【北鎌倉】円覚寺を満喫してきた【神奈川の寺院】

ども!ちく(@chikuchanko)です。

 

今回紹介するのは神奈川県鎌倉市北鎌倉を代表するお寺円覚寺えんがくじです!

拝観料を払って入るこのお寺は、見どころがいっぱいです!

御朱印が頂ける場所は3つにわかれていて、それぞれそこに行かないと頂くことが出来ません。

MEMO

鎌倉三十三観音 第33番札所、鎌倉二十四地蔵 第14番札所、東国花の寺 鎌倉11番札所になっているお寺です。

それでは紹介していきたいと思います!

目次

寺の概要

  • 御本尊:宝冠釈迦如来
  • 宗派:臨済宗円覚寺派
  • 山号:瑞鹿山
  • 寺号:円覚寺
  • 創建:1282年
  • 開基:北条時宗公
  • 開山:無学祖元禅師

御由緒

鎌倉幕府8代執権・北条時宗は、弘安元年から文永の役の戦没者の菩提を弔うためと、己の精神的支柱となった禅道を広めたいと願い円覚寺創建を始めた。弘安5年に落慶したがその間、文永の役に続いて弘安の役も起き、弘安の役での戦没者の慰霊も円覚寺の役目となった。当時鎌倉にいた中国出身の高僧蘭渓道隆(建長寺初代住職)は弘安元年7月に没してしまったため、時宗は代わりとなる高僧を捜していた。そして弘安2年に来日した中国僧・無学祖元(仏光国師)を開山に招いた。鎌倉にはすでに時宗の父・北条時頼が創建した建長寺が存在していたが、官寺的性格の強い同寺に対し、円覚寺は北条氏の私寺という性格がより強かったといわれる。

 

※Wikipediaより引用

実際の様子

総門周辺

北鎌倉駅から歩いて行くと、こちらの正面の入り口がすぐに見えてきます。

ここから境内へ向かいましょう。この写真は9月に訪れた時の様子です。青紅葉が少し色づきはじめていました。

階段を上った先に総門があります。

この先に拝観受付があるので、そちらで拝観料を払って境内へ入ります。こちらの料金所では、拝観料はパスモやスイカでも支払うことが可能です。

 

拝観料を払ってすぐにあるお守り授与所と御朱印受付所。

こちらでのみ御朱印を頂く方は、ここで最初に御朱印帳を預けて帰りに受け取るのが良いと思います。

紅葉シーズンの総門周辺をちょっと変わった視点で楽しむ

北鎌倉駅の東口から円覚寺を目指すと見落としてしまう参道があります。西口側から歩いていくと、このような寺号標があるのです。

紅葉シーズンは大人気!伺った時間は午後2時前でしたが、たくさんの人が訪れていました。

階段を上っていくと両脇に紅葉が!歩いているだけで風情を感じますねぇ

総門と紅葉

総門をくぐった先から撮影した1枚。ちょっと視点を変えるといつもと違うけれどなんだか好きだなぁと思える1枚を撮ることが出来たのでした。

三門(山門)と仏殿

拝観受付の先を進んで行くと更に階段があります。

階段の先に見えているのは円覚寺の山門(三門)です。漢字表記はどちらも使用されます。

近くで見るととても立派~!もちろん、くぐることも出来ちゃいます!

山門は神奈川県指定重要文化財です。

山門と紅葉その1

山門と紅葉その2

山門の先を進んで行くと仏殿があります。円覚寺の本堂にあたる建物です。

仏殿の中は撮影可能です。

 

仏殿の天井にご注目。

天井には白龍図が描かれています。

 

仏殿内に円覚寺の御本尊であるお釈迦さまがいらっしゃいます。

とても珍しい冠をかぶったお釈迦さまです。このことから通称宝冠釈迦如来の名で親しまれています。

こちらへ参拝させていただきました!

仏殿の扉に写る紅葉を撮影した1枚

仏殿周辺

仏殿以外にも、周辺には歴史を感じる建物がたくさんあります。

茅葺屋根が特徴のこちらは選仏場せんぶつじょう。諸行層の坐禅道場です。

選仏場と紅葉

その隣にある居士林こじりん

禅を志す在家の為の専門道場です。

方丈と方丈庭園

先へ進んで行くと方丈があります。

方丈は本来、ご住職の居住する建物なのですが、円覚寺では坐禅会などの多目的な用途で使用されています。

方丈内の仏さま

方丈は中へ入って見学することが出来ます。

正面からぐるっと裏手に回ると方丈庭園を見ることが出来ます。

方丈庭園内には心字池があります。

 

方丈内からでなく、外からも撮影することが出来ます。

庭園内に入ることは禁止になっていますが、目の前まで行くことが可能です。様々な角度から庭園を楽しめるなんて、嬉しいですよね~!

