【日本三大稲荷】笠間稲荷神社へ行ってきた【茨城の神社】

ども!ちく(@chikuchanko)です。

 

今回紹介するのは日本三大稲荷の1つとして有名な茨城県笠間市の笠間稲荷神社(@Kasama_Inari)です!

常陸七福神の1つでもある茨城県内でも特に有名な神社の1つなんですよ〜

胡桃下くるみがした稲荷/紋三郎もんざぶろう稲荷の名でも親しまれているお稲荷さんです

ちく

早速紹介していきます!

▼以前書いた笠間稲荷神社とその周辺を散策した時の記事はこちら

目次

神社の概要

  • 御祭神:宇迦之御魂命
  • 御利益:殖産興業、蘇生、生成発展、産霊、火除など
  • 例大祭日:4月9日
  • 創建:651年

御由緒

創建に関する伝承は口碑によるもので、文献記録はない。勧請元となった稲荷神社も不詳である。

社伝では、孝徳天皇御代の白雉2年、現在の地にあった胡桃樹の下に創建したものという。

笠間便覧では、白雉年間、佐白山に鎮座していた六座のうちの稲荷社を、現在の地にあった胡桃樹の下に奉遷したものという。ただし、この伝承が記述されているのは笠間便覧のみである。近隣に鎮座する城山稲荷神社に、旧址を佐白山上とする同旨の由緒がある。

笠間稲荷神社ウェブサイトの由緒では、当時、社地一帯は胡桃の密林であったという。戦前の取材による茨城県神社写真帳には、「広漠とした荒野の片野の一本の胡桃樹下」であったと記されている。新編常陸国誌には、「胡桃の大木」の下であったと記されている。

 

※Wikipediaより引用

なんで「胡桃下稲荷」「紋三郎稲荷」とも呼ばれるの?

笠間にあるお稲荷さんなので、笠間稲荷神社と言う名で呼ばれるのはわかります。それ以外の愛称である胡桃下稲荷や紋三郎稲荷にも由来があるので、まずは簡単に解説したいと思います。

胡桃下稲荷の由来

当社は創建当時、この地に胡桃の樹が群生し、その大樹の下に稲荷の大神様がお祀りされていたことから、胡桃下稲荷と呼ばれるようになりました。現在でも40数本の胡桃の木が繁っています。この地は胡桃の北限といわれています。

※境内にある看板より一部抜粋

この記事でも後ほど紹介しますが、笠間稲荷神社の御神木は胡桃の木なのです!また、御朱印にも胡桃下と書かれているほど、別名として親しまれている名前が胡桃下稲荷です。

ちく

紋三郎稲荷の由来

一説によると、笠間藩主・井上正賢の一族に門三郎という人がおり、当社の信仰がたいへん篤く、奉仕して徳高く、利根川沿線を中心に笠間稲荷神社の信仰を広め、多くの人に功徳を施したことから「笠間の門三郎さん」と名声を集めました。その門三郎さんが説くお稲荷さんの信仰から、当社は「紋三郎稲荷」といわれるようになりました。

※境内にある看板より一部抜粋

笠間稲荷神社の知名度に貢献した人物が由来の相性なのですね!

ちく

実際の様子

鳥居と参道

境内の様子を紹介しています。まずは笠間稲荷神社の入口から!!

とても大きな朱色の鳥居と社号標があります。

鳥居の隣にあるのがこちらの狐の形をした像。夜になると光るのかな?

 

鳥居の先にまっすぐ参道が続いています。

参道の両脇は仲見世商店街が並んでおり、お土産を買うことが出来るお店がたくさんあります。

その参道の途中途中に、狐像が並んでいます。

参道を進んだ先からみた鳥居。とっても大きいことがわかりますねぇ。

手水舎と楼門周辺

参道を進んでいくと途中、右手に手水舎があります。

歴史を感じる古い建物です。

こちらで手を清め、先へ進みましょう。

 

参道の先に楼門があります。

朱色の大きな楼門の先に拝殿が続いていますよ~!

