無いですよ…!!!
おっきい〜〜!!!
大仏殿の右手前に手水舎があるので、手を清めるのもお忘れなく!
変わったタイプの手水舎でした。
大仏殿前から振り返って撮影した中門。
奈良の中でも屈指の人気スポットなだけに、こんなに人がいないのは本当に珍しいことです。まぁ、朝一ですからね!
後から9時頃にも大仏殿前を通ったのですが、この人の少なさが嘘のように、めっちゃくちゃたくさんの人がいましたよ〜
大仏殿前にはお賓頭盧さまもいます。
病気平癒に御利益がある仏様です。
大仏殿にかかる幕。
鳳凰かな?
大仏殿内へ!奈良の大仏さまをはじめたくさんの仏さまが!
大仏殿内へ入ります。大仏殿内は撮影OKなので写真多めでお届けしますよ~!!
入ってすぐにいらっしゃるのが奈良の大仏さま!
東大寺の御本尊でもある大仏さまです!
毘廬舎那仏と言う仏さまです。
手前には大きな蓮の像が並んでいます。
斜め下からのアングル。
大仏さまの左隣に黄金の仏さまが!!
こちらは虚空蔵菩薩。
その近くに四天王の広目天像があります。
上からの目線が怖い…!!迫力のある像ですねぇ。
一部の仏さまは現在、頭部のみが現存しています。
大仏殿内は時計回りにぐるっと1周することが出来ます。
と言うわけで大仏さまの後ろ姿を見ることが出来るのです。
大仏さまの後ろに模型があります。
現在の大仏殿は江戸時代に再建された3代目の建物なのです。模型は初代の大仏殿、2代目、3代目(現在)の大仏殿の全ての模型があります。
こちらは初代大仏殿とその周辺の建物。
▼2代目の鎌倉時代に再建された大仏殿
中の大仏さまの姿も見えます。
▼現在の大仏殿
こちらもよく見ると中の大仏さまが見えます。
写真を比較するとわかるのですが、お堂の形がそれぞれまったく違うんですよ~!!
模型を見た後は、反対側の角度から大仏さまの写真を撮影。
この大仏さまの見える位置には四天王の多聞天像があります。
四天王像すべてに共通することなのですが、足元に動物(悪いもの?)を踏んでいるのです。
こちらは更に進み、ちょうど大仏さまの右隣にある如意輪観音像の前にやってきました。
最後にまたまた斜め下アングルの大仏さま。
大仏殿内をじっくり見て回ることが出来ました〜
大仏殿内のお守りや御朱印の授与所は、大仏殿内を入ってすぐ右手にあります。大仏殿の開門と同時に授与もして頂けるので、ぜひこちらも寄ってみましょう!
大仏殿を出る時は、中門から続く廻廊を歩くことになります。
いいなぁ〜、この雰囲気!
相輪と宝塔
大仏殿を出て、右手へ進んでいくと相輪があります。
1970年日本万国博覧会に出展された七重塔の相輪です。
その近くに花まつり千僧法要記念宝塔があります。
ライオンのような珍しい形をした像です。
俊乗堂へ!with鹿
相輪の先へ進んでいきます。
その先には俊乗堂や行基堂、念仏佛堂があります。
御本尊:重源上人像(俊乗堂)、行基菩薩(行基堂)、念仏堂(地蔵菩薩)
拝観時間:24時間
拝観料:無料(特別公開期間は500円)
御朱印受付時間:9:00~17:00
こちらのゆるやかな階段の先へ進んで行きましょう。
階段の先に屋根付きの大きな建物が見えてきました!
こちらは鐘楼。お寺の鐘です。
国宝に指定されている歴史ある鐘なんですよ~
この鐘楼の近くに俊乗堂がありました!
普段は扉が閉じられていて、外からの参拝のみになります。
毎年7月5日と12月16日にのみお堂内が公開されます。
近くにある行基堂。
行基堂と寺務所をはさんで念仏堂があります。
あ、近くにまた鹿が!
鹿も階段を上ってきたのかな?
四月堂へ!
