【嵐山】旧嵯峨御所 大本山 大覚寺へ行ってきた【京都の寺院】

ども!ちく(@chikuchanko)です。

 

今回紹介するのは京都の有名観光スポットを代表する嵐山にあるお寺旧嵯峨御所きゅうさがごしょ 大本山 大覚寺だいかくじ公式Twitter(@kyoto_daikakuji)です!

嵐山の中心からは少し離れた場所にありますが、バスも出ているのでアクセスしやすいお寺です。お堂エリアと大沢池エリアに分かれているお寺で、それぞれに拝観料でありながら、本当に見どころが多く、京都市内でも特におすすめしたいお寺の1つです。

MEMO

真言宗十八本山 第5番札所、近畿三十六不動尊 第13番札所、神仏霊場巡拝の道 第89番札所になっています。

早速紹介していきます!

寺の概要

  • 御本尊:五大明王
  • 宗派:真言宗大覚寺派
  • 山号:嵯峨山
  • 寺号:大覚寺
  • 創建:876年
  • 開基:嵯峨天皇

御由緒

嵯峨野の北東に位置するこの地には、平安時代初期に在位した嵯峨天皇が離宮を営んでいた。嵯峨天皇の信任を得ていた空海が、離宮内に五大明王を安置する堂を建て、修法を行ったのが起源とされる。嵯峨天皇が崩御してから30数年後の貞観18年、皇女の正子内親王(淳和天皇皇后)が離宮を寺に改めたのが大覚寺である。淳和天皇の皇子(嵯峨天皇には孫にあたる)恒貞親王(恒寂ごうじゃく法親王、仁明天皇の廃太子)を開山(初代住職)とした。

鎌倉時代の徳治3年に後宇多法皇が大覚寺を再興した。法皇は伽藍の整備に力を尽くしたため、「中興の祖」と称されている。また、ここで院政を行ったため嵯峨御所(さがごしょ)とも呼ばれ、法皇の父である亀山法皇から続く系統は当寺にちなんで「大覚寺統」と呼ばれ、後深草天皇の系統の「持明院統」と交代で帝位についた(両統迭立。この両系統が対立したことが、後の南北朝分裂につながったことはよく知られる。元中9年、南北朝の和解が成立し、南朝最後の天皇である後亀山天皇から北朝の後小松天皇に「三種の神器」が引き継がれたのも、ここ大覚寺においてであった。ただし、南北朝時代を通じて南朝方寺院であったというのは事実ではなく、南北朝分裂後に南朝方の性円法親王(後宇多法皇の皇子)と北朝方の寛尊法親王(亀山法皇の皇子)が相並ぶ分裂状態が続いたものの、南北朝が和解した時期には北朝・室町幕府方の有力寺院となり、後に室町幕府3代将軍であった足利義満の子・義昭を門跡に迎える素地となった

このように、皇室ゆかりの寺院であり、代々法親王が住職となった門跡寺院であるため、現在でも御所風の雰囲気がただよっている。御所跡地が国の史跡に指定されている。

 

※Wikipediaより引用

実際の様子

表門から拝観受付まで

まずはお堂エリアの見どころを順番に紹介します!!

お堂エリアの拝観受付へ続いているのは表門です。

表門をくぐると、その先に拝観受付があります。

こちらの写真の2つに分かれた道の内、左側の道の先が拝観受付です。

建物の右手前あたりには臥龍がりょうの松と呼ばれる立派な松の木が広がっています。

建物内へ入り、拝観受付を済ませましょう~!大沢池エリアも拝観する場合は、ここで靴をビニールへ入れて持ち歩くのも忘れずに!!

 

拝観受付を過ぎるとすぐ売店があり、そのそばに室内から庭園を眺めつつ、大覚寺の魅力をたっぷりお届けする映像を流しているお部屋があります。

宸殿と御影堂と本堂周辺

順路を進んでいくとお堂エリアでは大きく分けて3つの大きなお堂を散策する流れとなっています。

一番最初にやってくるのが宸殿しんでんです。

こちらは宸殿の縁側から見た1枚。枯山水庭園の中心に石舞台があり、左側に御影堂、中央に御霊殿、右端に見切れた状態で本堂が写っています。

 

宸殿の次にあるこちらのお堂。御影堂みえどうです。別名心教前殿しんぎょうぜんでんと呼ばれています。

嵯峨天皇や弘法大師をお祀りしているお堂となっています。

 