と、その前に楼門の手前にある場所を紹介していきましょう。

楼門の手前に大きな狛狐像があります。

 

楼門の左手に交通安全祈祷所があります。

こちらの写真に右手に写っているのが交通安全祈祷所です。左側にある大きな建物は社務所です。

 

楼門の右手にさざれ石があります。

絵馬殿

社務所の向かい側あたりに絵馬殿があります。

休憩所のようになっている大きな建物です。

たくさん大きな絵馬が飾られている建物です。

 

絵馬殿の隣に小さな手水舎があります。

総門

楼門の右手を進んでいくと総門があります。別名東門とも呼ばれています。

こちらの門は入母屋造りの建築様式の建物です。

総門には木製の大きな灯籠があります。

 

総門には大手綱があります。

こちらは笠間稲荷神社の社宝になっているものです。

約2万人の女性崇敬者の奉納になる頭髪を綱にしばったものです。

楼門と神馬と御神木

改めて楼門とその周辺を紹介します。

楼門をくぐると裏手には神馬像があります。

笠間稲荷神社において、神馬は古来から災いなど困ったことがあると、神様に祈願する人のもとへ、除災招福のために天馬となって、天を翔けて飛んで行き災いを鎮めたと伝えられている存在です。

 

楼門のすぐ先、右手に御神木があります。

御神木はとても珍しい胡桃の木です。

回廊のようになっている楼門と藤棚

楼門は回廊のようになっており、拝殿周辺を囲っています。

楼門の一部を見るとこんな感じになっています。

歴史を感じる趣にある雰囲気。素敵だ~~~

ちく

灯籠が綺麗に並んでいます。

 

回廊の一部で銘酒ラベル展が開催されていました。

献上された御神酒のラベルが飾られています。

 

他にも笠間稲荷神社を代表する藤棚があります。

八重の藤と呼ばれているこちらの藤は、茨城県指定天然記念物になっている歴史があるものです。

拝殿

楼門の奥に拝殿があります。

こちらへ参拝させて頂きました!こちらに拝殿は昭和35年に竣工された比較的新しい建物です。

 

拝殿の両脇には朱雀、青龍、白狐、玄武の四獣が飾られていました。

その奥の絵馬も含め、拝殿に飾られているものは歴史を感じるものでした~

常陸七福神の大黒天

拝殿の右手へ進んでいくと常陸七福神の大黒天が祀られている建物があります。

大黒天は別名 大国主神と呼ばれています。出雲大社の御祭神である人物です。

他にも奈良県にある大神神社の大物主神も異名同一神です。

こちらの大黒さまは福徳成就、財宝授与に御利益があると言われています。

新緑と大黒社

本殿と境内社

拝殿の奥へ進んでいくと本殿があります。

こちらの本殿は国指定重要文化財になっている建物です。江戸時代末期の建築で、銅瓦葺総欅の権現造です。

本殿の彫刻は後藤縫之助氏の作です。

 

本殿の向かい側あたりに末社があります。

左側にある小さな社は山倉神社です。高皇産霊神、建速須佐之男神、大国主神が祀られています。病気平癒/災難除け/開運/子孫繁栄の神様たちが祀られています。

大きな末社は左から順に粟島神社、菅原神社(天満宮)、白山神社、月読神社です。

粟島神社は少彦名神が祀られています。医薬や裁縫の神様です。

菅原神社は菅原道真公が祀られています。学業成就や受験合格に御利益があります。

白山神社は菊理媛神、伊邪那岐神、伊邪那美神が祀られています。夫婦和合、縁結びの神が祀られています。

月読神社は月読尊が祀られています。海上安全、暦を司る神様です。

境内で出会った猫ちゃんたち

末社のあたりで白猫ちゃんを発見!!

ちょっと警戒している様子でした…ビビらせてごめんよ…

そっぽを向いてしまった猫ちゃん。

 

同じ白猫ちゃん。

こちらの猫ちゃん、なんと目がオッドアイでした!!片方は黄色、もう片方は水色です。珍しいですねぇ…!!

4月~5月、藤の花が見頃を迎えた境内

拝殿の右手前あたりにある大きな藤棚。毎年4月から5月頃にかけて見頃を迎える笠間稲荷神社の見どころの1つです。GW期間の5月上旬に伺った時の様子をお届けします。

拝殿と藤

場所に寄り散っていた場所もありましたが、それでもとても綺麗でした!