俊乗堂から更に先へ進みます。
ここもゆるやかな階段が続いています。
御本尊:十一面観音菩薩
拝観時間:8:00~16:30
拝観料:無料
御朱印受付時間:拝観時間と同じ
こちらが四月堂。三昧堂とも呼ばれているお堂です。
初代御本尊は女性の守り本尊である普賢菩薩でした。
現在の本堂は1681年に再建されたもので、当初は普賢菩薩が御本尊でしたが1682年に阿弥陀如来が御本尊となり、更に1903年に千手観音菩薩が御本尊になりました。
その後この千手観音菩薩は東大寺ミュージアムの御本尊として安置されることになり、現在は4代目の御本尊 十一面観音菩薩が中央に安置されています。
初代の御本尊である普賢菩薩像もこのお堂内に安置されているので、今でも参拝することが出来ますよ~!
二月堂へ!
四月堂のすぐ近くにある二月堂へ行きます。こちらは西国三十三所の番外札所でもあります。
御本尊:十一面観世音菩薩
拝観時間:8:00~17:00
拝観料:無料
御朱印受付時間:拝観時間と同じ
進んでいくと龍のいる手水舎がありました。
この先左手に二月堂があります。
この門をくぐり先へ進みます。
門の先に二月堂のお堂が良く見えてきました。
階段を進むと二月堂です。
階段を進むと、二月堂の脇に出ます。
他の前にあるのはこちらの手水舎です。
龍がかっこいい!!
天井にも龍がいます。
二月堂の脇には大きな特徴的な形の提灯が並んでいます。
同じ奈良の長谷寺が連想される提灯ですねぇ。
ここから二月堂の舞台へ行くことが出来ます。参拝もこの先ですることが出来ます(お堂内へ向けての撮影は禁止なので写真はありません)
このお堂では毎年 旧暦の2月に修二会(お水取り)が行われている為、二月堂と呼ばれるようになったそうです。この修二会は現在まで毎年必ず行われています。
見晴らしが良い!!
ここから見ると、先ほど訪れた四月堂もよく見えます。
ちょっと高いところから見るだけで、まるでミニチュアの世界を見ているような気がします。
この見晴らしの良い景色を撮影した場所がこちら。
舞台ではないですが、お堂前の開けた道です。古さを感じる柱が良い!!
入ってきた側と反対の道に出てみました。
こちらにも大きな提灯が並んでいます。
こちらにも手水舎がありますねぇ。
手水舎の向かい側には廻廊が!!
わー!!この感じも好き!!東大寺は廻廊好き、階段好きにはたまらないお寺ですねぇ〜
不動堂へ!
二月堂から上へ続く階段を上っていくと不動堂があります。
御本尊:不動明王
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:無料
御朱印受付時間:拝観時間と同じ
二月堂の龍の手水舎の先に階段があります。
その先に朱色の社があります。こちらは飯道神社。
その先に仏さまがあります。
その先に不動堂があるのです。
9時ちょっと前でしたが、お堂の扉が開いていたので参拝させて頂きました。
法華堂へ!
不動堂から来た道と別の道を降りると法華堂(三月堂)があります。
御本尊:不空羂索観音
拝観時間:4月~10月 7:30~17:30、11月~3月 8:00~17:00
拝観料:大人 600円、小学生 300円
御朱印受付時間:拝観時間と同じ
法華堂への入口がこちら。
お堂内は一切撮影が禁止されています。
このお堂は、現存している東大寺の建物の中で最古の建物です。毎年旧暦3月に法華会が行われていたことから法華堂(三月堂)と呼ばれるようになりました。
お堂内には中央に御本尊の不空羂索観音があり、この像を囲むように四天王像や金剛力士像などが並んでいます。
戒壇堂と鹿
最後に訪れたのは戒壇堂。こちらは日本三戒壇の1つとなっている場所です。
御本尊:なし
拝観時間:4月~10月 7:30~17:30、11月~3月 8:00~17:00
拝観料:大人 600円、小学生 300円
御朱印受付時間:拝観時間と同じ
大仏殿の拝観受付を左手へ進んでいくと戒壇堂があります。
先ほどまでとは雰囲気が変わり、芝生が広がる広場のような場所になっています。
のびのびくつろぐ鹿たち。ちょっと眠そう。
芝生の先を進むと、階段が見えてきます。
この階段を上ると…
入口が見えてきました!
ここから戒壇堂へ入りましょう〜!