御影堂の裏手には勅封心経殿と呼ばれる特徴的な形の建物があります。

御影堂の前あたりから枯山水庭園の方を見てみると勅使門が見えます。

中央にある石舞台

御影堂の前を通り、安井堂(御霊殿)を越え、五大堂と呼ばれる本堂へ進みましょう。※この2つは写真がありません。ご了承下さい。

特に五大堂は大覚寺のお堂エリアの中心的な建物で、お堂内で写経体験をすることが出来ます。

 

五大堂の右手にある舞台から大沢池を眺めることが出来ます。そしてここから大沢池エリアへ進むことが出来るのです。

大覚寺と言えば村雨の廊下!素敵な回廊に癒される

私がこのお寺を大好きな理由は回廊の多さです。大覚寺はお堂とお堂を繋ぐ回廊がたくさんあるのです。

その中でも特に宸殿と御影堂を繋ぐ回廊は村雨の廊下と呼ばれています。

縦にまっすぐ伸びていたり、直角に曲がっている場所があったり。

全て別の回廊なのです。

遠目で見ると全ての回廊に屋根がついていることがわかります。

▼私の一番のお気に入りがこちらの場所です。

Twitterのアイコンにしている回廊です。

霊明殿に繋がる回廊なので、行く方は必見です!

 

回廊は全て鶯張り(踏むとキュッと言う感じの音がなる廊下)になっています。

刀剣 膝丸

このお寺でここ数年話題になっているのがゲーム刀剣乱舞にも登場する膝丸ひざまると言う刀剣です。

膝丸はこのお寺の宝物として大覚寺が所有している刀です。

大沢池という境内にある池の向かい側にある本堂では膝丸のお守りや絵馬などがありました。

刀剣のパネルもありました。

 

期間限定で境内にある霊宝館で膝丸を展示していました。

定期的に膝丸をはじめとした大覚寺の宝物を展示する企画展を開催しているそうです。

本物の膝丸は撮影禁止なので、こちらの詳細が書かれた紙を撮影しました。

ここには膝丸に関しての紹介が記載されています。

紅葉と回廊

私が行った11月中旬はまだ紅葉はピークではありませんでしたが、色付き始めていたので撮影してきました。

廻廊からもちらほらと紅葉が見えています。

きっと11月下旬頃が一番見頃かもしれません。

私のお気に入りの廻廊のあたりが一番綺麗に紅葉を見る事が出来ました。

大沢池エリア※画像多数

ここからは大沢池エリアを紹介します!

大沢池は大覚寺境内にある周囲1キロにも及ぶ日本最古の人工林泉庭園です。平安初期に造られたと言われています。

お堂エリアから行くと、池の目の前に広がる池舞台がまず目の前に見えます。

そこから左へ進むと鳥居があり、その先に五社明神社がありました。

明神社のそばに松尾大明神社があったり(奥にお堂エリアの回廊が見えてる)

稲荷大神社があります。

気比大明神社と多賀大明神社の合祀社。

五社明神の右奥には閼伽堂あかどうがあります。

ここから更に進むと目を引くのが心経宝塔です!

宝塔の左手には梅林が広がっています。梅の花の季節が終わり、6月に伺った時にちょうど梅の実がたくさんなっていました。

梅林と池をはさむようにもみじロードと呼ばれる道があります。新緑の季節は青紅葉を、紅葉シーズンには真っ赤な紅葉を楽しむことが出来る道です。

梅林の更に奥を進んでいくと竹林があります。貸切状態で散策することが出来ました…!

もみじロードの右手前に朱色の橋があります。この先には天神島と言う小島があります。

天神島から見た大沢池。スイレンの花が咲いていました。

島には大きな石碑があります。

大沢池のそばに鳥居が建っている場所も。

鳥居のそばに天神社があり、その隣には御神木がありました。

天神島の端っこから見ると更に小さな立入が出来ない島があります。松の木が2つあるこちらの島は菊ヶ島です。その右手には庭湖石ていこせきがあります。

別の場所を見るとただただひたすらに池が大きいことがわかります。

天神島からショートカットして進むことが出来ないので、来た道を戻ってもみじロードを進みます。そこから奥へ行ってみると菖蒲が咲いている場所がありました。

更に進むと奥に名古曽なこその滝跡があります。

ここから池のほとりをぐるっと歩きます。先ほどよりも近くに菊ヶ島が見えました。

木々に囲まれた池のほとりを歩いていると歌碑があります。

更に途中にはビューポイントとなっている場所も!!あいにくのお天気だったのですが、池の奥に山々を眺めることが出来ました。

更に進みほぼ1周し終えると望雲亭ぼううんていがあります。普段は閉じられている茶室ですが、こちらでは不定期で現在もお茶会が開催されているのだとか!!