ここまで掲載していたのが2022年の写真です。ここからは2023年4月中旬の様子をお届けします。

まだ満開と言うわけではありませんでしたが、綺麗に咲き始めている時期に伺いました。

献燈祭が開催される夏の境内

8月上旬、笠間稲荷神社では献燈祭けんとうさいが開催されます。これは人間の生活において、欠かすことができない火への感謝と共に、火が災いにならないように祈願し、更に祖先の御霊を慰めるお祭りです。

奉納された行燈が夕方、暗くなるとライトアップされ、この季節のみ夜間特別参拝が可能になります。私はお昼の明るい時間帯に伺いましたが、奉納された行燈をはじめ、普段とは違う様子の笠間稲荷神社を楽しむことが出来たので、その時の様子をお届けします。

 

\夜間の様子は公式インスタで見ることが出来るぞ!/

拝殿周辺にたくさん奉納されたねがい風鈴~えにし

風鈴と言うとガラスでできたものを連想する人が多いと思います。こちらの縁は、大きな輪と小さな輪が重なることによって、音色を奏でるという珍しいものです。水色の短冊の部分に願い事を書くようになっています。

 

参道途中の藤棚には小さなライトがたくさん設置されていました!

夜になるとここも幻想的な雰囲気になるんだろうなぁ。

 

回廊にはたくさんの行燈が奉納されていました!

こちらは昼夜問わずにあかりが灯されていましたよ~!!

行燈は奉納者の名前が書かれたものの他に、絵が描かれているものもたくさんありました!!

新しく登場したあひるの水みくじとたいみくじ

献燈祭に合わせて登場したのが水みくじです。水に浮かべるとおみくじの結果がわかるおみくじなんですよ~~!

水みくじのまわりにはあひるちゃんがいっぱい!!めっちゃ可愛い~!!!

 

こんな感じで桶が用意されているので、あひるちゃんにおみくじの結果を出してもらいます。

やった~!大吉!!ちなみに、他の人で大大吉だった人もいたので、大大吉が出たらもっとラッキーかも!?

ちく

桶はいくつか用意されていて、すべての場所にあひるちゃんがいるので、ぜひ開いているところであひるちゃんにおみくじの結果を出してもらってみて下さ~い!

こちらは夏限定のおみくじです!秋に伺ったところ、あひるちゃんたちはいなくなっていました

ちく

おみくじコーナーの橋には大漁旗が飾られている場所も。ここにあるのがたいみくじです。

鯛の形をしたおみくじを用意されている網ですくうと言うものです。金魚すくいのような感覚で楽しめるたいみくじ。こちらもおすすめですよ~!!

笠間と言えば栗!栗みくじもあるぞ!

笠間市の特産品である栗のおみくじがあるのも笠間稲荷の特徴です!こちらは秋だけでなく在庫がある場合は通年引くことが出来ます。※1月に伺った時はありませんでしたが、4月に行った時にはありました。

初穂料は500円!どの栗にしようかな~?

こちらの栗をチョイス♪片面はそのままですが、裏面を見ると神社名が書かれています。

秋、菊まつりの準備をしている境内の様子

10月上旬に伺った笠間稲荷神社の境内では下旬から開催される菊まつりの準備をしていました。

拝殿の脇に菊を展示する台が用意されています。

三が日の境内

三が日の最終日である1月3日、混雑する前の8時半頃に訪れた境内は、既に参拝待ちの列が少し出来ているほど賑いだしていました。

参道に並ぶきつねたち。

楼門に掲げられた謹賀新年の幕。

 

お正月シーズンは周辺が9時から歩行者天国になり、たくさんの屋台が出て特に賑わいます!!

御朱印

御朱印は拝殿の左手前あたりにある社務所で頂くことが出来ます。

神社の御朱印の他に、お願いすると常陸七福神の御朱印も頂くことが出来ます。

初穂料は1つ500円、見開の期間限定御朱印は1000円です。

2015年6月に頂いた御朱印/2種

はじめての参拝で頂いた御朱印は2種です。

笠間稲荷神社の御朱印は別名である「胡桃下」の文字が墨書きされているのが特徴的です。

笠間稲荷神社の御朱印

常陸七福神の御朱印

2017年5月に頂いた御朱印

2020年5月に頂いた御朱印

2021年2月に頂いた御朱印

2021年8月に頂いた御朱印

2021年10月に頂いた菊まつり限定御朱印

毎年10月1日から数量限定で菊まつり限定御朱印が登場します。

書置のみの御朱印で、メタリックな墨で文字が書かれていて、色とりどりの菊の花が御朱印全体に散りばめられています。神様の使いである狐が走っている様子も可愛いですよねぇ

毎年デザインが変わる限定御朱印ですよ~!!

ちく

2022年5月に頂いた藤の限定御朱印

4月中旬頃から数量限定で登場する藤の花が咲いている頃に登場する限定御朱印を拝受しました!