ここまでの方丈庭園の写真は9月に撮影したものです。12月の紅葉が美しい季節に撮影した写真もお楽しみください。

似たような画角でも季節によって全く違う雰囲気になるのが庭園の魅力の1つ。いつ行っても心が洗われる趣のある景色を楽しむことが出来ます。

妙香池

方丈の近くにもう1つ大きな池があります。こちらは妙香池みょうこうち。円覚寺が創建された当初からある放生池です。

何度も訪れているのに、妙香池全体を撮影した写真がない…!せめてこの写真で雰囲気が伝われば良いなぁ

ちく

虎頭岩の看板の上にカワセミが!わかるかな?

この看板の脇にある岩は虎の頭に見立てられていることから虎頭岩ことうがんと呼ばれています。

国宝舎利殿

妙香池の近くに国宝に指定されている舎利殿があります。

舎利殿は普段、立ち入ることが出来ませんが、特別公開日のみ拝観可能です。

普段は門が閉じられており、遠目からしか見ることが出来ません。

塔頭寺院 佛日庵

妙香池の先に別途拝観料が必要な場所があります。こちらは佛日庵ぶつにちあん。円覚寺の境内にある塔頭寺院の1つです。

円覚寺の開基である北条時宗公が祀られている場所です。

 

拝観料を払った先にある開基廟。北条時宗公、貞時公、高時公をお祀りしています。この中に鎌倉三十三観音の観音さまもいらっしゃるので、巡礼の方もこちらへお参りしましょう。

鎌倉三十三観音の巡礼で訪れた時の開基廟

茶室前から見た開基廟。冬だったので枝のみでしたが、桜の季節になると桜で開基廟が見えなくなるのかな?

開基廟の脇に苔庭

拝観受付を入ってすぐの場所にある佛日庵と呼ばれるお堂。

佛日庵と書かれた額が掲げられています

鎌倉二十四地蔵の巡礼の場合はこの中にいるお地蔵さんへお参りしましょう。

 

開基廟の先に茶室があります。

中は立入禁止なので、外から建物を見て楽しみましょう。

茶室近くの紅葉

佛日庵内で見かけた万両

落ち椿

拝観料を支払わなければ中には入れませんが、外からでも開基廟を遠目で見ることが出来ます。

MEMO

佛日庵では有料で抹茶やコーヒーを飲むことが出来ます。参拝途中の休憩にちょっと立ち寄るのも良いかも!

円覚寺の最奥と如意庵

佛日庵の先にまだ階段があります。

この先に塔頭寺院の1つ黄梅院があります。

門の先は自然豊かです。この道を途中で逸れると黄梅院です。

 

一番奥に観音堂があります。

青もみじが綺麗な景色が広がります。

 

佛日庵の向かい側にあるのが如意庵

階段の先にあります。

こちらは普段入ることが出来ません。本堂は安寧あんねいと言う名前の茶寮になっています。

水、木、金のみの営業で、他に第2土曜日も営業しているそうです。

 

如意庵へ向かう階段にある苔。

風情ある景色です。

国宝の洪鐘と弁天堂

円覚寺境内の所々に、国宝の洪鐘おおがねはこちらと書かれた張り紙があります。

その洪鐘の隣には、弁天堂があります。

この鳥居の先の階段を上って行きましょう。

結構ハードです。体力に自信のない人は少し覚悟が必要です。

 

階段を上りきると見えてくるのがこの弁天堂

中の様子(立ち入ることは出来ません)

こちらへ参拝させて頂きました。

 

こちらが洪鐘。

大きくて立派です。

 

弁天堂の右隣を進むと、授与所があります。

ここでは、御朱印を頂いたり、かえるのおみくじやお守りが売られているので、そちらを購入したりすることが出来ます。

弁天茶屋で一休み

授与所の先は茶屋になっています。

先ほど授与所で抹茶やだんごなどの甘味を中心としたメニューを注文することが出来るので、二色だんごを注文しました。

こちらの看板の先にテーブルと椅子があります。

眺めもとても素敵です。

ハードな階段を上った甲斐のある、北鎌倉の街並みを見渡せる景色。

 

こちらが二色だんご

みたらしとあんこの団子と温かいほうじ茶のセットです。

値段は650円。

北鎌倉を一望しながら頂きました。

 

どちらのお団子ももちもち食感です。

みたらしはタレの味が濃くてとても美味しく、あんこはよもぎのお団子になっていて美味しかったです。

 

円覚寺、とても広くて見どころがいっぱいです。

駅から近くてアクセスも良いので、北鎌倉散策には欠かせません。

こちらの写真は仏殿の後ろで見つけた白い彼岸花。

9月のお彼岸らしい1枚を撮ることが出来ました。

御朱印

円覚寺は拝観受付近くの納経所、佛日庵、弁天堂で御朱印を頂くことが出来ます。拝受可能な御朱印がそれぞれ違います。

▼円覚寺の納経所で拝受可能な御朱印はこちら

  1.  御本尊/釈迦如来(スタンダードな御朱印)
  2.  東国花の寺
  3.  鎌倉二十四地蔵 第13番

▼佛日庵で拝受可能な御朱印はこちら

  1. 北条時宗公廟(スタンダードな御朱印)
  2.  鎌倉三十三観音 第33番(結願の地)
  3.  鎌倉二十四地蔵 第14番
弁天堂の御朱印は1種類です。

御朱印の値段は1つ300円です。

ちく

2017年9月に頂いた円覚寺の御朱印(御本尊)

