ども!ちく(@chikuchanko)です。
今回紹介するのは東京都荒川区にある浄閑寺です!
こちらのお寺は、新吉原の遊女が1855年に起こった大地震の際に、投げ込むように葬られたことや、引き取り手のない遊女の遺体を投げ込むようにかつぎ込んだことから投込寺と呼ばれるようになりました。
悲しい新吉原の遊女の歴史があるお寺ですが、境内には遊女の慰霊塔など様々な見どころがあります。
総本山は京都にある知恩院です。
早速紹介していきます!
目次
寺の概要
- 御本尊:阿弥陀如来
- 宗派:浄土宗
- 山号:栄法山
- 院号:清光院
- 寺号:浄閑寺
- 別名:投込寺
- 創建:1655年
- 開山:天蓮社晴誉順波和尚
御由緒
開基は明暦元年(1655年)、開山上人は天蓮社晴誉順波和尚。
1855年の大地震の際に、多くの新吉原の遊女が投げ込むように葬られたことや、あるいは吉原で引き取り手のない遊女の死体を投げ込むように浄閑寺にかつぎ込んだことから「箕輪の無縁寺」「投込寺」と呼ばれるようになったと言われている。※諸説あり
※浄閑寺で頂いた解説紙より一部抜粋
実際の様子
山門と本堂
こちらが山門。境内へはここから入ります。
江戸時代に建立された山門で、荒川区最古の木造建築物として荒川区教育委員会に指定を受けています。
この山門の隣には車が出入りする為の駐車場もありました。
2階建てになっている本堂。
こちらは檀家さん以外の参拝客は参拝することが出来ないようになっています。お賽銭箱も外にはありません。
本堂内の様子は、公式サイトに写真が載っています。
唯一、仏様のお姿を拝見できるのは永代合祀供養塔の阿弥陀様のみです。
しかしこちらもお賽銭箱はありませんでした。
総霊塔やひまわり地蔵
本堂の左手前にある中門。この先を進んでいくと、檀家さんのお墓が並んでいます。
そのお墓の中に新吉原総霊塔があるので、拝見する為に先へ進みました。
中門を入ってすぐ左手にまず、遊女 若紫のお墓があります。
若紫は角海老楼の遊女でした。お店に来た客に突然切り付けられ亡くなった人物です。
有志により若紫の49日の忌日に建てられました。
先へ進んでいき、本堂のちょうど裏手辺りに新吉原総霊塔がありました。
ここには新吉原創業から廃業までの約380年の間に浄閑寺に葬られた遊女やその子供、遺手婆など遊郭関係者や大地震によって亡くなった方々の供養塔です。
総霊塔のお地蔵さんの近くにはかんざしなどの装飾品が置かれていました。
総霊塔の近くには永井荷風の筆塚もあります。
こちらは総霊塔の向かい側辺りにあるひまわり地蔵。
優しい笑みで見守って下さっているお地蔵さんです。その手にはひまわりを持っています。
山谷で働き、連帯し支えあっている労働者の死後の安心と安らぎの為に建てられたお地蔵さんです。
ひまわりは、太陽の下で一生を働きぬいてきた日雇労働者のシンボルとして、このお地蔵さんが持っています。
場所は変わり、こちらは一番最初の山門の近く。
檀家さんのお墓とお墓の間に首洗い井戸と言う井戸があります。
父の仇である平井権八を討ち果たそうとした助七と助八兄弟。
兄の助八は、権八に返り討ちにされてしまいます。弟の助八がこの井戸で兄の首を洗っているところを、権八に襲われ、討ち果たされてしまったと言うお話があります。
このお話は「白井権八」と言う演目で浄瑠璃や歌舞伎にもなっています。
助七、助八兄弟のお墓も、この浄閑寺の境内にあります。
御朱印
御朱印は本堂右手前にある受付で頂くことが出来ます。
インターホンを押して「御朱印をお願いします」と言うと対応して頂くことが出来ました。
今回頂いた御朱印
今回頂いた御朱印はこちらです。
値段は300円。
御朱印に書かれている文字は「新吉原総霊塔」
本堂に祀られている御本尊ではなく、こちらではこの遊女の供養塔の御朱印のみ頂くことが出来ます。
遊女の大きな印が押されているのが特徴です。
本堂に参拝することが出来なかったので、せめてお賽銭をと思い、御朱印代として500円をお渡ししました。
すると、浄閑寺の境内の解説が書かれた紙を頂きました。
このお寺へ参拝して、このお寺の歴史を学びたい方は、この解説の書かれた紙を御朱印と合わせて頂くことをおすすめします。
限定御朱印情報
こちらのお寺では限定御朱印は登場しません。
アクセス
住所 | 東京都荒川区南千住2-1-12 |
電話番号 | 03-3801-6870 |
開門時間 | 3月~11月 9:00~17:00
12月~2月 9:00~16:30 |
御朱印受付時間 | 3月~11月 9:00~17:00
12月~2月 9:00~16:30 |
駐車場 | 無料 |
最寄り駅からのアクセス | 東京メトロ日比谷線「三ノ輪駅」北口より 徒歩1分
都電荒川線「三ノ輪橋駅」より 徒歩5分 |
公式サイト | こちら |
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