2枚の紙が重なっている御朱印です。奥の厚紙に和傘をさした女性と笠間稲荷神社の御朱印が書かれており、上の薄い和紙に藤の花が満開に咲いています。

2023年1月に頂いた御朱印

2023年4月に頂いた御朱印

2024年6月に頂いた御朱印

御朱印を頂いてオマイリマンシールをゲットしよう!

茨城県内の神社のうち、高萩市にある安良川八幡宮(高萩八幡宮)、日立市にある助川鹿嶋神社大甕神社、笠間市にある笠間稲荷神社、龍ヶ崎市にある龍ヶ崎八坂神社、境町にある境香取神社で御朱印を拝受すると合わせてオマイリマンシールを頂くことが出来ます。

ビックリマンシールのようなデザインのシール、ぜひ御朱印巡りの際に一緒に頂きましょう〜!

オマイリマンシールが月替になったぞ!

2022年4月より笠間稲荷神社のオマイリマンシールは月替になりました!毎月、背景の色がその月に合わせた色になります。

1月のオマイリマンシール

4月のオマイリマンシール

5月のオマイリマンシール

限定御朱印情報

4月中旬頃から境内の藤の花の開花に合わせて限定御朱印が登場します。

数量限定でなくなり次第終了です。

10月1日から11月30日まで菊まつり限定御朱印が登場します。

最新情報は公式Twitter(@Kasama_Inari)もしくは公式インスタグラムをチェック!

笠間稲荷神社 インスタグラム

アクセス

住所 茨城県笠間市笠間1
電話番号 0296-73-0001
開門時間 24時間
御朱印受付時間 9:00~17:00
駐車場 有料
最寄り駅からのアクセス JR水戸線「笠間駅」より 徒歩20分
公式サイト こちら

合わせて訪れたい周辺の神社仏閣情報

その他の常陸七福神

茨城県南、県央あたりを中心に巡る常陸七福神。七福神各1箇所+七福神全てを祀る1寺の合計8箇所を巡る七福神巡りです。

その距離はとても長く日本で一番長い順路を持つ七福神詣と言われています。1日で全て巡ろう!とは言いません。ぜひ気長に、自分のペースで構わないので、常陸七福神を巡ってみましょう!

伺ったことがある寺社は個別ページのリンクも貼ってあるので、気になる場所があったらぜひ合わせてチェックしてみて下さ〜い!

ちく

  • 恵比寿筑波山神社(茨城県つくば市)
  • 毘沙門天西光院(茨城県石岡市)
  • 弁財天逢善寺(茨城県稲敷市)
  • 福禄寿長勝寺(茨城県潮来市)
  • 布袋尊月山寺(茨城県桜川市)
  • 寿老人西蓮寺(茨城県行方郡)
  • 七福神眞延寺(茨城県土浦市)

更に詳細を知りたい人は笠間稲荷神社の七福神めぐりの詳細をチェック!

常陸七福神めぐりについて

笠間市にある「常陸国出雲大社」「正福寺」「石井神社」「三所神社/八坂神社」「大井神社」「稲田神社」「西念寺(稲田御坊)」「鳳台院」「金剛寺」「羽梨山神社」「愛宕神社」「市原観音」「小原神社」「笠間城跡」

同じ笠間市に常陸国出雲大社坂東三十三観音の札所で御朱印が話題の正福寺笠間総鎮守である三所神社と同じ宮司さんが兼任している八坂神社をはじめ、大井神社、稲田神社、稲田御坊、鳳台院、金剛寺、羽梨山神社、愛宕神社、市原観音、小原神社、笠間城跡があります。

桜川市にある「雨引観音(楽法寺)」「雨引千勝神社」「磯部稲村神社」「月山寺」「薬王寺」「五所駒瀧神社」「椎尾山薬王院」「加波山神社」「小山寺/富谷観音」「妙法寺」

隣の市である桜川市には坂東三十三観音の札所である雨引観音(楽法寺)やその近くにある雨引千勝神社、桜の名所である磯部稲村神社、常陸七福神の1つである月山寺、紅葉の名所である薬王寺、五所駒瀧神社、椎尾山薬王院や加波山に鎮座する加波山神社があります。他にも小山寺妙法寺があります。

※小山寺、妙法寺の個別の記事は2024年8月頃公開予定です

その他の茨城の神社仏閣まとめ

その他の茨城の神社仏閣をまとめた記事はこちら!

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