門の先、すぐ左手に拝観受付があります。
拝観受付の向かい側には波のようになっている砂利が並んでいます。
こちらのお堂は、鑑真和尚が築いたものです。
そもそも戒壇とは、受戒(僧侶として守るべき事を確かに履行する旨を仏前に誓う儀式)が行われる建物です。僧侶になるにあたり、欠かせないことを行う建物なのです。
お堂内は撮影が禁止されています。
お堂内の中央には多宝塔があり、その左右に釈迦如来と多宝如来安置されています。そしてお堂内の四隅を守る様に四天王像が並んでいるのです。
東大寺、大人になってからはじめての参拝でしたが、かなり満喫出来た気がします!ぜひ奈良へ行ったら東大寺、訪れてみて下さ〜い!!
御朱印
東大寺は御朱印を頂くことが出来る場所がたくさんあります。
大仏殿、二月堂、四月堂、法華堂(三月堂)、不動堂、俊乗堂(行基堂/念佛堂)、戒壇堂、指図堂でそれぞれ御朱印を頂くことが出来ます。
私は不動堂と指図堂以外で御朱印を頂きました!
御朱印は1つ300円です。
オリジナル御朱印帳
オリジナル御朱印帳が何種類かあったのですが、その中からこちらのデザインを頂きました。
値段は800円。
小サイズと大サイズがあったので、小サイズの御朱印帳を頂きました!
大仏殿で頂いた御朱印
大仏殿で頂いた御朱印はこちら。
「華厳」と書かれている御朱印です。
四月堂(三昧堂)で頂いた御朱印
四月堂で頂いた御朱印はこちらの2種です。左は普賢菩薩、右は十一面観音の御朱印です。
普賢菩薩は、このお堂の一番最初の御本尊です。十一面観音は、現在のこのお堂の御本尊です。
二月堂で頂いた御朱印
二月堂で頂いた御朱印はこちらです。
「観音力」と大きく書かれている御朱印です。
こちらの御朱印以外にも、西国三十三所の番外札所であるこちらのお寺では、巡礼の御朱印や御詠歌の御朱印を頂くことが出来ます。
三月堂(法華堂)で頂いた御朱印
三月堂で頂いた御朱印はこちらです。左は法華の御朱印、右は御本尊 不空羂索観音の御朱印です。
俊乗堂で頂いた御朱印
俊乗堂で頂いた御朱印はこちらの3種です。左から念仏堂(地蔵菩薩)、行基堂(行基菩薩)、俊乗堂(重乗上人)の御朱印です。
俊乗堂をはじめ、この周辺にあるお堂の御朱印はすべてここで頂くことが出来ます。ちなみに俊乗堂の御朱印は重源上人だけでなく、同じお堂内にある愛染明王と阿弥陀如来の御朱印を頂くことが出来ます。
戒壇堂で頂いた御朱印
戒壇堂で頂いた御朱印はこちらです。
このお堂内にある四天王の御朱印です。
限定御朱印情報
12月16日に法華堂で執金剛神の御朱印が登場します。
1年に1日だけ、こちらのお堂で拝受可能な御朱印です。
アクセス
住所 | 奈良県奈良市雑司町406-1 |
電話番号 | 0742-22-5511 |
拝観時間 | 4月~10月 7:30~17:30
11月~3月 8:00~17:00 法華堂・戒壇堂は8:30~16:00 |
拝観料 | 大人 800円/小学生 400円 |
御朱印受付時間 | 拝観時間と同じ |
駐車場 | 有料 |
最寄り駅からのアクセス | 近鉄線「近鉄奈良駅」より 徒歩20分 |
公式サイト | こちら
公式インスタグラムはこちら |
※ここに記載されている拝観時間、拝観料、御朱印受付時間は大仏殿の情報です。
合わせて訪れたい周辺の神社仏閣情報
奈良市の中心地にある「手向山八幡宮」「氷室神社」「春日大社」「興福寺」「新薬師寺」「不空院」「白毫寺」「奈良縣護国神社」「福智院」「奈良町天神社」「瑜伽神社」「御霊神社」「元興寺」「十輪院」「祟道天皇社」「飛鳥神社」「漢国神社」「率川神社」「般若寺」「奈良豆比古神社」
東大寺の境内にはその守護神である手向山八幡宮があります。近くに氷室神社があります。
同じ奈良市の中心地に春日大社、興福寺があります。
春日大社の周辺には新薬師寺、不空院、白毫寺、奈良縣護国神社があります。
興福寺の近くには福智院や奈良町天神社や瑜伽神社、御霊神社、元興寺、十輪院、祟道天皇社、飛鳥神社があります。
他にも近鉄奈良駅の方へ行くと漢国神社や率川神社があります。
東大寺を北上すると般若寺や奈良豆比古神社があります。
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