この望雲亭のそばに大沢池エリアのみの拝観も可能な拝観受付があります!

 

最後にまた池を眺め、来た道を帰りました。池のほとりに屋形船がある場所もあって面白かったなぁ

御朱印

御朱印拝観窓口の隣にある御朱印受付、もしくは五大堂内の授与所で頂くことが出来ます。

御朱印受付では直書御朱印の対応をしているので、こちらへ御朱印帳を預けて帰りに受け取るようになっています。

授与所では様々な書置御朱印を拝受可能です。それぞれ拝受可能な御朱印が変わります。

2016年1月に頂いた御朱印

はじめての参拝で頂いた御朱印はこちら。御朱印受付で頂いた御朱印です。

値段は300円。

2017年11月に頂いた御朱印

前回と同じ御朱印を頂きました。

中央に御本尊「五大明王」の文字が書かれている御朱印です。

2023年6月に頂いた御朱印/直書

2023年6月に頂いたのうち、直書して頂いた御朱印はこちら。

2023年6月に頂いた御朱印/刺繡入り御朱印

2023年6月に頂いたのうち、刺繡入り御朱印はこちら。

値段は1200円。

 

刺繍入り御朱印は春夏秋冬、季節に合わせてデザインが変わります。私が拝受したこちらの御朱印は冬のデザインの南天とうさぎの御朱印です。2023年が卯年と言うことでうさぎが描かれています。

6月に拝受しました!季節ごとに登場しますが、在庫がある場合はいつでも拝受可能なようです!

ちく

御朱印ファイル

大覚寺オリジナルのクリアポケット式の御朱印ファイルはこちら!大沢池のデザインが表紙にデザインされています。

 

値段は600円。

 

片面サイズであれば1つのポケットの2つ、見開サイズの御朱印がちょうど入るサイズの御朱印ファイルとなっています。

限定御朱印情報

定期的に限定御朱印が登場します。

最新情報は公式Twitter(@kyoto_daikakuji)をチェック!

アクセス

住所 京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
電話番号 075-871-0071
拝観料 大人 500円/小中高校 300円

※祇王寺との共通拝観券は600円

開門時間 9:00~17:00 ※受付終了は16:30
御朱印受付時間 開門時間と同じ
駐車場 有料
最寄り駅からのアクセス 京福電鉄(嵐電)「嵐山駅」より 徒歩25分

JR「嵯峨嵐山駅」より 徒歩20分

公式サイト こちら

公式インスタグラムはこちら

合わせて訪れたい周辺の神社仏閣情報

嵐山やその周辺にある「天龍寺」「宝厳院」「弘源寺」「野宮神社」「御髪神社」「常寂光寺」「二尊院」「落柿舎」「祇王寺」「證安院」「清涼寺」「宝筐院」「あだしの念仏寺」「愛宕念仏寺」「法輪寺」「松尾大社」「月読神社」「西芳寺」「華厳寺(鈴虫寺)」「竹の寺地蔵院」「梅宮大社」「車折神社」「鹿王院」

天龍寺の近くに塔頭寺院である宝厳院、弘源寺があります。

有名な竹林の方へ行くと野宮神社御髪神社があります。

嵐山やその周辺には他にも常寂光寺、二尊院、落柿舎、祇王寺、證安院、清涼寺、宝筐院、あだしの念仏寺、愛宕念仏寺、法輪寺、松尾大社、月読神社、西芳寺、華厳寺(鈴虫寺)、竹の寺地蔵院などたくさんの寺社などがあります。

嵐山へ向かう途中に梅宮大社、車折神社、鹿王院があります。

その他の【嵯峨嵐山】の神社仏閣をまとめた記事はこちら!

この他にも嵯峨嵐山にはたくさんの神社仏閣があります。個別の記事にまとめたので、この周辺で寺社巡りをする際、ぜひ合わせてご活用下さい!

その他の京都の神社仏閣まとめ

その他の京都の神社仏閣をまとめた記事はこちら!

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