円覚寺ではじめて頂いた御朱印はこちら。

御本尊の御朱印です。

2017年9月に頂いた佛日庵の御朱印(北条時宗公廟)

佛日庵ではじめて頂いたのは北条時宗公廟の御朱印です。

2020年12月に頂いた佛日庵の御朱印(鎌倉三十三観音/結願)

2020年12月、鎌倉三十三観音の巡礼で訪れた佛日庵で御朱印を頂きました。

左上に押されている結願印が結願の証です。

2017年9月に頂いた弁天堂の御朱印

弁天堂の授与所で頂いた御朱印はこちら。

洪鐘大弁財天の御朱印です。

2018年12月に頂いた御朱印(3種)

2018年12月にそれぞれの授与所で御朱印を頂きました。

左から順に佛日庵で頂いた延命地蔵尊、弁財天で頂いた洪金大弁財天、円覚寺の御朱印受付で頂いた御本尊 宝冠釈迦如来です。

厄除もみじ守り

円覚寺の売店で見つけて一目惚れしたのがこちらの厄除もみじ守りです。

値段は500円。

 

紅葉しているもみじ以外にも青紅葉、色づきはじめの黄色い紅葉がデザインされた根付タイプのお守りです。

円覚寺は鎌倉の中でも紅葉が綺麗な場所の1つなので、紅葉の思い出をお持ち帰りしているような気持ちになることが出来ました。

限定御朱印情報

5月上旬、11月上旬の舎利殿の特別拝観に合わせて限定御朱印が登場します。

GW頃/11月上旬の3日間の特別拝観に合わせて登場する御朱印です。

11月上旬の宝物風入に合わせて限定御朱印が登場します。

舎利殿の特別拝観日と同じタイミングで行われる宝物風入に合わせて登場する御朱印です。

最新情報は公式インスタグラムをチェック!

円覚寺 インスタグラム

アクセス

住所 神奈川県鎌倉市山ノ内409
電話番号 0467-22-0478
拝観料 大人 300円/小人 100円
拝観時間 3月〜11月 8:00~16:30

12月~2月 8:00~16:00

御朱印受付時間 拝観時間と同じ
定休日 なし
駐車場 有料
最寄り駅からのアクセス JR横須賀線「北鎌倉駅」より 徒歩1分
公式サイト こちら

合わせて訪れたい周辺の神社仏閣情報

北鎌倉にある「東慶寺」「明月院」「建長寺」「浄智寺」「長寿寺」「円応寺」

同じ北鎌倉エリアに長寿寺、東慶寺、明月院、建長寺、円応寺、浄智寺があります。

鎌倉のメインストリートやその周辺にある「鶴岡八幡宮」「宝戒寺」「妙隆寺」「八雲神社」「本覚寺」「常栄寺」「妙本寺」「安養院」「妙法寺」「安国論寺」「寿福寺」「英勝寺」「海蔵寺」「銭洗弁天」「佐助稲荷神社」「葛原岡神社」など

鎌倉のメインストリートである小町通りや若宮大路の周辺には全国的にも有名な鶴岡八幡宮をはじめ宝戒寺、妙隆寺、八雲神社、本覚寺、常栄寺、妙本寺、安養院、妙法寺、安国論寺、寿福寺、英勝寺、海蔵寺、銭洗弁天、佐助稲荷神社、葛原岡神社などがあります。

材木座エリアにある「光明寺」「五所神社」など

材木座海岸の近くへ行くと光明寺、五所神社などがあります。

金沢街道にある「鎌倉宮」「荏柄天神社」「杉本寺」「報国寺」「浄妙寺」「覚園寺」など

鶴岡八幡宮から少し移動した金沢街道エリアへ行くと鎌倉宮、荏柄天神社、杉本寺、報国寺、浄妙寺、覚園寺などがあります。

長谷や極楽寺エリアにある「長谷寺」「光則寺」「高徳院/鎌倉大仏」「御霊神社」「甘縄神明宮」「極楽寺」「成就院」など

江ノ電で少し移動したところにある長谷エリアへ行くと長谷寺、光則寺、高徳院/鎌倉大仏、御霊神社、甘縄神明宮があります。

隣駅である極楽寺駅へ移動すると極楽寺成就院があります。

ちくの鎌倉三十三観音シリーズ

私、ちく。何度も鎌倉へ行っていますが2018年の冬に鎌倉三十三観音を発願し、2020年12月に結願しました。全5回にわたって紹介する鎌倉三十三観音シリーズもぜひお楽しみください。

▼1日目(鎌倉三十三観音編その1)

▼2日目(鎌倉三十三観音編その2)

▼平日日帰り旅(鎌倉三十三観音編その3)

▼鎌倉&江ノ島日帰り旅(鎌倉三十三観音編その4)

▼最終回 紅葉を楽しむ日帰り旅(鎌倉三十三観音編最終回)

その他の神奈川の神社仏閣まとめ

その他の神奈川の神社仏閣をまとめた記事はこちらの3つ!

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